加藤 達也 理事長の独自取材記事
かとう皮フ科形成外科
(杉並区/東高円寺駅)
最終更新日:2026/10/14
開業から27年を迎える「かとう皮フ科形成外科」は、東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅から徒歩1分の好立地にある。1999年に開業した同院は、2024年にリニューアルし、現在は加藤達也先生が2代目理事長を務める。父親である前院長が皮膚科と形成外科を診療していたスタイルを守り、形成外科は加藤理事長が、皮膚科は皮膚科専門の医師が週に4日診療を行っている。同院の特徴は、大学病院レベルの治療と手術を提供していること。局所麻酔の手術は院内で行い、全身麻酔の手術は加藤理事長の母校である慶應義塾大学病院と連携して対応。症例によっては加藤理事長が執刀することもある。そんな加藤理事長にクリニックの強みを中心に話を聞いた。
(取材日2026年7月28日)
地域のクリニックで、大学病院レベルの治療の提供を
開業から27年目を迎えられます。

当院は1999年6月に前院長である父が、皮膚科と形成外科を診療するクリニックとして開業したのが始まりです。父は東京医科大学皮膚科の医局と、佼成病院形成外科(現・杏林大学医学部付属杉並病院)で研鑽を積み、その専門性を地域医療に生かすべく当院で26年間診療を行いました。2023年6月に父が亡くなった後、しばらく休診した時期もありましたが、2024年8月に診療を再開しました。再開にあたり、形成外科を専門とする私が理事長となり、皮膚科医も週に4日ほど診療を行っています。地域の患者さんのためにも、前院長が築いてきた「皮膚科と形成外科の両立」を存続することができてうれしく思っています。当院の特徴は手術をはじめとして、クリニックでありながら大学病院の水準の治療を提供できる点ですね。手術は局所麻酔で行えるものは当院で、全身麻酔が必要なものは私の出身校である慶應義塾大学病院で行っています。
リニューアルにあたり、工夫された点はありますか?
リニューアルにあたり、院内は床や扉などを木目調に統一し、待合室の椅子もベージュで明るく穏やかな印象にしました。患者さんが診察を待つ間、緊張が解けリラックスしていただけるとうれしいですね。また同時に、クリニックのロゴマークも一新しました。海上を走るヨットのロゴは、左側のオレンジが加藤の「K」の文字、ブルーの帆の部分は皮膚科「dermatology(ダーマトロジー)」の頭文字の「D」となっていて、「K」が患者さんに寄り添う様子をイメージしているのです。開業者である父がヨットが好きだったことからヨットのマークを採用しました。ヨットの下に書いてある当院の名前もきれいなブルーで気に入っています。
こちらではどのような診療を受けられますか?

皮膚科では湿疹やアトピー性皮膚炎、水虫、じんましん、帯状疱疹、乾癬などを中心に皮膚疾患全般に対応しています。形成外科ではイボなどの皮膚のできものや傷、打撲、やけどなどの外傷、粉瘤・ほくろ・脂肪腫などの皮膚腫瘍の切除などのほか、巻き爪などの爪のトラブル、逆さまつげや多汗症など、幅広いお悩みに対応しているのが特徴です。また、外見から機能に関わるトラブルまで幅広い疾患に対し日帰り治療も行っています。特に力を入れているのが眼瞼下垂の治療です。眼瞼下垂はまぶたの皮膚がたるんだり下がったりして視界が狭くなる状態に対し、目元の筋肉や皮膚を調整するための手術を通し、良好な視界と見た目の改善を図ります。全身麻酔が必要な手術は大きな病院をご紹介するほか、先ほどお話ししたように私が大学病院で執刀することもあります。大学病院では病気や事故などで失われた組織や機能の回復をめざす再建手術に携わることが多いですね。
クリニックでの美容皮膚科診療で、美と安心を
患者さんの年齢層や主訴についてお聞かせください。

当院は赤ちゃんから高齢の方まで幅広い年代の方にお越しいただいています。そのためか、患者さんの訴えはさまざまですね。父の代から通ってくださる患者さんも多く、ありがたく思っています。幅広い年代の患者さんが来てくださる理由には、スタッフの働きにもあると思っています。例えば、高齢の方やお体の調子が悪い方には、受付スタッフ自ら処方箋を薬局に出しておくなど、スタッフの動きにはこまやかな気配りがあります。スタッフは常に患者さん一人ひとりに寄り添った対応をしてくれるため助かっています。前院長の時から勤務しているベテランスタッフをはじめ、スタッフは皆、患者さんにも私にも温かく接してくれます。人柄のいいスタッフたちによるチームワークの良さが、院内の雰囲気を良くし、クリニックの魅力につながっています。
美容皮膚科の診療も行っていると伺っています。
当院ではしみやしわのケアなどの美容皮膚科の診療も行っています。自由診療のものが多いのですが、状態によっては保険診療で対応できるものもあります。美容皮膚科分野の診療はハードルが高いと思われがちですが、年齢や性別に関わらず気になることがあればどなたでもお気軽に受けてほしいですね。最近は美容皮膚科に関心を持つ男性患者さんも増えてきている印象です。クリニックで美容皮膚科の診療を受けるメリットは、万が一合併症などが発生した時に適切な対応をすぐに取れる点だと思います。患者さんには安心して診療を受けてほしいと思っています。当院ではCO2レーザーをはじめとする2台のレーザー機器を導入しており、患者さんの状態によって適切なものを使用します。気になる点があれば、まずはお気軽にご相談ください。
患者さんと接する時に心がけていることはありますか?

患者さんに対しては医療用語をなるべく使わず、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。また、患者さんの表情などから理解度を確認し、必要に応じて表現を変えるなどの工夫もしています。さらに、同じ症状でも、何に困っているのかは人によって異なるため、それぞれの患者さんが本当に困っていることや希望していることを聞き取るように努めています。コミュニケーションについては、患者さんに対し踏み込み過ぎず、患者さんが安心して相談ができるような適切な距離感を心がけています。患者さんとは自然体のコミュニケーションを取れるようにしていきたいですね。アプローチ方法が複数ある場合は、保険診療、自由診療ともにしっかりとご説明をし、患者さんが納得した上で選んでいただくように努めています。
質の高い治療と手術で地域医療に貢献していく
先生が医師をめざした理由とご趣味や休日の過ごし方をお聞かせください。

父の背中を見てきたので、医師の道に進んだのは自然な流れだったように思います。父は形成外科と皮膚科の両方を診療していましたが、私は専門は迷うことなく形成外科を選択しました。形成外科はさまざまな専門的な手術を行う科なので、地域で専門的な医療を提供するためにもその選択は間違いがなかったと思っています。当院でも手術はすべて私が担当しています。当院と大学病院で勤務しているため、趣味などを行う時間がないのが現状ですね。子どもが3人いるため、休日は子どもと過ごすことが多いです。子どもは男の子と女の子、両方いてみんな小学生なので家の中はにぎやかです(笑)。どこかに連れていってあげたいのですが、上の子は受験生なので、今はそれもできなくて残念ですね。
今後の展望についてお聞かせください。
皮膚科と形成外科の両方の診療を守りながら、常に専門性の高い医療を提供してまいります。特に眼瞼下垂などの手術症例に力を入れ、患者さんが大学病院に行かなくても質の高い治療を受けられる環境を守り続けていきたいですね。手術を受けられる地域の身近なクリニックとして、今後も地域の皆さまのお役に立ちたいと思っています。また、現在の施設がやや手狭なので、将来的には患者数の増加に応じたクリニックの拡張やスタッフの増員も検討していきたいと考えています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院の診療理念は、父の代から一貫して「そばにある、頼れる医療を安心とともに」です。この理念をもとにこれからも地域医療に貢献していきたいと思っています。当院は保険診療を基本としていますが、より良い方法がある場合には、自由診療もご提案させていただいています。その際には患者さんのご希望を第一に考えた上で丁寧な説明を行っています。保険診療、自由診療、手術などすべての分野において「正しい情報を得られ、信頼できる医療が受けられる」、そんな安心感を提供できるクリニックを今後もめざしていきます。些細なことでも気になることがあればいつでもご相談に来てください。スタッフ一同、お待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはほくろ除去/8000円~、しみのケア/6600円~、しわのケア/2万6000円~

