三浦 邦仁 院長の独自取材記事
ホワイトデンタルクリニック中野院
(中野区/東中野駅)
最終更新日:2025/12/15
都営大江戸線の東中野駅から徒歩1分と好立地にある「ホワイトデンタルクリニック中野院」は、東京都を中心に5つの歯科医院を展開する「医療法人社団仁慈会ホワイトデンタルグループ」の本院。補綴治療を得意とする三浦邦仁院長を筆頭に、それぞれの専門を持つ歯科医師がチームによる包括的治療を行っている。院内には歯科技工所が設置され、歯科技工士3人が常駐。補綴物の作製にあたっては、歯科医師だけでなく歯科技工士も患者と直接コミュニケーションを取りながら、より精度にこだわった歯科技工物の提供に努めている。「お口の健康が全身の健康の源」を信条に、常に一歩先の歯科医療を念頭に置く同院。穏やかな語り口と優しい笑顔が印象的な三浦院長から話を聞いた。
(取材日2019年2月8日/再取材日2025年11月13日)
常駐する歯科技工士とともに患者が望む補綴物を
院内の特徴を教えてください。

患者さんのプライバシーを守り、落ち着いて向き合うことができるよう診察室はすべて個室にしました。また、待合室と診察室を隔てる壁の一部を格納してスペースを作ることで、スクリーン設備を整えた40〜50人収容のセミナールームとしても活用できます。歯科技工については、開業当初から院内にラボを併設していましたが、少しずつ設備を充実させていき、現在は歯科技工士3人が常駐し、院内で歯科技工物を作製しています。グループ院3軒分の歯科技工物をこのラボで請け負うだけでなく、ほかの歯科医院からも受注するようになりました。
院内で歯科技工物を作るメリットは何ですか?

歯科技工士と患者さんが直接お話ししてオーダーを取ることができますから、患者さんの望んでいることに対応した歯科技工物を作りやすくなります。患者さんの感想や要望を実際に聞けますし、また歯科技工物の経年変化を見ることで、歯科技工士にとってもプラスになる点は多いと思います。歯科医師と歯科技工士とが対等な立場でディスカッションできる場でもあるので、さらに精度を上げた歯科医療をチームでめざしていきたいですね。CAD/CAMシステムを用いたシミュレーションでかぶせ物などを作る時代になり、人間の仕事の部分が少しずつ少なくなってきてはいますが、やはり最終的には人の技術による部分も大きいと考えます。先進技術と人の技術とをミックスして、より良い診療を提供していけたらと思っています。
診療で心がけていることを教えてください。
「森を見て木を見る」というように、ただ悪いところを治療するのではなく「なぜそうなったのか?」という原因を追究し、全体を見据えた治療をすることを心がけています。虫歯や歯周病それ自体に注目しがちですが、それには必ず原因があります。その原因をお伝えして、将来がどうなっていくのか、どうすれば悪化を回避できるのかの予測を共有して、治療やケアを提供していことが大切です。知識を得て理解することで、患者さん自身のケアへのモチベーションも上がっていくはずです。そうやって患者さんの志を意識しながら、われわれも治療の精度向上に努め、患者さんの満足度を上げることが使命だと思っています。
患者との信頼関係を築くコミュニケーションを大切に
患者さんと接する際に大事にしていることはありますか?

ゆったりとリラックスして治療を受けていただきたいので、緊張されている患者さんには雑談やジョークを交えて、緊張をほぐしていけるようにしています。信頼関係がある程度できている患者さんであれば、治療前に歯科とは関係ない話をして笑わせてみたりすることも。歯科医師の仕事は人対人の仕事なので信頼関係が大切ですし、そのためにはコミュニケーション能力が重要です。おそらく治療技術だけを持っていても、患者さんを診ることはできないでしょう。信頼関係を一番大切にしている僕にとって、ご高齢の患者さんから贈り物を頂いたことや、遠方から来られた患者さんに「あんたのことを信用して来たんだよ」と言われたことは本当にうれしかったですね。信頼されているんだなと実感し、思わずうるっときてしまいました。
近年、患者さんの傾向に変化はありますか?
特に感じるのはお子さんの口の中の変化です。今のお子さんたちは、虫歯がとても少ないんですよ。予防という概念がここ50年ぐらいで世界的に少しずつ浸透してきたように感じますし、その考えが日本でも広がってきているように思います。だからこそ、それを守っていくこと、虫歯のない状態を管理していくことが大事になってきます。また、近年は歯科矯正治療をご希望の患者さんも多くなっています。大切なのは、歯を並べるだけでなくしっかりとした噛み合わせを作ること。正しく機能する噛み合わせになるよう調整するため、できるだけ歯を削らないよう、補綴物などを用いて噛み合わせをフィットさせていくことがわれわれの役目です。矯正歯科と噛み合わせ改善との組み合わせは、今後さらに増えていくと思います。
得意とされている補綴に関してお聞かせください。

最近はさらに補綴の重要性を感じています。やはり、単にインプラントを入れたりかぶせ物をしたりするだけではなく、「なぜ悪い状態に至ったのか」を考え、調べた上で、それに基づいて治療の方針や方法を決定するよう心がけていますね。体の筋肉は鍛えればつきますし、皮膚や骨も自然とつながりますが、歯は磨り減ってしまうものですし、歯茎も回復はしても飛躍的に良くなるわけではありません。実際、歯を失っている人の多くに共通する傾向や特徴などもありますから、それらの有無を確認して悪い要素を少しでも取り除き、歯や口腔内環境が壊されていかないよう、現状よりも改善していくことに努めています。
口の健康は全身の健康につながる
先生はなぜ歯科医師を志されたのですか?

祖父と父をはじめ親戚に歯科医師が多かったので、自然と歯科医師になりました。でも一時期、ヘアメイクアーティストになりたいと思ったこともあるんです。おしゃれに目覚める中高生の頃にファッションに興味を持ち、ファッションショーの本をわざわざ取り寄せたり、気に入ったものを真似したりしていましたね。けれど、世界的なコレクションで活躍できるアーティストなんてほんの一握り。とてもじゃないけど生計が立てられないと思い、結局は素直に歯科医師に落ち着きました。補綴は、師匠である納富哲夫先生のもとで8年間、専門的に勉強しました。また、南カリフォルニア大学へも出向き、当時の日本の歯科医療の遅れを痛感しました。子どもの頃から物を作ることは好きでしたから、今になって考えるとそれも補綴のトレーニングになっていたのかもしれませんね。
今後の展望をお聞かせください。
新型コロナウイルスの感染拡大も経験して、社会全体の健康に関する意識、働き方に関する意識も大きく変わりました。皆さんが健康に対してお金を使うということに意識的になりましたし、患者さんの知識も向上しています。一方で、働き方についても見直される機会が増えました。われわれ医療従事者も、健康を保ってきちんと生活を大事にしながら、患者さんの要望に応えていきたいです。また、医療に関する技術はどんどん発展していますし、AIによる診断なども今後さらに活用されていくでしょう。その中で、人間でないとできないことを、われわれ歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士などスタッフがしっかり提供していきたいですね。
読者へのメッセージをお願いします。

噛み合わせに苦しんでいる方は意外と多いのですが、患者さん自身では何が悪いのかわからないことも多々あります。悪くなった箇所の治療だけをして終わりではなく、その原因や改善のために大切なことなどをお伝えして、患者さんの予防意識やモチベーションを上げていければと思います。口は消化器系の最初の部分ですから、全身疾患の予防にもなる大事な器官です。体の健康のために、ぜひ定期検診を受けていただくこともお勧めしたいですね。老年期に入り歯科医院への通院が難しい場合には、訪問歯科診療にも対応しています。皆さまに寄り添いながら、継続して健康を守る歯科医院をめざしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本35万円~、セラミッククラウン/14万円~、矯正診断料/5万円(1回)、矯正/80万~100万円(一式)、部分矯正/5万~30万円(一式)、マウスピース型装置を用いた矯正/50万円~

