吉川 英一 院長の独自取材記事
銀座吉川歯科クリニック
(中央区/銀座一丁目駅)
最終更新日:2026/03/25
中央区生まれの吉川英一院長が、慣れ親しんだこの地に「銀座吉川歯科クリニック」を開業したのは1999年のこと。クリニックは「エステのような清潔感とホテルのバーのような居心地の良さ」を大切にし、ホスピタリティを演出。審美歯科が専門ということもあり、銀座に勤めるビジネスマンや接客業の女性たちが引きも切らず、美しく健康な歯を求めてやってくる。立地の良さから遠方から訪れる患者も多い。「見せかけの美しさだけではない、健康という土台の上に成り立つ、真の美しさを追求したい」と語る吉川院長。日々の診療にかける想いを語ってもらった。
(取材日2026年2月5日)
祖父の代からゆかりのある、銀座に根差した歯科医院
歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

私の祖父は内科、父は外科の医師だったので、幼い頃から当然のように「自分も大きくなったら医療業界で働くんだ」と思っていました。将来、医療に従事するために、幼い頃に父から「左手ではさみを持ち、右手でピンセットを持つ」という特訓を受けたこともあります(笑)。祖父や父とは違った道を進もうと思い、もともと私は手先が器用なタイプだったこともあって歯科医師を選択しましたが、父の特訓の成果が役立っていると感じるシーンが多々ありますね。
ご出身もこのあたりですか?
私は八丁堀で生まれたのですが、祖父や父が銀座で開業していたため、このあたりにはとてもなじみが深いんです。父が院長を務める医院の近くであれば、お互い連携することができるかなと考えました。銀座には、業種を問わず、銀座で商売をしたり、ビルを持っている方たちの2代目、3代目がメンバーとなっている有志の集まりがあります。私もこの会に所属していて、みんなで銀座の街を盛り上げようと頑張っています。パレードを行う際には警備のお手伝いをしたり。新型コロナウイルスの流行が落ち着いた時期には、イベントを開催したりもしましたよ。業種を超えて横のつながりが強く保たれ、互いにいい刺激を与え合っていると思います。また、盛り上がることが好きということもあって私は祭りが大好きで、現在は佃の近辺に住まいがあるのですが、地区の祭りでは必ずみこしを担いでいます。
華やかな銀座とは思えないくらい、静かでゆったりした時間の流れる空間ですね。

開業に当たって心がけたのは、「エステのような清潔感とホテルのバーのような居心地の良さ」。残念ながら歯科医院というものは「痛いところ、憂鬱なところ」というイメージを持っていらっしゃる方も少なくありません。だからこそ、ここへ来ることが楽しみになるくらい室内の居心地を良くして、患者さんにリラックスしていただきたかったんです。そのため、診察室にじゅうたんを敷いたり、カウンセリングを行うスペースは書斎のような空間に仕立てたり、落ち着きとくつろぎのある空間を演出してみました。スタッフも長く勤務してくれている人が多く、一緒に食事会を開くこともあり、仲の良さが自慢です。そんな空気感もクリニックの居心地の良さにつながっているといいですね。
美容と健康は表裏一体。本当に“美しい歯”を追求
先生のご専門について教えてください。

専門は審美歯科です。こちらにいらっしゃる患者さんの7割が女性、現在は50代以降の方が多いでしょうか。その多くが30〜40代からずっと通ってくださっている方たちです。歯を美しくしたい、白くしたいとご希望の方が多いですね。東京駅が近いので地方からいらっしゃる方もいて、帰りに銀座で買い物や食事をするのを楽しみにされているようですよ。一般に、人の第一印象は最初の6秒で決まると言われており、そのわずかな時間で相手に対して強い印象を残すのは笑顔です。美しい笑顔を作るには、まず自分の歯に自信が持てるようになることが大切。開業当初は、審美という分野に関心を持つ方はそれほど多くなかったのですが、最近はマスコミなどの影響もあり、審美について熱心に調べていらっしゃる患者さんもとても多いですね。男性でホワイトニングを希望される方も増えたと感じています。
審美歯科で大切なことは何でしょうか。
まず大切なのは、自然な歯の色をめざすこと。白さにこだわるあまり、陶器のように真っ白な歯の色をめざしてしまうと、かえって不自然な印象を与えることにつながります。歯の白さは百人百様、たとえ前歯1本だけに施術を行うとしても、他の歯とすんなり溶け込む色合いをめざして施術することが大切だと思っています。また、奥歯がガタガタだったり、歯肉が傷んでいるのに歯を白くするための施術だけ頑張っても、それは見せかけだけの美しさを求めているに過ぎず、本当の「健康」を無視していることになってしまいます。きれいな歯でもきちんと食べられなければしょうがありませんからね。美容と健康は表裏一体であると捉え、虫歯を治すことを目的としていた従来の歯科治療から、健康で美しい歯を手に入れるための歯科治療へ、一歩み出したものが審美歯科ではないか、と考えています。
印象的な患者さんのエピソードがあれば、教えていただけますか。

勤務医時代、将来、ホテルで働きたいという女子高校生がいらっしゃったんです。アルバイトで治療費を捻出したという熱心な子でした。しばらくの間通院していただき、治療が終了してしばらくした後、彼女からメールが届いたんですよ。「今、ホテルで接客のアルバイトをしています。お客様に『歯がきれいだね』と言われることが多く、まさに、笑顔はホテルのスタッフにとっての宝物だと実感しています」と。彼女は治療を終えた後、明るく積極的な性格に変わったんですね。そうした性格の変化も、ホテルのスタッフとしての成功に一役買ったのでしょう。「アルバイトではなく、正式にホテルに就職することができたら、先生もぜひいらしてください!」と書いてあり、それを読んだときはとてもうれしかったですね。
治療時間は通常1時間。じっくり丁寧な診察がモットー
診療する上でのモットーを教えてください。

通常、お一人にかける治療時間は1時間。そうした余裕のある時間配分も、ゆったりした時間を演出する要因かもしれません。患者さんに口の中のお写真をモニターでお見せしながら、今後の治療計画をご説明したり、治療に対する患者さんのご要望をお聞きしていると、1時間なんてあっという間。時々、患者さんとお茶を飲みながらお話しすることもありますよ(笑)。基本的に患者さんは自分の家族だと思って、「家族だったらこうするな」と考えながら治療しています。妻もここで歯科医師として勤めているので、女性の歯科医師を希望する方は妻が担当するなどして、できる限り患者さんのご希望をかなえつつ、誠実な治療を心がけるようにしています。
お仕事以外の時間はどのように過ごされていますか?
実は50代になった10年ほど前から、役者として舞台に立っています。古くからの友人の俳優から誘われましてね。初舞台は銀座の劇場だったんですよ。本番前にはすごく緊張して、「どうして『やる』と言ってしまったんだろう」と思いましたが(笑)、実際に幕が上がってみると、プロの役者さんに交じって演じることが本当に楽しくて。その後も声をかけてもらって、年に1回のペースで舞台に立っています。その期間は稽古もあるし、大阪公演に行くこともあるので、1ヵ月ほど副院長の妻に診療を任せて、役者業に専念させてもらっています。
最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

銀座で開業して、長い年月がたちましたが、その間に患者さんのデンタルIQもどんどん高くなり、審美歯科も当たり前の治療という風潮になってきました。これからも、新しいことをどんどん取り入れるということではなく、自分が得意なことに丁寧に取り組み、安定感のある治療を続けていきたいと考えています。うちは表に看板も出していないし、新規の方はすでに通ってくださっている方のご紹介がほとんどですが、それはとてもありがたいことだなと思っています。健康で美しい口元は、他の人に対して好感度の高い印象を与えますし、同時に、ご自分の内面にも自信と明るさが生まれます。紹介がなくてももちろんご来院いただけますので、お困りのことがある方はどうぞ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/5万円~、セラミックを用いた補綴治療/12万円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください

