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神作 拓也 院長の独自取材記事

神作歯科医院

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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阿佐ヶ谷駅北口から徒歩2分、木々の緑に囲まれた上品な佇まいの「神作歯科医院」。1927年の開業以来、地域の歯科医療を担ってきた。穏やかな笑顔で患者一人ひとりと向かい合う、神作拓也院長は、研修医時代の6年間、ハーバード大学の総合歯科とニューヨーク大学インプラント科に勤務し臨床経験を積み、世界基準の歯科医療を学んだ。特に、診断学および治療の権威であるTarnow教授から学んだ高度な歯周インプラント技術と歯科医師の理想像は神作先生の医師としての礎となっている。3D-CT機器やマイクロスコープなど高度機器も備え、一般歯科、審美歯科からインプラントまで幅広い診察を手がけている。院内には個室もあり、和モダンの洗練された空間で、落ち着いてカウンセリングや治療を受けることができる。「的確な診査診断に時間をかけ、複数の治療計画を提案する」という患者思いの丁寧な診療は、地域の住民から外国人の患者にまで厚く支持されている。日本と欧米の歯科医療の良い面をとりいれ、最善の医療を追求し続ける神作先生にお話しを伺った。
(取材日2013年12月16日)

阿佐ヶ谷からアメリカの臨床まで

1927年(昭和2年)開業、阿佐ヶ谷で90年近い歴史のある歯科医院ですね。

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初代院長である祖父が開業し、私で3代目になります。開業年の1927年を調べてみると、銀座線が開通等、時代を感じさせます。それとは比較にはなりませんが、当院もおかげさまで、家族ぐるみ、親子代々通われる患者さんなど、皆様とともに、ここまで歩んできました。阿佐ヶ谷という土地は古くは文士村とよばれ、現在はケヤキ並木の先に役所街があり、総合病院もあり過ごしやすい街です。老舗の和菓子屋もあれば、評判の中近東料理屋等もあり、幅広い層を惹きつける街ですね。なんでも祖父がこの地に開業した当時は、周囲にはタヌキが出没する、自然豊かな場所だったそうです。私の幼い頃にも、近所に原っぱや池が残っており、蜂やザリガニをとったりして遊んだ事を思い出しますね。

現在のクリニックのスタイルがあればお聞かせください。

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前院長は幼稚園の園医を長くつとめていました。来年からは私も園医を務めますのでこどもの治療からご高齢のかたの義歯の調整まで、温かいおもてなしにて幅広い診療を変わらず行い、また一般診療はもちろん、インプラント、マイクロスコープ根管治療、審美治療等のより現代的な治療法が必要なかた、英語の必要な方、セカンドオピニオン等も行っております。さて、歯の治療というと、たいへんなイメージがあるかもしれません。当院では表面麻酔薬等を使用し、痛くない治療を心がけるのはもちろんのこと、皆様の時間を尊重することを考えます。そして、みなさまが歯のことを考えるのは基本一日三回、歯を磨くときだけ。それ以外の時間は、やるべきことに集中しましょう。というのを理想としております。そのためには、治療が必要な部分はしっかり治し、みなさまの的確な毎日の歯磨きおよびクリニックでの定期的なアフターケアで、長期的に再発を予防しようというものです。私を含め、みなさまにとって食べることとは、良好なクオリティオブライフとは切れない関係であると思います。笑ったり、話したりすることも同様ですね。お口の健康はこれらと密接しており、スタッフ含め私どもが少しでも力になれたらと思っております。

アメリカ東海岸にて臨床研修

研修医としてアメリカに歯科留学されたきっかけは何ですか。

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東京歯科大学を卒業後は、同大学の水道橋病院に研修医として2年間勤務、総合歯科を担当しました。アメリカへ目が向いたきっかけは、大学時代に所属していた水上スキー部の顧問の先生の薦めもありました。先生は歯科医師として欧州で研鑽を積んでこられた方で、「これからの歯科医師は、積極的に海外に出て学ぶべきだ」というのが持論でした。その影響もあり、「世界レベルの歯科医療を学びたい」とアメリカ行きを決意しました。研修医となって3年目、1996年から3年間、アメリカのボストンにあるハーバード大学歯学部病院のRestorative dentistry科の総合歯科にレジデント(研修医)として入局しました。

アメリカではどのような事を学ばれましたか。

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アメリカの歯科大学病院では、実際の患者さんの診療と文献の2本柱で学んで行きます。ボストンに行って間もなく、自分が担当になる患者さんたちのカルテの山をどさっと渡されて「この患者さんたちに電話をして」と言われました。自分で、患者さん一人ひとりに電話をして、現在の歯の状態を聞き、アポイントをとるのです。これでだいぶ英語力が鍛えられましたね。補綴(かぶせ物やブリッジ、義歯など)、歯周病、エンド(歯内療法。歯の根や神経の治療)の治療や手術など歯科全般を行い、「歯を残し、美しくそして長持ちさせるためのさまざまな方法と根拠」を実践で学びました。特に「診査・診断・治療計画」の3つの重要性と方法論を徹底的に叩き込まれました。アメリカでは国民皆保険がなく、医療費が高額であることから、歯科の治療を受けるにも患者さんはシビアで慎重です。そういうこともあり、このプロセスが重要視されているのです。自分の歯の状態や治療についてきちんと理解し、医師の説明に納得した上で治療を受けることは、国に関係なく、大切なことだと思います。私も、この点は重要視しており、初診と2回目のカウンセリングには可能な限り時間をかけます。今では、これが私の歯科医師としての基本姿勢であり、原点となっています。

インプラントとの出会いも、レジデント時代ですね。

はい。私がボストンに行った1996年当時、歯を失った場合に補うための治療としては、義歯かブリッジが中心で、顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラント治療は、日本ではまだあまり行われていない時代です。それが臨床の場で、長い期間インプラントを入れている患者さんを診ることが日常的にあり、インプラントの安全性、安定性を間近にして、その治療の必要性を強く認識しました。そんな折、アメリカ東海岸の歯科研修医が集まるシンポジウムに参加した私は、際だって説得力のあるモデレーターの話に惹きつけられ、「この先生についていきたい」とおそらく人生で初めて思いました。それが、私の恩師となる、インプラントの権威、ニューヨーク大学歯学部のDr. Dennis Tarnow(デニス・ターナウ教授)でした。その後ニューヨークに移り、インプラント科で多くの患者さんの治療を行い、「無理のないインプラント治療」を学んだ3年間でした。「私は君たちに『自分で批判し、判断できる力』を身に付けさせたつもりだ。今後は私から遠く離れても、常に新しい論文、新しい情報を取り入れつつ、しかし、それを鵜呑みにするのではなく、自分の中に批判的な眼をもっていくことを続けなさい」とターナウ先生が語った言葉は、私の礎になっています。また患者さんとの忘れられない思い出も多々あります。ニューヨーカーは厳しく、はっきり物を言い、注文の多い患者さんが多く、随分鍛えられました。あるキャリアウーマンもそうした患者さんの一人で、あるとき、私が大学病院を離れると聞いた彼女は「どこで開業するの?」、「日本です」と応えると「残念だわ。ニューヨークだったら、あなたのクリニックに行くのに」と。日本から来た、まだ若い研修医である自分を認めてくれた言葉は例えお世辞でも嬉しく、今でも覚えています。

常に患者さんを思い、患者さんの立場にたった治療を

2002年に帰国、アメリカで学んだ経験や歯科技術をどのように活かしていますか。

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帰国後は、アメリカで学んだ歯科技術や歯科哲学を日本での診療体系に適応させて、日々の診療にのぞんでおり、神奈川歯科大学付属横浜研修センターで、インプラント科非常勤講師として研修医の指導にあたっていたこともあります。ターナウ先生の「歯科医師は良い歯科医師か悪い歯科医師しかない。その中間はない。」との言葉を、若い研修医にも伝えることは私の大きな喜びです。

貴院での治療の特徴を教えてください。

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歯を長持ちさせる方法を熟考します。さまざまな理論、手技がありますが、残念ながら予後が悪く手遅れになり抜歯となった場合にもさまざまな歯を補う方法があります。みなさまにとって歯科治療法、歯科材料の選択肢がたくさんあるのは喜ばしいことですが、反面、選択肢が多すぎるとストレスにもなると思います。特に最近ではインターネット等で情報量が著しく増え、逆に不安になるかたもおられます。また、当然、さまざまな要因によって、必要と思われる治療が行えないこともあります。私どもは”聴くこと“に重点を置き、その辺のバランスをうまく考えプロフェッショナルにすすめていきたいと思っております。さらに、長期的にみると、お口のなかの環境というのは過酷でして、さまざまな力学的、生物学的、化学的な影響を受け変化しやすいです。よって、将来的に何らかの問題がおきた場合に、最小限の介入で治せる方法をこころがけています。例えば、インプラント補綴では、出来る限りスクリュー維持の上部構造にて上物を製作します。インプラントの上部に付ける咬む部分”クラウン“は、スクリューにて術者が取り外しできる環境(retrievable)にしておきます。それにより、将来的に”クラウン”が欠けたりした場合等に、修理が容易という利点があります。文献では、ある程度の確率にて長期的には、“クラウン“が欠けたりしますのでその対処がしやすいのは利点だと思います。歯の間が空いてきて、食べ物が詰まるようになってきたからと、何年後かに簡単な修正で治せるのも、有利にはたらくと思います。また、当院はインプラント治療や歯の破折の診断等に有用な歯科用3D-CT機器も備えています。通常のレントゲンともにデジタル化しており、線量も少ないのが安心です。

今後の展望もお聞かせ下さい。

当院では矯正治療も矯正医が行っております。歯並びをケアすることは、見た目や咬みあわせだけではなく、将来的な虫歯予防、歯周病予防にも大変有意義です。もちろん子どもだけでなく大人も行います。歯並びに不安のあるかたは一度相談だけでもされることを提案しています。さて歯科治療の成功は、みなさまと歯科医師と歯科衛生士やスタッフとのチームワークがうまくいったときとも言えます。私どもの仕事は、治療とケア(自宅でのブラッシングを含め)によってみなさまのクオリティオブライフを維持または向上させるお手伝いだと思っています。複雑な難しい症例を治すことも大切ですが、地域のクリニックとして、一般的な症例において、着実に安定した治療結果を出すことが大事だと思っております。何よりみなさまに信頼され、親しまれ、喜んでいただける医院であり続けたいと思います。それが私どもの幸せにつながります。そして開業100年が当面のゴールになると思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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