医療法人社団スマイルデント とよみマリン歯科

田中元女 院長

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母親として自分が親子で受診したいクリニックをめざした、という「とよみマリン歯科」の田中元女(たなかもとめ)院長。同院は都営大江戸線勝どき駅から徒歩10分、タワーマンションと昔ながらの住宅が寄り添って並ぶ大通り沿いにある。「もちろん親子で来てくださる患者さんも多いですが、こういう地域ですから小さなお子さんからお年寄りまで幅広く来ていただいています」と田中院長は願いがかなってうれしそう。また、同院の歯科医師やスタッフは全員女性で、小児歯科の専門医も診療を担当。結婚や出産を自らも経験しているため、実体験をもとに子どもや母親のことを考えて治療してくれる。ハキハキとした話し方と明るい笑顔の田中院長をはじめ、スタッフも患者も気さくで、気軽に足を運べる本当にアットホームなクリニックの雰囲気を感じられた。今後は予防歯科に力を入れたい、興味と好奇心がいっぱいの自分はまだ成長過程と語る言葉に、こちらの気持ちも明るくなり元気が出るインタビューだった。
(取材日2013年8月6日)

基準は、自分が子どもと一緒に受診したい医院

―きれいな院内ですが、スタートはいつでしょうか?

2011年に引っ越したので、ここではまだ2年たっていませんね。でも以前はすぐ近くの東京水産会館でずっと診療を続けてきました。そのときからコンセプトは同じで、「私が子どもを連れて行きたいクリニック」なんです。周囲にマンションが建ち始め、お子さんのいるご家族も増えましたし、何より歯科医院に限らず子育て中の自分が「子どもが怖がらずに通えるクリニックがほしい」と切実に願っていましたから。たまに若い歯科医師の後輩と話すと、考えや言い方がストレート過ぎて、一人の母親として聞いているとびっくりすることがあります。歯科医師としてお母さんには注意していただきたいと思うこともありますが、その一方で母親として子育ての大変さも知っています。なので、私は理想を一方的に押しつけず、「このやり方が難しいそうであればほかを探しましょう」と、お母さんがあまり負担を感じない方法を一緒に考えていきたいですね。もちろんお母さん自身の歯の悩み、ご希望にもお応えできますから、是非一緒に受診してほしいと思います。この医院は私だけでなく、スタッフ全員が結婚や子育ての経験者。患者さんの話も共感できますし、診療が終わってから楽しく気軽に世間話ができるアットホームな雰囲気なんですよ。

―環境が新しくなって、どんなことに配慮されましたか?

院内はお子さんが1人で歩いても大丈夫なよう、物が落ちたり、外れたりしない工夫をしましたね。外から見える場所、入口や受付などに、おもちゃやキャラクターグッズをたくさん置いたのは、楽しい雰囲気を少しでも伝えたいと思ったから。以前のところはキッズルームを広く作れたのですが、ここでは院内のレイアウトも違うので、診療ユニットの脇までベビーカーが入れるスペースを設けました。お母さんが診療中でも、お子さんと一緒にいられると安心だと思うんですよ。さらに個室も1室用意できたので、どうしても泣いてしまうお子さんはそちらに案内して、ビデオなどを見てもらいながら治療もできるんです。また当院では小児歯科専門医が月曜日と金曜日の午後に診療を担当。私もお子さんの治療経験は長いのですが、勉強するほど小児歯科は奥深い分野だとわかり、専門的な部分は専門医の先生と一緒になってより精度の高い治療を提供できるように体制を整えています。私が子どもの病院を選ぶなら、「その分野のプロに頼みたい」と考えるのと同じで、当院でも専門医にお子さんを診てもらえるようにしたんです。

―では母子で受診される方が多いのでしょうか?

確かに母子が受診しやすい歯科医院ですが、決して母子専用ではなく、いろいろな方が見えています。実際、開業当初は近くのオフィスビルにお勤めの方、築地で働く方など男性が多かったんです。皆さんとてもいい人たちで、お魚や野菜を差し入れていただくなど、今でもお世話になっています。しばらくして女性の患者さんが増え始め、目標通り母子での受診も増えましたが、もちろん以前からの方もずっと通われていますね。それにお子さんのための努力は、案外と大人のためにも役立つんです。なるべく痛くない治療をしたくて、小児歯科の専門医と話し合って麻酔の打ち方などを決めたのですが、そのやり方なら当然ですが大人も痛くありません。それに虫歯を作らないように予防することは、性別年齢に関係なく必要ですからね。



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