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藤田浩司 院長の独自取材記事

水天宮藤田眼科

(中央区/水天宮前駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄半蔵門線水天宮駅6番出口からすぐのところにある「水天宮藤田眼科」。ゆったりとした広さの待合室は、落ち着いた間接照明、センス良く配置されたデザイナーズ家具などまるでホテルのロビーのような佇まいだ。「患者さんの緊張感を取り除き、ホスピタリティーあふれる空間にしたい」という藤田浩司院長先生の思いがあふれている。白衣を着用せず、患者さんとゆったり対話しながら診療を進めていくポリシーで、白内障、緑内障、黄斑変性など網膜の疾患やVDT症候群、幼児の結膜炎など幅広い年齢層の患者のさまざまな疾患に対応している。優しく穏やかな語り口で一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合う藤田院長に、開業までの経緯や今後の展望などについて伺った。
(取材日2015年2月23日)

患者の緊張感を取り除き、ホスピタリティーあふれる空間に

院内全体がリラックスできる雰囲気ですね。

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ありがとうございます。当院は2000年に開業したのですが、開業にあたり「温かみのある医院」「患者さんがゆっくりくつろげる医院」を第一のコンセプトとしました。いわゆる病院然とした佇まいは、清潔感が感じられる反面ちょっと殺伐としていますよね。患者さんの恐怖心や緊張感を取り除き、ホスピタリティーあふれる空間にしたいと思い、ホテルやレジャー施設、リラクゼーションサロンなどを見て回り、「癒やし」をテーマに院内設計を考えました。もともと美術や建築が好きで、建築の道に進むことを考えた時期もありましたので、レイアウトや照明の位置、動線に至るまですべてコンピューターソフトを使って元になるイメージを作り上げ、それを設計士さんに伝えて施工してもらいました。BGMや待合室にあるDVDの映像も「癒やし」をテーマに選び、患者さんに少しでもくつろいでいただけるよう配慮しています。

開業までの経緯を教えてください。

独協医科大学を卒業後、東京医科大学眼科に入局後いくつかの病院に勤務しながら将来的には開業することを目標に、少しずつ準備を重ねてきました。どの場所に開業するかは特に決めていなかったのですが、妻の実家がこの町内なので親しみやすく感じていました。この界隈は大きなオフィスがありながらも昔からこの地にお住まいの方も多く、高齢の方もたくさんいらっしゃいます。眼科医としてあらゆる年齢層の患者さんの多岐にわたる疾患に幅広く対応し、地に足のついた診療で皆さんのお役に立つことができるのではないかと思い、2000年に開業に至りました。

患者さんと接するときの心構えを教えてください。

いちばん気をつけているのは、「患者さんご自身が自分の治療法を選べるような診療を行う」ということです。おしきせの治療ではなく、病気の現状はどうなのか、治していくためにはどのような治療法があるのかなどをこちらから詳しくお伝えし、じっくり相談しながら患者さんの希望に沿う形での診療を心がけています。また、患者さんの中には白衣恐怖症の方もいらっしゃいますよね。ですので、白衣は着ず、春から秋は白いジャケット、夏は白いシャツで診療しています。患者さんの緊張を少しでも和らげ、「こんなことを聞いたら笑われるんじゃないか」などと考えず、気になることがあったらどんなことでもお話していただきたいという姿勢で接しています。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

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訪れる患者さんは、地元にお住まいの患者さんが6割、近隣の会社にお勤めの方が4割といったところでしょうか。地元の患者さんは白内障や緑内障、加齢と共に生じやすい網膜疾患、会社勤めの患者さんは、パソコンやモニターなどの長時間の使用により目の疲れや肩こりなどさまざま症状が出るVDT症候群などが多いですね。コンタクトレンズや眼鏡による視力矯正などももちろん行っています。

患者のクチコミで評判が広がった白内障の日帰り手術

白内障の日帰り手術を行っているのですね。

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はい、そうです。大学病院など大規模病院では、白内障の手術は2〜3日入院するところが多いのですが、入院となると家のこともできませんし仕事に穴があいてしまうなど、患者さんがなかなか手術に踏み切れないところがあると思います。勤務医時代、網膜の手術を含め多数の症例を手がけながら研鑽を積んでいくうちに、「白内障の手術は日帰りでもできる」という確信を持ちましたので、開業と同時に白内障の日帰り手術をスタートしました。当初は「本当に大丈夫なのですか?」「トラブルになる確率はどのくらいですか?」など患者さんから不安の声も聞かれましたが、手術の経過や術後の視力回復などについて時間をかけて説明してご理解をいただき手術を受けていただいたところ、とても喜んでいただけました。そうした患者さん達がクチコミで当院を薦めてくれ、今ではたくさんの患者さんが白内障の日帰り手術にいらっしゃるようになりました。

診療では、専門的な検査も行っているのですか?

当院では、2012年より網膜の断面を撮影するOCT検査を実施しています。専用の台に顔をのせて検査機器の中に表示されている赤い十字線を5分程度見ていただくだけで視神経の網膜の厚みなどを診ることができる検査で、主に緑内障の早期発見に役立てています。緑内障は進行してしまうと視野が狭くなり、最悪の場合失明してしまうこともありますが、OCT検査によって視野にまだダメージがない段階での発見も可能になります。実際に症状が出る前に患者さんに緑内障について知ってもらったり、経過を診ながらさまざまな治療法を提案することができる非常に大切な検査だと思います。緑内障だけでなく、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じて目が見えにくくなる黄斑変性や、黄斑変性以外の網膜の病気の早期発見、白内障手術後の経過観察にも非常に役に立っています。

視力の矯正についてはどのような診療を行っていますか?

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コンタクトレンズと眼鏡による視力矯正に対応しています。基本は眼鏡で検討していただいていますが、左右の度が違う方はコンタクトレンズでないと矯正しきれませんので、そのような患者さんにはコンタクトレンズをお勧めしています。レンズにはさまざまな種類があり、素材やデザインによっても合う人と合わない人がいるなど個人差がありますので、きちんと検査をしながら患者さんにいちばん合うコンタクトレンズを見つけて処方しています。眼鏡もその方の状況に応じて視線のずれを補正するプリズムを入れるなど、患者さんひとりひとりのニーズに合った提案を行っています。

今後は経験豊富な後任のドクターとの二診制に

医師をめざした理由を教えてください。また、眼科医をめざした理由を教えてください。

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祖父が広島県の開業医で父も内科小児科の開業医でした。父は東京医専に勤務していたのですが、広島の祖父を東京に呼んで医院を運営していたので、小さい頃から祖父や父が医師として働く姿を近くで見てきたのが大きいですね。兄も医師をめざし、医学部に進学していました。私自身は建築のほうに興味があり、建築の道に進みたいという気持ちもあったのですが、両親とじっくり相談した結果、最終的に医師の道を志すことに決めました。もともと手作業が得意でしたので、手術をこなせる外科系の中でも患者さんの目のトラブルや視力回復のお手伝いができる眼科に魅力を感じ、眼科の開業医をめざすことに決めました。兄は循環器の医師になり、板橋で父が開業した医院の後を継いでいます。兄の医院の近くには眼科がないため、私も隔週土曜日、兄の医院に出向いて眼科の診療を行っています。

お忙しい日々の中でのリラックス法を教えてください。

学生時代から車が好きで、学生同士でクラブを作ってレーシングカートを所有し、レースに出たりしていました。クラシックカーも好きで、古い車を直して走らせたりレースに出たりしていたのですが、今は忙しくてなかなか時間がとれなくなりまして……。「もう少し手軽な趣味を」と、2〜3年前から見よう見まねで写真を始めました。望遠レンズを買って野鳥や花、風景、車などを撮って楽しんでいます。撮った写真は待合室に飾ってあります。絵画も好きで、人から頼まれて車の絵などを描いたりしているのですが、そのような時間がリフレッシュになっていますね。

今後の展望を教えてください。また患者さんへのメッセージをお願いします。

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現在、週に3日は午前中に私一人で診療しているので患者さんに長くお待ちいただくことがあります。私の右腕となってくれるような経験豊富なドクターを迎え入れ、将来的には常時二診制の体制で多くの患者さんに満足いただける眼科医療を提供できればと思っています。それから、当院はビルの7階なのですが、大きな地震がくると結構揺れるんですよね。おかげさまで患者さんも増えてきて手狭にもなってきているので、このエリアでよりよい立地への移転も考えています。また、私は東京都眼科医会でコンタクトレンズに関連した医療問題についての担当役員としての活動も行っています。コンタクトレンズを快適に使用していくためには3ヵ月に一度の定期検査が必要ですので、このような啓発も行っていきたいですね。コンタクトレンズに限らず、白内障や緑内障など眼科の慢性疾患のほとんどは、定期検査が必要です。ご自身の健康を保つためにも、定期検査はぜひきちんと受けていただくことをお勧めします。

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