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松本 昌和 理事長の独自取材記事

みらいメディカルクリニック銀座

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2023/10/26

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座 main

銀座駅から徒歩1分の場所にある「みらいメディカルクリニック銀座」。2023年4月より、約50年間、銀座で診療を続けてきた「銀座さわだ内科クリニック」を、松本昌和理事長が代表を務める「みらいメディカルグループ」が引き継ぎ、さらなる診療の充実を図っている。新院長には、多くの病院の消化器内科で研鑽を積んだ松田浩紀先生が就任。かかりつけ医として多くの人の信頼を得てきた前院長の澤田秀雄先生も、引き続き診療にあたっている。同院は、近年ますます増加している生活習慣病の予防と治療に注力するため、新鋭の機器をそろえ、検査と健診、そして生活指導を充実させている。「これまで以上に地域に密着した医療を提供していきたい」と、語る松本先生に、クリニックの理念や地域医療にかける思いを聞いた。

(取材日2023年10月2日)

歴史あるクリニックが新体制でさらなる進化を

クリニック継承の経緯をお聞かせください。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座1

当院の前身である「銀座さわだ内科クリニック」は、約50年間、銀座で働く人のかかりつけ医として診療を続けてきました。2010年に現在の場所に移転し、2023年からはさらなる診療の充実を図るため、私が代表を務める「みらいメディカルグループ」で引き継がせていただくことになりました。新院長に松田浩紀先生を迎え、名称も「みらいメディカルクリニック銀座」に変更しています。もちろん、前院長の澤田秀雄先生にも引き続き診療をしていただいています。新体制のもと、職員一丸となり、これまで以上に患者さんのご健康に貢献していきたいと考えています。

クリニックの特徴を教えてください。

当院のモットーは、「わかりやすく、納得のいく説明と適切な治療」です。近年、ますます増加している生活習慣病では、患者さん自身が治療の主役であるべきと考えています。十分に疾病を理解していただいてこそ、治療の質を上げることが可能になるからです。例えば、糖尿病なら、その原因や現在の状態、合併症などを適切に理解することが大切です。その上で、患者さん一人ひとりの生活に合わせた、きめ細かな食事療法・運動療法を行います。さらに必要な場合に限り、最低限の薬物療法を行うことを心がけています。特に消化器疾患の分野では、専門性を生かして胃腸の病気の早期発見と治療をめざしてきました。

こちらのほかにもクリニックを運営されているそうですね。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座2

文京区の「みらいメディカルクリニック茗荷谷」、大田区の「みらいメディカルクリニック西六郷」、川口市の「みらいメディカルクリニック川口中央」、愛知県の「みらいメディカルグループ 寺田クリニック」、静岡県の「みらいメディカルクリニック磐田」があり、当院が6院目になります。どの医院もそれぞれがその地域で必要とされる医療を提供できるように体制づくりに尽力しています。

クリニックの理念を教えてください。

当院に限らず、みらいメディカルグループすべてのクリニックに共通する理念が、「持続可能な地域医療の実践」です。世代が変わっても、未来永劫、地域の患者さんに寄り添って守っていけるようなかたちで診療をしていくことです。そして、前身の医院の先生方と患者さんが築いてきた関係性を大切にすることも、常に心がけていきたいと思っています。

きめ細かな生活指導と健診で生活習慣病を防ぐ

力を入れている領域を教えてください。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座3

当院は、内科・胃腸内科・消化器内科・呼吸器内科・循環器内科を標榜していますが、増加する生活習慣病へのさらなる対策が必要であると考え、詳しい健康診断を導入しています。動脈硬化の測定機器の活用などによって、超高齢社会において、脳卒中や心臓病などに対する予防医療が実現できると考えています。近年では、生活習慣病やメタボリックシンドロームが増加しており、注意が呼びかけられています。生活習慣病である高血圧症、高脂血症、糖尿病に対しては、その程度に応じた適切な治療だけでなく、患者さん一人ひとりに合った、きめ細かな生活指導を心がけています。また、メンズヘルス、ホルモンについて専門的に相談できる外来も設置しています。

クリニックで受けることができる検査について教えてください。

まず、上部消化管内視鏡検査です。これは病変の早期発見に有用な検査方法です。当院の検査は、経口か経鼻か選ぶことができます。また、患者さんの苦痛に配慮し、喉や鼻の麻酔を十分に行い、細いチューブの内視鏡を使用しています。エックス線透視検査は、食道・胃の炎症や潰瘍・がん・ポリープを調べます。全体像の把握や病変の位置を確認するためには内視鏡検査よりも、エックス線透視検査のほうが有用です。また超音波検査は、各臓器の形や組織の変化を見ることができ、超音波は体への害がほぼないので、繰り返し検査を受けられるのも特徴です。そのほかに、腕と足の血管を流れる血液のスピードから動脈硬化を調べる脈波計検査や、眼底にある網膜や血管、脈絡膜、視神経乳頭などを調べる眼底カメラ検査なども行っています。

健診にも力を入れていらっしゃると伺いました。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座4

健康診断は、自分の健康状態を知り、気づかなかった体の変化や、深刻な病気を未然に防ぐために、とても有用な手段です。何の症状もないから大丈夫などと過信する人もいますが、疾患の多くは自覚症状のないままに進行します。最低でも年に1度は体のチェックのため、健康診断を受けてほしいですね。当院では、一般健診、法定定期健康診断、雇入れ時健康診断、生活習慣病健診、人間ドックなどの健診が受けられます。さらに、日常生活の中で、どのようなことに注意を払えば良いかといったアドバイスや、生活指導も行っています。

地域に密着した医療の提供で、人々の健康を守る

松本先生のご経歴について教えてください。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座5

大学卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院で腎疾患と透析医療を専門に診療しました。大学院では主に糖尿病合併症、糖尿病性腎症を研究しました。その後、静岡県御殿場市の中核病院に出向し、専門領域だけでなく総合的な内科の医師として経験を積み、都内の透析専門クリニックでは院長を8年務めました。2015年に「みらいメディカルグループ」を立ち上げたのは、さまざまなエリアや医療機関で診療する中で、地域医療の需要と供給のバランスの悪さを感じ、何とか是正できないかという思いが強かったからです。私自身、都市部と比べて患者さんとの信頼関係が築きやすい地方での診療にやりがいを感じていましたので、電子カルテの導入など診療環境を整えれば、地方で診療する医師も増えるのではと考えています。ローテーションを組んで地方の病院に医師を派遣する仕組みをつくるなど、グループとして医師の地域偏在解消にも取り組んでいきたいです。

地域医療に関心を持つようになったきっかけを教えてください。

医師である父の背中を見て育ったことが大きいですね。実をいうと、茗荷谷院の前身は、私の父が1977年に開業した内科医院なんです。茗荷谷駅周辺の診療所の中では歴史が古いほうです。父が自転車に乗って往診に出かける姿は地域の方々の目に焼きついているようで、今も患者さんから「昔、先生がこの辺りを自転車で走り回っておられたのを覚えています」と、言われることもあるほどです。電話で呼ばれれば休日でも診療に出かけていく父の生き生きとした姿を間近で見て育ち、医師という仕事のやりがいや地域医療の大切さを感じていたんだと思います。

読者へのメッセージをお願いします。

松本昌和理事長 みらいメディカルクリニック銀座6

院長の松田先生は、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医として、これまで多くの病院の消化器内科で研鑽を積んできました。また、澤田先生は、「銀座さわだ内科クリニック」の頃から診療を続けており、銀座に勤める人たちのかかりつけ医として長い間、信頼を得てきました。今後は2人を中心に、これまで以上に地域に密着した医療を提供していきたいと考えています。健康上のちょっとした不安や疑問を気楽に相談できるクリニックであり続けたいと思いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/4万6200円~

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