上野眼科医院

上野眼科医院

木村 泰朗院長
頼れるドクター掲載中

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全国でも珍しい緑内障検診を実施

―緑内障検診も力を入れているそうですね。

2010年から毎年、60歳になる方を対象に、行政と協力し当院ほか台東区内のいくつかの眼科クリニックで緑内障検診を行っています。受診される方は年々増えていますよ。緑内障検診を行っている自治体は、全国で2%しかないんです。東京都内では、台東区のほか練馬区と大田区だけです。

―台東区では、もともと健診に熱心だったのでしょうか?

ずいぶん前から、眼科健診は行われていました。ただし受診率が低く、一時は廃止が検討されていたんですよ。区の担当者が当院にやってきて健診をやめる方向で相談を受けましたが、緑内障の潜在患者さんの多さを考えると、とても廃止して良いと言うことはできませんでした。おそらく、多くの眼科医が同じことを言うでしょう。ちょうど健診廃止の話が出る前の2000年〜2001年にかけて、岐阜県多治見市で40歳以上の住民約4000名に対して、日本緑内障学会と多治見市が共同して大規模な緑内障の疫学調査が行われました。「多治見スタディー」といって世界に誇れる有名な調査です。私も緑内障学会の評議員の1人として多治見スタディーに協力いたしました。その調査の結果、40歳以上の日本人の5%が緑内障で、その有病率は年齢とともに増加していくことが分かりました。また、緑内障と診断された方の90%がその検診によってはじめて診断されました。気が付かないまま放置されていた潜在患者さんがいかに多いかということがそれによっても示されたと思います。今後、高齢化社会を迎えるにあたって、ますます患者さんの数が増えることを考えると、検診の廃止は世の中にとってプラスになりません。区の担当者にそう説明して、眼の一般健診を緑内障検診として続けることになったのです。

―緑内障検診によって、失明を避けられる患者さんが1人でも増えるといいですね。

そうですね。検診は緑内障を早く見つけられるだけでなく、緑内障疑いと診断された方も緑内障という疾患を理解する事で不要な心配、不安を取り除くことができるので安心にもつながります。自覚症状のなかった方が、検診によって緑内障があるとわかると「自分は失明するのだろうか」と心配なさいます。しかし最近では、緑内障による視野欠損の将来予測を調べられる解析ソフトの設備が整っています。当院でもそれを利用し、患者さんへの説明に使用しています。視野は徐々に欠けても、ちゃんと治療を続けていれば完全な失明を避けられると、検査データを元に科学的にお示しすることができるのです。患者さんの不安を解消するために、もっと啓発活動に力を入れ、緑内障検診の受診率を向上させ早期発見、早期治療の原則を一般の方たちにより認知させたいと思っています。



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