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三浦 邦仁 院長の独自取材記事

ホワイトデンタルクリニック中野院

(中野区/東中野駅)

最終更新日:2020/04/01

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東中野駅から徒歩1分の好立地にある「ホワイトデンタルクリニック中野院」は、東京都を中心に5軒の歯科医院を展開する「医療法人社団仁慈会ホワイトデンタルグループ」の本院。補綴治療を得意とする三浦邦仁院長を筆頭に、それぞれの専門を持つ歯科医師がチームによる包括的治療を行っている。2016年からは院内技工所に歯科技工士3人が常駐し、より精度にこだわった技工物の提供に努めている。待合室には歯科医師とスタッフの自己紹介が写真付きで貼られており、患者との距離を大事にする同院のモットーが垣間見える。「お口の健康が全身の健康の源」を信条に、常に一歩先の歯科医療を念頭に置く三浦院長。穏やかな語り口と優しい笑顔が印象的な三浦院長に話を聞いた。
(取材日2019年2月8日)

原因を追究し患者の将来を考えた包括的治療を提供

開院は2005年と伺っていますが、院内は清潔感がありますね。

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2012年の1月に大通りの向かい側のビルからここに移転しました。その際、患者さんのプライバシーを守り、落ち着いて向き合うことができるよう診察室はすべて個室にしました。また、待合室と診察室の一部を格納し隔てを取ることで、スクリーン設備を整えた40〜50人収容のセミナールームとしても活用しています。開院当初から院内ラボを併設していましたが、3年前からは歯科技工士3人が常駐し、院内で技工物を作製しています。グループ5軒分の技工物をここで請け負い、今年あたりからほかの歯科医院からも受注するようになりました。

院内で技工物を作るメリットは何ですか?

技工士さんと患者さんが直接お話しして、オーダーを取ることができますから、患者さんの要望に合った技工物を作ることができます。また、実際は口の中に合っているんだけれども骨格と合ってないというケースもありますから、直接患者さんの歯の色目や形を見ることによって技工物のクオリティーを上げることができます。CAD/CAM冠システムを用いたシュミレーションでかぶせ物などを作る時代になり、人間の仕事の部分が少しづつ少なくなってきてはいますが、やはり最終的には人の技術による部分も大きいので、CAD/CAM冠システムといった先進技術と人の技術を並行して提供していけたらいいなと思っています。ここは、歯科医師と技工士が対等な立場でディスカッションできる場でもあるので、チームによる医療、さらに精度を上げた高度な歯科医療をめざしていくという意味でもいいと思いますね。

診療で心がけていることを教えてください。

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「森を見て木を見る」というように、ただ悪いところを治すのではなく「なぜそうなったのか?」という原因を追究し、全体を見すえた治療をすることを心がけています。患者さんが今痛いと言っている問題に注目しがちですが、その方の将来がどうなっていくのかを予想し、予後を見抜いて治療やケアを提供していことが大切だと思いますね。患者さんの考え方が変わることもありますし、自分の体のことですので、「今はこういう状態ですが、10年後はこんなふうになりますよ」と、気持ちを向けていただく言葉を話の中に盛り込むようにしています。3Dスキャンなど、常に新しい機材の導入も心がけているところです。最新のものが一番いいわけではありませんが、やはり変えていくものは変えていく。それを伝えた上で、精度を上げる、患者さんの満足度を上げることがわれわれの使命だと思っています。

患者との信頼関係を築くコミュニケーションを大切に

患者さんと接する際に大事にしていることはありますか?

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ゆったりとリラックスして治療を受けていただきたいので、緊張されている患者さんには雑談やジョークを交えて緊張をほぐしてあげるようにしています。信頼関係がある程度できている患者さんであれば、治療前に歯科とは関係ない話をして笑わせてみたり(笑)。歯科医師の仕事は人対人の仕事なので信頼関係が大切ですし、信頼関係を築くためにはコミュニケーション能力が重要です。おそらく治療技術だけでは患者さんを診ることはできないでしょうね。信頼関係を一番大切にしている僕にとって、ご高齢の患者さんから贈り物を頂いたことや、遠方から来られた患者さんに「あんたのことを信用して来たんだよ」と言われたことは本当にうれしかったですね。信頼されているんだなと実感し、思わずうるっときてしまいました。

近年、患者さんの傾向に変化はありますか?

特に感じるのはお子さんの口の中の変化です。先日も幼稚園で無料検診を行ったのですが、今のお子さんたち、虫歯がほとんどないんですよ。でも、だからこそそれを守っていくこと、虫歯のない状態を管理していくことが大事になってきます。もちろん、歯が悪くなった人の治療もありますが、治療後は、その治療自体がうまく機能していくように心がけるということですね。予防という概念がここ50年ぐらいで少しづつ浸透してきたように感じますし、欧米などではほぼ100%行うといわれる矯正についても、その考えが日本でも広がってきているように思います。

得意とされている補綴に関してはどうでしょう?

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最近はさらに補綴の重要性を感じています。歯が抜けたからインプラントを入れるとか、かぶせ物をするといったところから、さっき言った「なぜ悪い状態に至ったのか」を考え、調べ、そこから最終的に決定して治療をするよう心がけていますね。実際、歯を失っている人の多くに共通していることがあるので、その有無を確認して悪い要素を少しでも取り除き、今の状況よりも良くしていかないと歯や口腔内環境は壊されていきます。筋肉は鍛えればつきますし、皮膚や骨もつながりますが、歯は磨り減り、歯茎も回復はしますが飛躍的に回復するものではありません。口腔環境は、細菌と噛み合わせによって壊されていくことを患者さんにもお伝えしていきたいです。

診療へのモチベーションを支えるのは医療人としての志

先生はなぜ歯科医師を志されたのですか?

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祖父と父をはじめ親戚に歯科医師が多かったので、自然と歯科医師になりました。でも一時期、ヘアーメイクアーティストになりたいと思ったこともあるんです。おしゃれに目覚める中高生の頃にファッションに興味を持ち、ファッションショーの本をわざわざ取り寄せていました。すごく憧れて、気に入ったものはまねしていましたね。だけど世界的なコレクションで活躍できるヘアーメイクアーティストなんてほんの一握り。とてもじゃないけど生計が立てられないと思い、結局は素直に歯科医師に落ち着きました。補綴は、師匠である納富哲夫先生のもとで8年間専門的に勉強しました。また、南カリフォルニア大学へも出向き、当時の日本の歯科医療の遅れを痛感しました。子どもの頃から物を作ることは好きでしたから、今になって考えるとそれも補綴のトレーニングになっていたのかもしれませんね。

今後の展望をお聞かせください。

当院では訪問歯科診療も行っているのですが、最後まで自分の歯で食べて、元気に老後を迎えるためにはお口のケアがとても重要です。院内には訪問の専門スタッフがおり、僕も週に1度、施設や個人宅を訪問しています。社会の高齢化もあり患者数は増えていますし、これからまたニーズが高まっていくと思いますね。院内での診療とは異なることや大変な面もありますが、モチベーションを保つことができるのは、医療人として患者さんに喜んでいただきたいという思いがあるからです。患者さんとは今後も信頼関係をがっちりと固め、ご家族が年齢を重ねていくのを見守りながら、10年20年という単位で長くお付き合いしていければいいですね。5年後の歯科の在り方はきっと今とは大きく違っています。その変化を支えていくのが僕らの世代の役割なのかもしれません。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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噛み合わせに苦しんでいる方は意外と多いのですが、患者さん自身何が悪いのかわからないことがあります。口の中は変化しますから、噛み合わせによって歯が磨り減っていくと接触面積が大きくなりますが、その歯を少し削ると、シャープな包丁のように弱い力ですっと切れるようになるんですね。高さを削るのではなく、わかりやすく言うと「研ぐ」感じです。それで楽になる場合もあります。患者さん自身が気づかないところにスポットを当てることも大事かなと思いますね。口は消化器系の最初の部分ですから、全身疾患の予防にもなる大事な器官です。体の健康のためにも3ヵ月に1度でいいので定期検診に来ていただくことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本35万円~(用いる材料によって金額が異なります)、審美歯科/ラミネートべニア12万円~、矯正歯科/診断料:5万円(1回)、表からの矯正:80万円~100万円(1式)、部分矯正:5万円~30万円(1式)、裏側からの矯正:約120万円(1式)

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