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宮下 昌尚 院長の独自取材記事

宮下歯科クリニック

(中野区/中野坂上駅)

最終更新日:2026/03/06

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック main

中野の街で長年、地域住民の歯の健康を支えてきた「宮下歯科クリニック」。一般歯科や審美歯科、予防歯科を通じて幅広い世代の患者を診る一方、近年は通院が難しくなった高齢者のために訪問歯科診療にも力を注いでいる。宮下昌尚院長は、かつて審美歯科を中心とした診療に携わってきた。当時培った技術と経験を礎に、現在は「気軽に通え、長く付き合える歯科医院」として、地域に根差した診療を実践している。外来診療から訪問歯科診療まで、患者の人生に寄り添う歯科医療とはどのようなものなのか。宮下院長に、これまでの歩みや診療に込めた思い、そしてこれからの展望について話を聞いた。

(取材日2018年4月6日/再取材日2026年1月22日)

患者が無理なく通える歯科医院へ

なぜこの地域を開業場所に選ばれたのですか?

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック1

歯科医師として診療をしているうちに、「患者さんの生活に近い場所で診療をしたい」「短期間ではなく、長いスパンで人を診たい」という思いが強くなっていきました。そう考えた時、中野という街が自然と選択肢に浮かびました。生活感があり、子どもから高齢者までが暮らすこの地域なら、自分の理想とする「町の歯医者」ができると感じたのです。

診療スタンスとして、大切にしていることがあれば教えてください。

一貫して大切にしているのは「患者さんが無理なく通える歯科医院」であることです。治療の質はもちろんですが、それ以前に、通院自体が負担にならないことが重要だと考えています。歯科に対して苦手意識を持つ方は少なくありません。だからこそ、専門用語をできるだけ避け、治療の流れや選択肢を丁寧に説明するよう心がけています。こちらが良いと思う治療を一方的に押しつけるのではなく、患者さんの考えや不安を受け止めながら、一緒に決めていく。その積み重ねが信頼につながると感じています。また、診療は歯科医師一人で完結するものではありません。当院では、歯科衛生士や歯科助手、受付スタッフも含めて、患者さんをチームで支えることを大切にしています。例えば受付スタッフは、患者さんと最初に顔を合わせる存在です。治療前後のちょっとした不安や疑問に気づきやすく、患者さんの声を現場に伝えてくれる重要な役割を担っています。

院内環境づくりで工夫されている点はありますか?

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック2

歯科医院特有の雰囲気を和らげるため、院内の空間づくりには気を配っています。例えば香り。消毒薬の匂いだけで緊張してしまう方も多いため、季節に合わせて調合したアロマを取り入れています。あくまで自然で、気づくか気づかないかくらいが理想です。また、院内の模様替えも1~2年に一度行い、壁紙や装飾はスタッフと相談して決めています。長く通ってくださる患者さんにとって、少しでも気分転換になればという思いもあります。また、歯ブラシや歯磨き粉、洗口剤などの口腔ケア用品のご相談も受けつけていますが、患者さん一人ひとりの悩みや生活スタイルに合わせて、スタッフがアドバイスしています。

審美歯科では保険診療・自由診療の両方に対応

院内感染については、どのように対策に取り組んでいますか?

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック3

新型コロナウイルス感染症流行の前後辺りに、口腔外バキュームを導入しました。歯科の治療中はどうしても微細な飛沫が飛び散ってしまうのですが、お口の中に入れるバキュームだけでは吸いきれないものがあるんです。そういった外に漏れ出してしまう細かな飛沫を、瞬時に吸い取って外に拡散させないようにしています。正直、吸い込まれるものは目に見えないくらい小さなものですが、だからこそ、こうした対策の積み重ねが感染症予防には欠かせないと考えています。患者さんはもちろん、スタッフも含めて、皆が安心して過ごせる環境づくりにつながっているのではないかと思います。

審美歯科についてお聞かせください。

審美歯科というと「高額」「特別な治療」という印象を持たれがちですが、近年は材料や技術の進歩により、保険診療でも見た目に配慮した治療が可能になっています。白い詰め物やかぶせ物も、今は保険診療の中でも強度の高い「白いかぶせ物」が選べるようになってきており、以前より選択肢が増えました。当院では保険診療・自由診療、それぞれのメリットとデメリットを丁寧に説明し、たくさんの選択肢の中からその方に一番合うものを選んでもらう。それが今の私たちのスタイルです。歯の見た目が悪いと、笑顔に自信が持てなかったり、人前で話すことがつらかったりするかもしれません。そうした患者さんの心に寄り添うことも、歯科医療の大切な役割だと考えています。

予防歯科については、どのようにお考えですか?

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック4

最近は「痛みはないけれど診てほしい」「しばらく歯医者に行っていないから不安」という理由で来院される方が増えています。これは、歯科に対する意識が変わってきている証拠だと感じています。歯科衛生士による定期的なケアやブラッシング指導は、虫歯や歯周病の予防だけでなく、高齢者にとっては誤嚥性肺炎の予防にもつながります。症状が出てから慌てて治療するのではなく、トラブルを未然に防ぐために診療を受ける、その考え方をもっと身近なものにしていきたいですね。近年は、舌や口周りの筋力低下が、食べこぼしや飲み込みづらさにつながるケースも少なくありません。当院では舌圧計を用いて舌の力を数値化し、必要に応じて口腔機能低下の早期発見や指導に役立てています。目に見えない機能を「見える化」することで患者さん自身が状態を理解しやすくなる点も、大きなメリットだと感じています。

外来診療と訪問診療の両輪で、患者の人生に寄り添う

訪問歯科診療を始めたそうですが、きっかけを教えてください。

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック5

訪問歯科診療を本格的に始めたのは約3年前です。長く通ってくださっていた患者さんが高齢になり、足腰が弱くなったり車いす生活になったりして、通院が難しくなるケースが増えてきました。歯科医療は、通院できなくなってからこそ必要になる場面が多い分野です。噛めない、飲み込みにくい、口の中が不衛生になることで、食事や会話の楽しみが失われ、全身状態にも影響が出てしまう。そうしたことが起き得る現実を目の当たりにし「こちらから出向く歯科医療が必要だ」と強く感じるようになりました。また、妻が歯科衛生士の資格を持っていることから、訪問歯科診療に必要な体制を整えやすかったことも、大きな後押しになりました。「通えなくなったら、もう診てもらえないかも」と、患者さんが不安に思われることのないよう引き続き取り組んでいきます。

訪問歯科診療の内容について詳しく伺います。

現在は、週2回ほどの介護施設への訪問に加え、通院が難しい方のご自宅への訪問にも対応しています。内容は、口腔ケアや歯周病管理、虫歯の治療、入れ歯の調整・修理などが中心です。特に重視しているのが、誤嚥性肺炎の予防につながる口腔環境の改善です。施設スタッフの方と情報共有しながら、食事形態や嚥下状態に配慮したケアを行うこともあります。訪問先では、患者さんだけでなく、ご家族や介護スタッフの方と話す機会も多く、生活背景を含めて診られる点が外来診療との大きな違いです。歯科医療は生活の質に直結しています。「食事の時間が楽しみになった」「表情が明るくなった」、そういった良い変化につなげていけるよう努めています。外来とは違い時間や環境に制約はありますが、その分、一人ひとりと丁寧に向き合える。訪問歯科診療は、これからの地域医療に欠かせない分野だと感じています。

今後の展望と、地域の方へのメッセージをお願いします。

宮下昌尚院長 宮下歯科クリニック6

今後は、訪問歯科診療の比重をさらに高めていきたいと考えています。また、第一線を退いた歯科医師や歯科衛生士が、経験を生かして活躍できる「セカンドキャリア」としての訪問歯科診療にも可能性を感じています。患者さんも医療者も、同じように年を重ねていきます。その中で、無理なく、長く関われる歯科医療を続けていきたいですね。歯や口のことで少しでも気になることがあれば、遠慮せずに相談してほしい。そんな地域の歯科医院であり続けたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/詰め物:5万円~、かぶせ物:8万円~

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