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福田 真之 院長の独自取材記事

マナミ歯科クリニック

(中野区/中野駅)

最終更新日:2024/02/08

福田真之院長 マナミ歯科クリニック main

中野駅南口から徒歩5分の場所にある「マナミ歯科クリニック」は2021年、福田真之先生が院長に就任し、新たなスタートを切った。福田先生は、東京歯科大学解剖学講座で博士号を取得した後、同院で研鑽を積んできた。豊富な知識もさることながら、専門性の高い技術は日頃の努力に裏打ちされたものだ。情報や技術の習得に余念がなく、患者に新しい治療を提供するという信念を持ちつつも、「それ以前に、人を診るということを何よりも大事にしたい」と福田院長は真っすぐに語る。目の前の患者にとって適切な治療とは何かを考え、人としての関係を大切にしながら診療に向き合う姿勢からは、誠実な人柄がにじみでる。そんな福田先生に、院長就任までの経緯や診療時の心がけ、スタッフのことなど、多くの話を聞いた。

(取材日2024年1月12日)

知識と技術をアップデートし続け、より良い治療を提供

院長に就任されて3年がたちましたが、クリニックに変化はありましたか?

福田真之院長 マナミ歯科クリニック1

常に患者さんには先進の治療を提供したいと考えていますので、新しい機器を導入しました。例えばマイクロスコープですね。院長就任後に1台新調して、診療に活用しています。矯正は私が院長に就任する前から当院で力を入れてきた分野ではありましたが、ここ最近、より世間に浸透してきたと感じます。マウスピース型装置を用いた矯正を希望する患者さんが、徐々に増えてきましたね。また、院内設備のデジタル化にも積極的に取り組んでいます。

デジタル化によって、患者さんにはどのようなメリットが生まれているのでしょうか?

例えば歯を治療するにあたって避けては通れなかった歯型を採る作業を、デジタル化によって省略することができるようになりました。粘土のようなものを口に含んで歯型を採る作業は、不快に感じる人も多いのでデメリットだと思います。なおかつ歯型を採る場合、それを石膏模型に置き換える作業があるために、どうしても補綴物の製作に時間がかかっていました。加えて、口腔内は常に微妙な変形をしているため、高い精度を保つことが難しい側面もありました。しかし、デジタル化によってオートメーションで削りだして、そのまま補綴物を口腔内に装着することが可能となり、型採りしたけれど補綴物が入らないといったことの発生予防も期待できます。さらには、患者さんをお待たせする時間や費用面の負担軽減にもつながり、メリットは大きいと感じています。

どのような患者さんが多く来院されていますか?

福田真之院長 マナミ歯科クリニック2

当院では各分野の専門性の高い歯科医師が在籍していますので、幅広い診療が可能です。そういった特徴もあって、来院する患者さんの年齢や主訴も幅広くさまざまです。地域に住んでいらっしゃる方は、比較的若い方が多い印象ですね。ニーズとしては、以前よりしっかりと治療したいと考える方が増えてきました。口腔ケアの意識が、10年ほど前と比べると上がってきていると感じます。インターネットが普及したことで、患者さんもご自身でよく調べて、知識を取り入れていらっしゃるように思います。私たちも常にアップデートして、患者さんの悩みに真摯に対応していく努力を惜しまないという気持ちになりますね。

患者の背景も理解した上で、最善の治療を追求する

福田先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

福田真之院長 マナミ歯科クリニック3

私は栃木県出身なんですが、祖父と父が地元で歯科医師をしているんです。つまり私は3代目ということになりますが、そんな環境で育ちましたので、自然と私も歯科医師をめざしました。明海大学歯学部を卒業後は、歯科医師になるにあたってより深く学びたくて、東京歯科大学大学院の解剖学講座に入りました。前院長の山根先生とはこの講座の同期です。卒業後は当院に入り、それからずっとここで勤務しています。大学院や当院での勤務医時代に学んだことを土台に、最近では根管治療や虫歯治療などにおける、マイクロスコープを使用した精密治療に最も力を入れています。小さい虫歯や軽い虫歯だからこそ、精密に進めて再治療を防ぐことが大切だと考えていますので、そこに目を向けて心血を注いでいます。

クリニック全体として注力していることはありますか?

当院では、矯正、インプラント、精密治療を三大柱として据えています。また、歯科衛生士の専用ブースを確保するなど、予防歯科を重視しています。精密治療という言葉には、再治療を極力なくしていくために、質の高い歯科医療を提供していこうという意味も込められています。当院を創設した現理事長である馬場真菜美先生は、高い専門性を持った歯科医師を配置して、地域の中核を担うクリニックになるということを一つの大きな目標として掲げています。デジタル化といったように、先進の医療体制を整備していくこともその一環です。また、当院は歯科医師臨床研修施設でもあり、若手の歯科医師が勉強に来ています。これからを担う歯科医師も、ぜひ当院で学んでほしいですね。

診療時に心がけていることを教えてください。

福田真之院長 マナミ歯科クリニック4

治療以前に、人を診るということを一番大切にしています。患者さんの背景や状況は一人ひとり違いますので、オーダーメイドの治療を提供していくということです。どんなに先進の治療方法であっても、その方自身にとってベストな治療とは限りません。患者さんのお話をよく聞いて、どのような方なのかを把握した上で、その人に合った治療を行っていきます。ピンポイントに1本の歯を診るのではなく、全体の口腔内やお顔の状況、体調や気分を伺って、その方の背景を考えながら治療を行うことを常に意識していますね。再治療をなくしていくためには、良いといわれている治療をただするのではなく、人としての関係を大切にしながら行うことが大切だと考えていますし、歯科医療の根幹にあるものだと思っています。

目先の治療ではなく、人を診ることを大切に診療する

福田先生のキャリアの中で、人を診るという考えに至ったきっかけは何だったのでしょうか?

福田真之院長 マナミ歯科クリニック5

東京歯科大学では、歯科医師たる前に人間であれという教育理念があり、それがずっと頭の片隅に残っていました。当時はあまり深く考えていませんでしたが、実際に臨床の現場へ出て馬場先生と出会ったことで、その言葉が実感として大きく自分の中に響きました。当時馬場先生は当院の院長でしたが、患者さんへの対応が丁寧で、距離を縮め関係性を深めることがとてもお上手でした。それを目の当たりにして、人との関わりの重要性を強く感じました。馬場先生から直接何かを言われたことはありませんが、背中を見ながらずっと感じ学んできたというのでしょうか。そこから10年、当院にずっと在籍しているのは、馬場先生が患者さんとふれあう姿や、その心構えに感銘を受けたことが大きいですね。理想の歯科医師像ですし、目標でもあります。

こちらで働くスタッフさんについてもお聞かせください。

スタッフ同士は仲が良く、和気あいあいと業務に取り組んでいて、良い雰囲気をつくってくれています。月1回のミーティングがあるので、そこでスタッフ同士が状況を共有し合っています。当院はスタッフの役割が明確で、分業制を取っていますので、それぞれが仕事に集中できる環境です。例えば、歯科衛生士は予防を重点的に行っていますし、受付は受付専属で対応してくれ、器具の滅菌などを行うクリーニング専門のスタッフもいます。スタッフそれぞれが、自身の役割を全うしようと頑張ってくれています。また、口腔の健康から全身の健康につなげていきたい、という想いがあり、スタッフに栄養士の資格を持っている者がいるので、いつか栄養面においても患者さんをサポートできたらと考えています。まだ構想段階ですが、実現できたらと思っています。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

福田真之院長 マナミ歯科クリニック6

当院では患者さんが目で見て口腔内の状況がわかるよう、3Dスキャナーを活用しています。実際に口の中を見ることができると患者さんの安心感にもつながりますし、口腔内が今現在どのような状況かを理解しやすくなります。こういった工夫を積極的に取り入れて、わかりやすい説明を心がけています。また、さまざまな専門性に特化した歯科医師が在籍し、歯科治療に恐怖心を抱いてしまう方などに対しては麻酔をする専門の先生もいます。理事長の馬場先生も診療していて、難症例ケースにも対応しています。常にベストを尽くすよう努めていますので、お困りの方はいつでも当院を頼ってください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/11万円~
インプラント治療/44万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/48万4000円~
歯列矯正/93万万5000円~
セラミックを用いた補綴治療/6万6000円~16万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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