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杉澤 正也 院長の独自取材記事

杉沢歯科医院

(杉並区/井荻駅)

最終更新日:2023/03/14

杉澤正也院長 杉沢歯科医院 main

西武新宿線・井荻駅南口から徒歩4分。マンションビルの1階にある「杉沢歯科医院」は1967年開業という長い歴史がある歯科医院だ。創業者である父から2012年に院長を引き継いだ杉澤正也先生が中心となって診療し、2013年にはクリニックもリニューアルした。杉澤院長は、どんな患者の悩みにでも応えたいと、矯正やインプラント治療、噛み合わせ治療など幅広い分野で研鑽を積み重ね、専門的な歯科治療を提供している。「ここに来て良かった、また行きたいと思ってもらえる歯科医院でありたいですね」と話す杉澤院長。時々冗談を交えて話すその姿から、普段の診療の様子や、患者を思いやる優しい人柄がうかがえる。そんな杉澤院長に、同院の特徴や歯科医療にかける思いについて話を聞いた。

(取材日2022年11月29日)

矯正、インプラント、噛み合わせまで幅広く診療

こちらはアットホームな雰囲気ですね。

杉澤正也院長 杉沢歯科医院1

ここはもともと父が開業した歯科医院なのですが、2012年から私が院長として引き継いでいます。歯科医院は怖い所とイメージしている人も多いですから、患者さんが少しでもリラックスできる居心地の良い歯科医院でありたいと思っています。2013年にリニューアルした際、壁や扉部分に適度に木目を加えたり、カーテンをつけたりして、お友達の家にでも遊びに行った気分になれるよう工夫しました。当院のイメージカラーはラベンダーで、ユニットや女性スタッフのカーディガンもラベンダー色にしています。優しい色合いなので、患者さんの緊張がほぐれればと思っています。

なぜラベンダー色にしたのですか?

ラベンダーが、私のパーソナルカラーなんです。小中高とずっとサッカーをやっていたのですが、憧れていた藤枝東高校サッカー部のチームカラーがラベンダーだったんですね。その後、西東京に拠点を置くトライアスロンチームに入ったら、そのチームカラーもラベンダー色。それで当院のシンボルカラーもラベンダーと決めたのです。

こちらの診療の特徴はどんなことですか?

一般歯科から小児歯科、矯正、インプラント、根管治療、親知らずの抜歯をはじめとする外科処置、噛み合わせ治療まで、幅広く歯科治療を受けていただけることです。私は、患者さんのどのような悩みにでも応えたいと思い、複数の分野を数年間ずつ、満遍なく研鑽を積んで専門性を高めてきました。「広く浅く」ではなく、あくまでも「広く深く」です。その中で一つ得意なジャンルを挙げるとすると、噛み合わせ治療でしょうか。噛み合わせは、歯科治療の最終着地点だと思います。いくらインプラント手術が上手でも、噛み合わせを適切に診査診断できないと意味がないものになってしまいます。また、片頭痛や肩凝り、手足のしびれといった不調は噛み合わせによって発症している可能性があります。当院では、模型で実際の患者さんの噛み合わせを再現する咬合器も使用して噛み合わせの悪い場所を確認するなど、より精密な噛み合わせ治療を心がけています。

そのような幅広い診療に対応して医療機器も充実させているのですね。

杉澤正也院長 杉沢歯科医院2

より高い精度の診査診断ができるよう歯科用CT、デジタルエックス線撮影装置、精密な根管治療や外科処置を行えるようマイクロスコープ、主にマウスピース型装置を用いた矯正の型採りやシミュレーションなどに使用するデジタル口腔内スキャナーを導入しています。また、レーザー治療機器も導入して低侵襲の治療に活用しています。レーザーは、虫歯や歯周病、歯茎の腫れなどさまざまな疾患や症状に用いていて、出血や痛みがほとんどなく、治癒を早めることが望めるのも良いところです。そのほか感染対策も徹底しており、ヨーロッパ基準クラスBの滅菌器や温風乾燥機能つきの洗浄機、口腔外バキュームを導入するなど、クリーンな診療環境を維持できるよう努めています。

こまめに声をかけ、こまやかな心理的ケアを心がける

診療の際には、どのようなことを心がけていますか?

杉澤正也院長 杉沢歯科医院3

高い治療技術や豊富な知識を持つことはプロとして大前提で、その上で丁寧に話をしたり、患者さんに逐一声をかけたりすることが大切だと思っています。自分がされて嫌だと思うことは、患者さんには絶対しないようにしています。実は、私自身も歯の治療を受けるのは苦手ですし、痛いのも大嫌いなんです。ですので、麻酔を打つ時も細心の注意を払っています。手動で打つことで患者さんの反応を見ながら麻酔の量やスピードを調節することができるため、痛みを極力感じさせないようにしています。それでも痛い時には痛いでしょうから、少しでも心理的な負担が和らぐよう「ちくっとするけど我慢してね」などと声をかけています。何も言われないときと声かけされたときとでは痛みの感じ方も違うでしょうし、患者さんも必要な痛みだと理解できるのではないでしょうか。

こちらは歯科技工室が設置されているのですね。

はい。歯科技工士が常駐し、技工物を作製しています。義歯やかぶせ物にもこだわっていますので、自分の意見を細かく伝えて完璧な技工物をめざしています。技工士が院内にいますから、セラミック治療の際に色合わせや形などをその場で直接相談できますし、装着時の調整もすぐに行うことができます。最近では、コンピューターでセラミックの補綴物を作製するCAD/CAMシステムを導入して、主にジルコニアの補綴物の作製に使用しています。これまではジルコニアの補綴物だけが唯一、外注だったのですが、これによって当院で使用する補綴物は、保険診療や自由診療に限らずほぼすべてを院内で作製することができるようになりました。ですが、私はとにかく技工物の精度にこだわっていますし、最終的な微調整は、やはり歯科技工士の力が重要だと思っています。機械に全面的に頼るのではなく、熟練のプロの技はこれからも大切にしていきたいですね。

スタッフさんも皆さん仲が良さそうですね。

杉澤正也院長 杉沢歯科医院4

スタッフは、みんなが主体性を持って生き生きと仕事をしてくれていると感じます。治療の幅が広いですから、それだけ知識も必要となるので、全員が勉強熱心です。歯科衛生士の中には、歯科医師対象のセミナーに私と一緒にずっと参加している人もいます。若いスタッフにはこれからもっと勉強してもらって、歯科医院全体でさらにレベルアップしていきたいですね。スタッフともコミュニケーションがよく取れていると思います。スタッフの子どもたちとも仲良くしていて、みんなでバーベキューをしたり、私が運転して倉庫型スーパーへ連れて行ったりすることもあります。

ここに来て元気になった、と言ってもらえる歯科医院に

歯の健康が体の健康につながるそうですね。

杉澤正也院長 杉沢歯科医院5

そうですね。例えば、体調不良が続き、内科や精神科などいろいろな科を受診しても原因不明である場合、歯科医院を受診してみると、噛み合わせの不具合に原因があったということはたまにあります。あらためて、噛み合わせと体の不調が関連する可能性というのを考えさせられますね。

ところでプライベートはどうお過ごしですか? トライアスロンはかなり本格的と伺いましたが。

実は、2012年のアジア選手権で40~50歳代の日本代表に選ばれ、一応日の丸を背負ったこともあるんですよ(笑)。今も試合に出ているので、自転車で箱根や軽井沢まで走って練習しています。サッカーも大好きで、現在は地元の少年サッカークラブのコーチをしています。ストレッチ用のポールを使ったコンディショニングのインストラクターの資格も持っていますので、ストレッチの指導もしています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

杉澤正也院長 杉沢歯科医院6

これまで学んできたさまざまな歯科医療の技術や知見を、今後もさらに多くの患者さんに還元していきたいと思います。そして、多くの方々に「ここに来て良かった」「ここに来て元気が出た」と言ってもらえるような歯科医院であり続けたいですね。スタッフも勉強熱心ですので、さらに研鑽を積んでいければと思っています。読者の皆さんには、歯科に対する正しい知識や高い意識を持っていただいて、どの歯科医院がどのような治療を行っているのかをご自身で判断して、自分に合う歯科医院を見つけていただきたいと思います。そして、一生にわたってごはんをおいしく食べられる健康な歯、健康な体を守っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/29万7000円~、成人矯正/66万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/66万円~、セラミック治療/8万8000円~、ジルコニア治療/8万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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