大村 伸一郎 理事長、三木 明徳 院長の独自取材記事
さくら・はるねクリニック銀座
(中央区/銀座一丁目駅)
最終更新日:2026/08/03
銀座一丁目駅の5・6番出口からすぐ。銀座駅や有楽町駅からも徒歩5分ほどの場所にある「さくら・はるねクリニック銀座」。「結果にこだわり、一人でも多くのお子さんを誕生させて日本を元気にしたい」と願う大村伸一郎理事長が、難しい症例にも対応できるように各専門職を集結させた不妊治療・婦人科クリニックだ。院内に一歩入ると、優しい笑顔でスタッフが迎えてくれる。患者もスタッフも、心地良くいられる院内は大村理事長のこだわりだ。そうした中で、一般不妊治療の相談から、何度受精卵を戻しても結果につながらない、卵が育たない、AMHが低いといった難症例まで対応する。今回、大村理事長と三木明徳院長に、不妊治療にかける想いを聞いた。
(取材日2026年7月14日)
妊娠が難しいと言われた人も熱意と専門性でサポート
まず、こちらのクリニックのめざす医療について教えてください。

【大村理事長】産婦人科の医師になって40年以上になりますが、日本の出生数は減り続け、今では70万人を下回る時代になりました。この少子化を食い止めたいという思いをずっと持っています。一つのクリニックで日本を変えられるとは思っていませんが、目の前の患者さんが妊娠し、お子さんが生まれる。その積み重ねが日本の未来につながると信じています。だから、妊娠を希望される患者さんには、できれば全員に無事ご卒業いただきたい。その気持ちで毎日診療しています。その思いを実現するため、難しい症例にも対応できるよう、不育症、POI、胚培養など、それぞれの分野で高い専門性を持つ医師や培養士に集まっていただきました。私たちがめざしているのは、患者さんにご卒業いただくことです。何度治療してもうまくいかなかった方にも、まだできることがないか最後まで考え続ける。それが私たちの役割だと思っています。
その思いがクリニックのシステムに生かされている部分はありますか。
【大村理事長】浦安でさくらウィメンズクリニックを始めた頃から、「働きながらでも妊活できる環境をつくる」ことを大切にしてきました。不妊治療のために仕事を休み、周囲に気を遣い、時にはキャリアを諦めなければならないような医療であってはいけないと思っています。そのため浦安では朝早くから診療し、このさくら・はるねクリニック銀座では月・火・水・金の夜間と土曜日の夕方まで診療しています。採血を先に済ませ、お仕事帰りに検査結果をご説明することもできます。仕事や家庭への影響を減らし、無理なく治療を続けられる環境を整えることも、私たちの大切な役割です。
難しい症例に向き合うためにどのような体制を整えていますか。

【大村理事長】難しい症例ほど、一人の医師だけでは限界があります。だから当院では、「この分野ならこの先生」とお願いできる先生方に集まっていただきました。三木先生は遺伝系統に起因する不育症や妊娠後の管理、古谷先生はPOIなど卵巣機能が低下した方の治療、佐藤先生はFT(卵管鏡下卵管形成術)を専門としています。難治症例では医師や培養士が症例検討を行い、「まだ方法はないか」と知恵を出し合います。全国で何院も転院され、「もう妊娠は難しい」と言われた方も少なくありません。だから私たちは、「難しいから仕方ない」で終わらせたくないのです。私自身、銀座と浦安の両院でほぼ年中無休で診療していますが、患者さんがご卒業される瞬間が、何よりの励みです。
これまで妊娠が難しかった方もサポートされているのですね。
【三木院長】例えば、体外受精を何度してもうまくいかなかった方に対して、原因を探って解決を図るプランを提供できるのは当院の強みです。その強みを生かして、これまで結果が出なかった方をフォローしていきたいです。患者さんの状況に合わせてさまざまな検査ができる体制を整えていますし、その結果に応じて必要な治療も行えます。加えて、妊娠初期の管理も行い、不安に寄り添っています。また、男性不妊の外来を併設するなど、さまざまなサポート体制がそろっています。
ハイレベルな治療を、利便性の良い銀座の地で提供
大村理事長はどのようなご経験を経て、こちらのクリニックを継承されたのでしょうか。

【大村理事長】私は慶應義塾大学医学部卒業後、一貫して生殖医療と周産期医療に携わり、ご縁があって浦安の「さくらウィメンズクリニック」を継承しました。その後、この銀座院についても「大村に引き継いでほしい」というお話をいただきました。しかし、浦安ですでに多くの患者さんを診ていたため、簡単な決断ではありませんでした。それでも、働きながら妊娠をめざす方や全国から来院される方にとって、利便性の高い拠点が必要だという思いが勝りました。銀座なら仕事を続けながらでも通いやすいと思っていただけると考えたのです。そこで設備を一新し、フロアを拡張して、各分野の専門家や培養士が集まるクリニックとして新たなスタートを切りました。めざしたのは、難しい症例でも「ここならまだ可能性がある」と思っていただける場所です。
三木院長はどのような経緯でこちらの院長に就任されましたか。
【三木院長】私は東京大学医学部を卒業後、同大学付属病院の産婦人科に勤務しました。最初に不育症の治療に携わり、その後周産期医療の経験を積んできたのですが、周産期で問題が生じる患者さんというのは、妊娠前からの管理や合併症の管理が必要な方が多く、また、妊娠するのに苦労した方は妊娠後も問題を抱えるケースがあり、そういった方に妊娠前から関わってサポートしていきたいと考えるようになりました。そこで、不妊治療、特に不育症の診療に改めて力を注ぐことにしたのです。不妊症に悩まれている方をたくさん救いたいと願い、多くの方に来ていただける銀座という場所にも惹かれ、当院の院長に就任しました。
実際、こちらでの診療を始められていかがでしょうか。

【三木院長】当院にいらっしゃる方は、キャリアを積まれ、年齢を重ねてから妊娠を望まれている方が多いのです。そういった方はキャリアと妊娠・育児の両立に関して多様な意見をお持ちであり、患者さん一人ひとりの要望に沿える体制を理事長と一緒に整えています。加えてそういった方の妊娠前からの管理は専門としてきた分野ですから、院長に就いた意義を感じます。また、ただ不妊症に悩んでいる方だけではなく、海外赴任を控えているのでその前に妊娠したいといったご相談もあり、「妊娠したい」という希望一つとってもバリエーションに富むことは当院の患者さんの特徴かもしれません。当院はそうした希望を話せるクリニックであり、その中でより良い方法を提案して、結果につなげていけるクリニックをめざしています。
さまざまな専門職が集結。安心して妊娠を望める場所に
診療の際、大切にしていることを教えてください。

【大村理事長】患者さんが検査や治療でつらい思いをしないよう、器具は痛みが出にくいように使い、痛みを伴う処置には麻酔を用いています。また、不妊カウンセラーも在籍し、医師とは違う立場から患者さんの悩みを伺い、フォローしています。
【三木院長】患者さんへの丁寧な説明を大切にしています。その上で患者さんの意向を聞き、一緒に考えることも重視しています。医師が信じた治療を押しつけるのではなく、選択肢をしっかり伝えながら患者さんの意向を尊重しています。
チーム医療も重視されているそうですね。
【三木院長】まず、不妊治療において培養士の力は欠かせません。良い卵をつくって戻す、それが良い結果のためには一番大事ですから、しっかりと連携を取って行っています。他のスタッフを含め、良い環境がつくれていますので、その総合力を生かし、良い治療を提供していきたいと思っています。
【大村理事長】優秀な医師やスタッフに恵まれました。一人ひとりが力を発揮できるようローテーションを組み、女性医師も夜間を含めて連日診療できる体制を整えています。
最後に、不妊に悩まれている方にメッセージをお願いします。

【大村理事長】不妊治療は、精神的にも経済的にも楽な治療ではありません。だからこそ、「費用が理由で治療を諦める方を一人でも減らしたい」と考えています。「もう難しい」と言われた患者さんにも、最後まで可能性を探し続けます。保険診療が適している方もいれば、自費診療によって可能性を広げられる方もいます。大切なのは、その方にとって一番良い方法を一緒に考えることです。一人で悩まず、まずは相談してください。
自由診療費用の目安
自由診療とは採卵プラン/38万円~
※詳細はクリニックホームページをご覧ください

