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三宅 正泰 院長の独自取材記事

三宅歯科医院

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2021/10/12

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阿佐ヶ谷で1995年から開業する「三宅歯科医院」。三宅正泰院長は、1991年の大学卒業から30年にわたって歯科診療を続けてきたベテラン歯科医師として、後進の育成をする立場となった今も、治療では誰にも負けたくないと周囲へのライバル心を燃やす情熱の塊だ。その一方で、診療を支える仲間への信頼と患者への想いも強く、チーム医療の観点から最善の歯科医療はどうあるべきか、対話と協力の中から解を見つけ出そうと努力しているような歯科医師でもある。そんな三宅院長に、チーム医療の目的や後進にも伝えたい診療の心得、スポーツに学んだ相手を思いやる精神のことなど、さまざまな話を聞いた。

(取材日2020年11月25日)

患者の生活にデンタルケアを根づかせていくチーム医療

こちらではチーム医療を大切になさっているのだそうですね。

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当院には私以外に常勤・非常勤の歯科医師が5人いて、歯科衛生士や歯科助手などのスタッフを含めると、全体で20人以上がチームとなって診療に携わっています。私たちのチーム医療は、患者さんの訴えを一面的に受け止めるのではなく、口腔内が今の状態になった背景も考慮しながら、複数の専門的見地から必要な治療を見定めていくことが出発点です。例えば初診の患者さんが、歯に穴が空いてしまって痛い、入れ歯が合わないなど、すぐに治したいトラブルを抱えて来院されたとしましょう。検査を踏まえて速やかに治療するのは当然として、訴えのあった箇所だけを治しておしまいではたしていいのか、という問題が残ります。というのも、歯に穴が空くような状態まで受診しなかった理由や、これまでのどんな生活習慣が影響しているのかなど、一歩踏み込んだところまでお聞きして抜本的な対策をしないと、いずれ再治療となる可能性が高いからです。

患者さんにもチームに参加してほしいということでしょうか?

そうですね。治療やメンテナンスに対して前向きになっていただくためにも、許される範囲内で患者さんの生活面を知ることが大事になってきます。仕事が忙しくて職場に近い歯科医院にも行けなかったとか、予約を入れたいけれど幼い子どもがいて難しいなど、事情はさまざまです。そうした個々のケースに対して、「それなら、今度お子さんも連れていらっしゃってはいかがですか?」というように、歯のこと以外の提案もしつつ、患者さんに合わせたアプローチの方法を考えていきます。そして願わくば、一通り治療が終わった後も、1ヵ月や2ヵ月置きに美容室に通うように、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けていただくようになっていただきたいですね。患者さんのライフスタイルに歯科医院との関わりを組み込んでもらうために何をするべきか。このことを患者さんと一緒に模索するのが、当院に課せられた大事なテーマだと思います。

一人の患者に複数の先生が協力しあうときもありますか?

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ありますよ。私を含む常勤の3人が患者さん全般を診て、必要に応じて、非常勤の矯正歯科の先生や、インプラント治療が専門の先生、そして口腔外科の先生に引き継ぎます。専門性の高い先生方が身近にいて協力してくれることで、私一人だったら見落としたかもしれないような症例もカバーでき、私たち常勤歯科医師は一般的な治療に集中することができます。また歯科医師以外に、歯科技工士が常駐していることも当院の特徴でしょう。義歯を作るときは彼らが直に患者さんの口腔内を拝見して、細かく要望を伺いながら作業をしていきます。

きめ細かな診療は患者とのあいさつから始まっている

以前と比べて、クリニックの中で何か変化はありましたか?

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歯科医師臨床研修指定診療所になりました。これは、大学を卒業して歯科医師の資格を取ったばかりの人に対して1年間行うもので、病院や地域のクリニックが受け入れて、実際の診療の現場で教育を行います。すでに何十人という若者が当院で研修を受け、それぞれたくましく成長して巣立っていきました。中にはそのまま当院に就職した人もいますし、自分で開業している人もいます。

そういった若手の先生方を指導するとき、特に強調して伝えていることはありますか?

患者さんにも周りのスタッフにも、あいさつをしっかりしなさいと言います。臨床研修と無関係に思われるかもしれませんが、実は対人関係における礼儀以上に、あいさつは歯科医療とも大いに関係があるんですよ。診察室に入ってきた患者さんと目を合わせてあいさつすると、相手の表情や話しぶりから、今この人は何を望んでいるのか、どういった考えの人かなど、人となりが何となく見えてきたりします。大事なのは、感じ取ったことを踏まえて、その患者さんが嫌な気持ちにならない対応の仕方を見つけていくこと。あいさつを省略して口の中だけ診るような態度では、一方的な治療の押しつけになるか、あるいは患者さんの希望する治療を何ら検討することなしに行うだけになってしまいます。あいさつをきっかけに患者さんとのコミュニケーションから豊かな情報を得て、かゆいところに手が届くような診療を心がける。これが私から一番伝えたいことですね。

先生の患者を思いやる姿勢の原点はどこにあるのでしょうか?

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先ほどお話ししたチーム医療にも共通しますが、私の診療や人材育成に対する考えには、大学時代に打ち込んで今も続けているラグビーで培った精神が強く反映されていると思います。自己中心的にならず、常に相手のことを考えてプレーすることの大切さを、私はラグビーから学びました。「相手」というのは、チームの仲間のことであり、真剣勝負を挑む対戦相手のことでもあります。歯科医院での仕事も、仲間であるスタッフがいて、敵ではありませんが患者さんと真剣に向き合うという点では似ている気がするんです。だから自己中心的に治療を押しつけないのも、患者さんが望んでいること「だけ」に応えて満足しないでその先を追求するのも、私にとってごく自然なことなんですよ。

丁寧に仕上げた口腔内をいかに長持ちさせるかが課題

先生が歯科医師を志し、開業に至るまでの経緯を教えてください。

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両親とも医療に関する仕事をしていたわけではないのですが、親戚に内科や耳鼻咽喉科などのお医者さんがいた影響で、自分も小さい頃から医療の道に進みたいと考えていました。東京出身でありながら九州歯科大学に進んだのは、近くに祖母が住んでいた縁からです。小さな頃から祖母の家を訪れるたびに九歯大のキャンパスも間近に見ていたので、歯科に目標を定めるとともに、「この大学に行きたい」と憧れるようになりました。大学卒業後は、ラグビー部の先輩が開業していた歯科医院に就職しました。その歯科医院には新人を4年で開業できるように育てる教育方針があるんですよ。私もみっちり鍛えられた結果、ちょうど4年後の1995年に開業することがかないました。生まれ育った東京に戻ってきて25年、連日多くの患者さんに来院いただいている現状を見るに、患者さんはもちろん、現場を支えてくれているスタッフにも感謝の気持ちでいっぱいです。

休日はどのように過ごしていますか?

ラグビー、草野球にゴルフと、さまざなスポーツに親しんできましたが、最近一番気に入っているのは、高校時代から続けているサーフィンですね。診療中はチーム内の調整役としていつも周囲に目を配っているぶん、海でぼんやり波を待っているのは、一人であれこれ考えをめぐらすことのできる貴重な時間なんですよ。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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私は歯科医師になって以来、患者さんの口腔内を「美術作品」だと思って診療にあたってきました。かぶせ物の形や義歯の色に至るまで、できる限りきれいに、丁寧に仕上げることをめざしてきたんです。今もその考えは基本的に変わっていませんが、ここ何年かは作り上げて完成するまでがゴールではなく、できあがったものを良い状態のまま長持ちさせるにはどうすればいいか、という課題にも意識を向けるようになってきました。今までゴールだと思っていた地点の、さらにその先へ。患者さんの口の中が少しでも長く健やかであり続けられるよう、これからも一層努力していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/32万円~100万円、インプラント治療/20万円(インプラント本体の金額)、マウスガードの製作/5000円、マウスピース型装置を用いた矯正/32万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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