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吉野 健一 院長の独自取材記事

吉野眼科クリニック

(台東区/御徒町駅)

最終更新日:2019/08/28

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東京メトロ銀座線の上野広小路駅から徒歩1分のビル6階で、ホームドクターとして地域密着の眼科診療と、重症ドライアイの治療や近視などの屈折矯正治療といった専門的な診療の両方に取り組んでいるのが「吉野眼科クリニック」だ。さまざまな目のトラブルや悩みを抱えた患者が毎日たくさん訪れる同院の吉野健一院長は、ドライアイの研究グループの一人であるほか、オルソケラトロジーのガイドライン作成委員会副委員長も務めるなど多方面で活躍。同時に、クリニックのホームページでは目の悩みの相談に答えるなど、患者の目のトラブルや心配を解決するため、さまざまなことに取り組んでいる。「ざっくばらんな性格なので、何でも相談してほしい」と気さくに語る吉野院長にたっぷりと話を聞いた。
(取材日2019年5月13日)

地域に根差した診療と専門的な治療の両方に対応

クリニックを紹介していただけますか?

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上野の地に開業して24年になる眼科のクリニックです。自分で言うのも何ですが、おかげさまで名前もかなり知られるようになってきたと感じています。たくさんの方々にご利用いただいて、目に何かがあったときには吉野眼科と言ってくださる方も少なくありません。地域に根差した眼科診療はもちろん、専門的な治療にも取り組んでいますので、北は北海道から南は沖縄、時には海外からも患者さんがいらっしゃいます。患者さんの割合としては、かかりつけの方が8割くらいで、緑内障などの慢性疾患や白内障の手術を希望する方などが多いですね。白内障の治療では、多焦点眼内レンズによる白内障手術について、厚生労働省の先進医療実施施設でもあります。

専門的な治療とは、どのようなものですか?

スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡、シェーグレン症候群などによる重症のドライアイの患者さんが、国内外からいらっしゃいます。もう30年ほど前になりますが、国内でまだドライアイという概念が広まっていない頃に、当時在籍していた慶應義塾大学眼科学教室で大先輩の坪田先生と同期の小野先生、そして私の3人でドライアイを専門とする外来を開設しました。以来、特に重症のドライアイ治療については、力を入れて取り組んでいます。当院ではオンライン診療もしていますが、セカンドオピニオンを求めて海外からアクセスする方もいらっしゃいます。あとは、レーシックやフェイキックIOL、オルソケラトロジーなどの屈折矯正手術や治療にも力を入れています。

フェイキックIOLとは、どのような治療ですか?

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近視を矯正するための治療法です。近視矯正の手術ではレーシックが有名ですが、近視がすごく強い方やもともと角膜が薄い方、暗い場所での瞳孔径が著しく大きい方などは、角膜の切除量が多くなるので適応外になることも多いのです。そういう場合には、角膜を削らないフェイキックIOLで近視の矯正をめざせます。この手術では、角膜はいじらずに目の中にレンズを入れます。目の表面に装着しているコンタクトレンズを目の中に入れるイメージです。患者さん自身の水晶体は残した状態で眼内にレンズを挿入するので、水晶体による調節機能が温存されるため、遠くのみならず近くにもピントを合わせることが期待できます。近年では、安全性や見え方の質が向上してきているので、強度近視でない人でも希望する方が増えてきています。

治療を受けるときには、信頼できる病院を選んでほしい

レーシックにも取り組んでいらっしゃいますね。

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当院では、新鋭のフェムトセカンドレーザーとエキシマレーザーの装置を導入して、より安全性と正確性にこだわった手術に取り組んでいます。レーシックには、手術後に不具合があってもそれに対処ができず、患者さんが路頭に迷って最終的に訴訟を起こす、いわゆるレーシック難民の問題があります。不具合の例としては、治療をしすぎて遠視になった過矯正や、ひどいドライアイで目が異常に疲れることによって頭痛、吐き気などの自律神経系に異常が出るなどです。つまり、過矯正は絶対にせずに、適切な治療でドライアイを改善することが大切なのです。

トラブルにならないための眼科の選び方のアドバイスはありますか?

まずは、コミュニケーションが取れる医師を選ぶこと。そして、術前に診察する医師と執刀する医師、術後にフォローアップする医師が同じであること。つまり、流れ作業のような手術をしていないところですね。また患者さんは、自分の手術をどの先生がしたのかを当然知っておかないといけませんが、トラブルになっている人に聞くと、先生の名前すら知らない人も少なくないんです。名前を知らないのですから、当然コミュニケーションも取れていないですし、信頼関係も築けていません。自分の大切な目の手術を受けるのですから、信頼できる病院を選ぶということを、大切にしてほしいと思います。

オルソケラトロジーにも力を入れていると伺いました。

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オルソケラトロジーは、特殊なコンタクトレンズを夜眠っている間に装着することで、日中はコンタクトレンズや眼鏡などを使わずに過ごすことをめざすものです。レーシック手術は不可逆的な治療で18歳未満は受けられないのに対して、オルソケラトロジーは慎重処方を条件に20歳未満でも可能で、治療をやめればもとの視力に戻る可逆的な治療です。最近では親御さんからの相談も増えています。一方で、導入費用が若干かかることや不規則な生活や仕事をしている人には向いていないこと、感染のリスクなどもあることは、考慮する必要があります。

ホームページで相談も受けつけ

印象に残っている患者の言葉は、ありますか?

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シェーグレン症候群の患者さんの言葉ですね。この病気は、涙や唾液、汗などの分泌系の機能がすべて落ち、体中が乾いた状態になってしまうのですが、女性に多いことから、「更年期障害」や「自律神経失調症」との誤った診断をされてしまいがちで、この患者さんの場合もそうでした。10年間で6件の眼科を受診しても診断がつかず、家ではぐったりしたままで夫からは「なまけ病」と揶揄され、つらい気持ちをずっと抱えていたそうです。当院で検査したところシェーグレン症候群で、そのことを告げると、「病名がわかっただけでもうれしい。自分の症状を理解してくれる人と出会えた」と、まだ治療も始まっていないのにすごく喜ばれました。この患者さんは、ドライアイの集中治療によって1週間足らずで改善につながり、大喜びされていたのを今でも覚えています。

どのようにリフレッシュしていますか?

趣味は硬式テニスとマラソンですね。フルマラソンは、もう15回くらい出ていますけど、フルマラソンで4時間を切るサブフォーをまだ達成したことがないんです。サブフォーは、市民ランナーの夢ですから、何とか達成したいのですが、最近は少し体重も増えてしまってちょっと控えています。あとは、海釣りも好きです。2〜3ヵ月に1回くらいですが、房総のほうまで行って、東京湾でやっています。タコとかタイとか、季節によっていろいろ釣りますよ。もちろん、食べるのも好きですね。

今後の展望とメッセージをお願いします。

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当院のホームページの中にブログ相談室というのがあります。目のことで悩んでいる方が全国にいて、そこで相談をしてくれるのです。これは、当院に来てほしいというのではなくて、こういうことが考えられるから近くの先生に相談してくださいということなのですが、これをすることによって、患者さんがどんなことに悩んでいるのかやどんな悩みが多いのかなど、すごく勉強になりました。ですから、目のことで何か悩みがあれば、そこもぜひご利用いただきたいと思っています。そして当院では、かかりつけの眼科としての一般的な診療とドライアイや近視の治療など専門的な治療に取り組んでいます。私はざっくばらんな性格なので、どんなことでも気軽に相談いただきたいですし、自分でわからないことは絶対に抱え込まずに専門の先生を紹介しますので、安心してご利用いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーシック(片目)/19万円~、フェイキックIOL(片目)/50万円~、オルソケラトロジー(片目)/12万円~

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