水島 豪太 理事長、山田 啓迪 院長の独自取材記事
月島ピースクリニック
(中央区/月島駅)
最終更新日:2026/08/20
2026年に診療を再スタートさせた「月島ピースクリニック」は、日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医の山田啓迪(ひろみち)院長を中心に、小児科、アレルギー科、皮膚科、形成外科の各医師が診療。子どもから大人まで幅広く利用できるクリニックだ。山田院長は大学病院で小児科および小児アレルギーを専門とし、同院でも食物アレルギーの診療に力を注ぐ。「患者さんとの関係性を大切にした診療をめざします」と優しい笑顔で話す山田院長と、「地域ニーズに応える診療内容や利便性の向上に努めています」と熱く語る水島豪太理事長に話を聞いた。
(取材日2026年7月24日)
地域医療の中で家族と一緒に子どもの成長を見守る
山田先生が院長に就任された経緯をお聞かせください。

【山田院長】私は順天堂大学の大学病院で小児科に勤務し、アレルギーを専門に診療したほか、NICUで新生児医療にも従事しました。アレルギーの治療ではお子さんを長期間診ることが多く、またNICUに入られたお子さんも成長過程で継続的に受診されるケースがよくあります。しかし、大学病院では人事などの関係で、同じ患者さんをずっと診るのが難しいことも少なくありません。そこで、地域医療の中でもっと継続して診ていきたいとの思いから、「月島ピースクリニック」の院長に就任しました。お子さんと保護者の皆さんと長くお付き合いをして、一緒に成長を見守っていきたいというのが、当院で最も大切にしたい医療です。私にも子どもができ、その子が成長する中で「本人がやりたいことをやらせたい」と強く願うようになりました。そして、どのお子さんも病気でいろいろなことを諦めずに済むように、適切な治療でサポートしたいと考えています。
診療される中で心がけていらっしゃることは何でしょうか。

【山田院長】特に小児科やアレルギー科ではお子さんとそのご家族との関係性がとても大切です。例えば食物アレルギーのお子さんで、「今の段階でこれくらいの量は食べられるね」とか「これはちょっとやめておこう」などと説明しても、ご本人が納得しないとうまくいきません。なるべく丁寧にわかりやすく説明できるように、必要なときはある程度の時間を取って診療しています。また慢性的な疾患への対処を見直して、ご家族で明るく健康的な生活を送っていただくことも大切にしています。お子さんの便秘にしても、出ないときに便秘薬を飲むといった対症療法でなく、便をやわらかくするための薬の服用や生活習慣の見直しで、便秘にならないこともめざせるのです。
クリニックの再スタートではどんな点を重視されましたか。
【水島理事長】今までの話でおわかりのとおり、「患者さんとの関係性を大切にする医師が診療する」ことを最優先にしました。きちんと関係性が構築できれば、患者さんに適切なタイミングで治療・検査を受けようと思っていただけ、より良い結果や病気の早期発見につながると考えています。私は何ヵ月もかけて「この先生なら任せたい」と患者さんに思っていただける医師を探し、ようやく探しあてたのが山田先生です。私自身も「先生とぜひ働きたい」とお声がけしたので、再スタートした当院で一緒に診療するのが楽しみでなりません。また電話や受付・会計業務なども見直して、システムで補える部分は移行。スタッフは患者さんへの対応を重点的に行える体制へと刷新しました。今後も患者さんの満足度を高められるように努めたいと考えています。
小児から大人まで幅広く診療し、土曜・日曜も対応
アレルギー疾患の治療での特色をご紹介ください。

【山田院長】私は小児科とアレルギー科両方に精通しており、小児科全般を診る中でも、大学病院で専門としていた食物アレルギーへの対応は大きな特色です。安全性に配慮しながらお子さんが食べられる量を見極めていくことで、選択の自由度を広げたいと考えています。さらに現在も週1日は大学病院で外来診療を担当しており、入院が必要な場合の受け入れもスムーズです。また、アレルギーの有無に関わらず、お子さんの成長に合わせた離乳食について保護者の皆さんは悩まれると思います。私も「この程度なら食べられます」とアドバイスはできますが、どう作るかの具体的な手順などを管理栄養士に相談できる栄養相談の時間も設ける予定です。
その他の診療科についてはいかがでしょうか。
【山田院長】アレルギー科、皮膚科、形成外科それぞれ専門の医師が診療を担当し、年齢を問わず受診していただけます。小児の皮膚疾患で、専門性の高い診断・治療が必要なら院内で対応できますし、ご家族の皮膚の悩みも気軽にご相談いただけます。お子さんも大人も一緒に当院で診られるので安心して受診していただけるでしょう。またお子さんの発達に関しても、より専門的に精神科の医師や臨床心理士の診療・カウンセリングを受けられる体制を準備中です。診療室とは別にカウンセリングなどを行う個室も設けています。
【水島理事長】患者さんの利便性という面では、忙しい働き世代・子育て世代にもご利用いただきやすいように、基本的に平日、土日に関わらず診療する予定です。お子さんの予防接種も予約していただけば、お昼休みなど特定の時間内ではなく、どの時間帯でも接種可能です。
クリニックの運営で大切にされている点をお聞かせください。

【水島理事長】私や山田先生がやりたい医療と、時代の流れ、患者さんのニーズとのマッチングを大切にして、地域に必要とされるクリニックになることをめざしています。先ほどふれた予防接種にしても、共働き世帯が大半を占める中で、予防接種や乳幼児健診を「お昼の時間帯に来てください」と決めてしまうと、保護者はそのたびに有休を使って丸1日休まなくてはいけないということもあるでしょう。もちろん、まだ免疫が不十分なお子さんを守ることは大前提として、クリニック側の努力で利便性と安全性の両立を図ることは可能だと考えています。こうした考えのすり合わせが一緒にできることも、山田先生を当院の院長にと考えた理由の一つです。
患者が安心できる温かみのあるクリニックに
患者さんの利便性向上のため、他にどんな取り組みをされていますか。

【水島理事長】当院のウェブサイトから初診、再診の予約ができ、ウェブ問診にも対応しているので、ご自宅で落ち着いて問診票に記入していただけます。また会計に関しても、事前に手続きをしていただければ、会計で呼ばれるのを待たずにそのまま退出いただけ、登録済みのクレジットカードに後日請求される仕組みも導入しました。スタッフもこうした受付・会計業務の負担軽減が図れることで、患者さん一人ひとりへのこまやかな対応に集中できると考えています。
医師をめざされたきっかけをお聞かせください。
【山田院長】父が小児科の医師だった影響もあり、私も昔から子どもが好きで、中学・高校ではボランティア活動に参加し、児童福祉施設のお子さんと一緒に遊ぶなどの活動を続けていました。そうした中で困っている子どもたちを助けたいと思うようになり、小児科に進むために医学部に入学したんです。お子さんの体調が悪くなるのは、生まれつきの疾患や周囲の環境などの影響が大きく、その子自身には何の責任もないことがほとんどです。小児科医師は、そうした影響をできる限り取り除き、ご家族で楽しく暮らしていただけることをめざす、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
【水島理事長】私は高校時代の部活を通して医療に興味を持ちました。現在は当院を含むグループ全体を見る理事長として、各地域の患者さんのために適した医療を提供できるように尽力しています。
最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いします。

【山田院長】当院ではお子さんとそのご家族に適切な医療を提供し、ご家族の誰もが受診しやすい環境を整えていきたいと考えています。お子さんの予防接種から、少し気になる症状、病気へのご不安、お子さんの発達のことなど、幅広くご相談いただければと思います。どうぞお気軽にご来院ください。
【水島理事長】当院の「ピースクリニック」という名称は、受診した皆さんが平穏で安心できる気持ちになっていただければと思って名づけました。山田先生という素晴らしい医師を院長に迎え、地域の皆さんに役立つクリニックとして再スタートしましたので、どうぞ安心してご利用ください。

