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小池 道子 院長の独自取材記事

銀座プリマ・クリニック

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2020/04/01

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銀座7丁目にある「銀座プリマ・クリニック」。1998年の開業以来、乳腺の外来専門のクリニックとして、乳がん検診や乳がんの治療、乳房の症状に関する診療などを行っている。小池道子院長を含め、スタッフ全員が女性。通いやすさに配慮しつつ、病気や体について知りたいという患者の気持ちにも全力で応えてくれる小池先生は、定期的に患者へ向けたがんの勉強会を実施している。専門性の高い内容で、10年以上通うリピーターもいるそう。愛猫の話を聞くと、気さくで茶目っ気たっぷりな一面も見せてくれた、「女性に対する女性による女性のための診察」を行う小池院長に話を聞いた。
(再取材日2019年11月29日)

女性による女性のための乳房専門クリニック

開業の経緯について伺います。

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乳房について、気軽に受診できる場所を提供したいという思いで1998年に開業しました。当時、乳腺疾患専門のクリニックは地方にはあっても、東京では大きな病院の乳腺外科で治療することが一般的でした。気になる症状は大学病院を受診する必要があり、診療を受けることに気軽さがなく、結局状態がひどくなってから受診する人も少なくはない状況でしたね。東京大学医学部附属病院や癌研究会附属病院(現・がん研究会有明病院)などで勤務し、そんな患者さんを多く診療するうちに、外来中心で乳房のことなら何でも相談できるクリニックをつくりたいと考えるようになりました。早期の乳がん検診は重要です。受診しやすい環境を整え、患者さんの健康のためのお手伝いをさせていただきたいと思い開業に至りました。

患者層について教えてください。

開業して20年になりますが、患者層は変わらず30、40、50代の方が多く訪れています。その中でも会社の健康診断で精密検査が必要となり、来院される方が増えている印象です。検診を受ける環境が整ってきたことはとても喜ばしいことです。一方で、ぜひご自身でも日々行える自己検診を行い、ご自身の乳房に関心を持っていただきたいと思います。自己検診はお風呂の中で体を洗う時がお勧め。乳房と反対の手で乳房を素手で撫で、異常がないか確かめていきます。当院のホームページでは自己検診のこつを紹介していますよ。

がんの告知について、患者の意思を尊重されていらっしゃるのですね。

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患者さんご自身の健康のことなので、その方の意思を一番に尊重しています。がん告知うんぬんというよりは、診察結果についてどのような形でご報告させていただくかを決めてもらいます。ほとんどの患者さんは、自分の病気について知りたいとおっしゃいますが、知りたくないと言われる方も。また、がんそのものがよくわからないまま治療に進んでしまう方もいます。やはり医師としては病気について知ってほしいという思いがありますので、患者さんに向けてがんについての勉強会を定期的に行っています。この勉強会は2003年頃から始めました。内容は専門的でがん細胞の話。なぜ一生懸命治療する必要があるのか、なぜ死に至ってしまうこともあるのか、知ってほしいと思っています。

会話をしながら相手を知る。患者が望む形の医療を提供

日々の診療で大切にしていることは何ですか?

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患者さんが望む形の医療を提供するということ、受診しやすい雰囲気というのを大切にしています。そのために会話をしながら相手を知るようにしていて、お仕事の話やお子さんの話、愚痴も聞いています(笑)。いわゆる世間話でのコミュニケーションを取りながら、患者さんが相談しやすい環境を整えています。当クリニックはスタッフが全員女性。女性同士だからこその話しやすさもあると思います。当院で検診を受けることで、今はがんがなくても何か心配なことがあったときに、「あそこに行けばいいんだ」と思ってもらえるような窓口の一つでありたい。そういう安心感を与えられることも存在する一つの意味だと考えています。

乳がん検診の適正年齢はありますか?

一般論としては時間・経済的に余裕のある方は30代からの受診を。お母さまが乳がんだったという方はリスクを考えて20代後半からの受診をお勧めします。ただ、自分の健康以上に大切なことがあったならば、それはその人の生活として認めるべきと考えています。例えば、ご両親の介護があって家を空けられない場合。その人にとって、ご両親の生活を守ることが何よりも優先すべきことであり、そのために来院できず病気が進行していたのだとしたら、ある意味クリニックを訪れた時が最短コース。「これから一緒に頑張りましょう」とお声をかけています。がんは予防することが難しい病気ですから、早く見つけることが重要。気になる症状がある場合は年齢に関わらず受診をお勧めします。

ところで、先生はなぜ医師をめざし、乳がんを専門にされたのでしょうか。

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子どもの頃に自分一人できちんと物事を考えてできる仕事をしたいと思い、医師の道を選びました。人助けになる、人に喜ばれる仕事がしたいという気持ちが幼心にあったのでしょうね。医師の中で外科に憧れたのは、薬ではなく自分の手で相手の状況が変わるという関わり方にやりがいを感じたからです。乳がんを専門としたきっかけは、周囲からの勧め。乳がんを診る医師が少ない時代でしたし、実際に乳がんを診療している医師は男性ばかりの状況でした。ある時「女医さんでよかったわ」とおっしゃる患者さんに出会うことができ、私が医師になった意味が社会的にもあるのかなと思ったことを覚えています。

早めに乳がん検診を。早期発見がリスクの減少に

手術・入院について教えてください。

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手術・入院につきましては、半蔵門病院と連携し、水曜の午後に当クリニックの手術を行っております。執刀医は私です。入院は前日から術後2、3日程度、同院へ。もちろん患者さんのご希望があれば紹介状をお渡しすることも可能です。乳がんの難しいところは、がんになり手術をした後10年、20年とフォローアップが続いていくところ。ですから、私が執刀する際には、再発のリスクを念頭に置いています。やはり実際に自分で手術をして患部を見ることで、その方の病状を一番理解できますね。採取できたもの、リンパ節の状態や膜、脂肪の具合、体質、乳腺の大きさなどを自分の目で確認していると、フォローアップの段階で見逃せない場所、チェックすべき場所を押さえておくことができるんです。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか。

体を動かすのが好きで、休日はトレッキングに出かけています。以前はヒマラヤなど海外の山にも行っていましたが、今は長い休みを取れないので、近場の山に登っています。座りっぱなしの毎日では自分の骨粗しょう症も心配ですから、運動するよう心がけています。患者さんと一緒に行くハイキングも開催しているんですよ。手術を終えた人が多く常連さんもたくさんいます。プライベートも含めてワンシーズンに一度は山に行ければいいなと思っています。それから、私は猫や犬が好きで、今は自宅に4匹の猫がいます。どの子も銀座出身の保護猫で最年長は17歳。朝は起こしてくれるし、帰るとお出迎えも。触れ合えるのはわずかな時間ですが、癒やされています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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乳房のことで気になることがあれば、早めの受診をお勧めします。現在、乳がんにならないようにするための一次予防はほとんどありません。しこりや変化に気づいているのに受診しそびれているのはもったいないことです。マンモグラフィは痛いという情報をうのみにして受診を躊躇する方もいますが、あまり痛みを感じない方も大勢いらっしゃいます。インターネット上にはさまざまな情報があふれており、その一つ一つが正しいかどうか判断するには、ご自身である程度基礎的な知識を持つ必要があります。当クリニックはスタッフ全員が女性ですし、どうぞお気軽にご相談くださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【銀座プリマ・クリニック 乳がん検診のご案内】
※夜間早朝等加算: 平日18時以降・土曜午後・祝日のご予約は、下記税抜金額に500円加算させていただきます。
■3項目(マンモグラフィ・超音波検査・視触診)
30歳代まで    8000円
2人まとまって検診 7500円/人
3人以上      7000円/人
40歳以上     9000円
2人まとまって検診 8500円/人
3人以上      8000円/人
■2項目(超音波検査・視触診)
初回及び40歳以上 6000円
30歳代まで(再診)5750円
※お支払いは現金のみとなっております。

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