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岩月 宏文 院長の独自取材記事

うぐいす谷駅前歯科

(台東区/鶯谷駅)

最終更新日:2021/10/12

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科 main

JR山手線鶯谷駅北口すぐ目の前の「うぐいす谷駅前歯科」。エレベーターでビル3階に上がると、広々とした診察室には大きな窓。色とりどりの電車が行き交い、治療前の気分が和らぐ。 同院の診療ポリシーは、「できるだけ抜かない・削らない・痛くない治療」をめざしていくこと。院内感染防止のための安全管理も重視している。岩月宏文院長は診療で、患者に詳しく丁寧に状況を説明することに心を砕いているという。穏やかな笑顔が印象的な岩月院長に、診療ポリシーや力を入れている治療について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年3月22日)

患者のペースや希望にできる限り応えていく

待合室、診療室とも明るくて、リラックスできそうですね。

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科1

できるだけお待たせしないよう計画的に診療を進めるようにしていますが、どうしても待ち時間は発生するので、待合室は広めにゆったりスペースをとっています。診療前にできるだけリラックスしてもらいたいですし、患者さんも他人同士、距離が近くないほうが落ち着きますよね。診察室も明るく開放的な雰囲気を大切にしています。狭いと緊張しますから閉塞感のない空間をめざしました。4台ある治療ユニットはプライバシーを重視し、それぞれパーティションで仕切っています。透明な板に白いストライプ柄、半透明なのでお隣があまり気にならないでしょう。検査・設備機器は、放射線量が少なく矯正治療時にも活用する新鋭のデジタルレントゲン、デジタルモニターなどを導入しています。

先生が、患者さんと接する時に大切にしていることは何ですか?

患者さんの話を伺っていると、過去に何の説明もなしに黙って歯を抜かれた、削られたなど、「~された」という経験を持つ方が多いです。そうした不満は絶対感じてほしくない。お口の中は患者さんから見えないので、どうしても不安を感じるでしょうから、勝手に進めないよう、初めに丁寧に説明をしていくように気を配っています。レントゲン検査の結果をお話しする際も、画像を一緒に見ながら「白く映っている部分」「黒く映っている部分」などわかりやすい言葉を使って、ご自分の症状を理解していただいた上で治療を進めるようにしています。必要に応じて、「どうしますか?」「これからこの部分の治療を始めますね」など一つずつ確かめながら、できる限り患者さんのペースや希望に応え、不安を取り払うことを第一に心がけています。

診療内容について教えてください。どのような患者さんがいらっしゃいますか?

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科2

「できるだけ抜かない、削らない、痛くない治療」をポリシーに、歯科、小児歯科、口腔外科、予防歯科、審美歯科、ホワイトニングと幅広く対応しています。矯正歯科は、月に一度、専門の先生が対応しています。歯並びについての疑問や不安、悩みなどがあれば、無料相談を行っていますので、お気軽にご連絡いただければと思います。来院される患者さんは、年齢でいうと20代くらいから80代くらいの方まで、幅広いですね。駅からすぐの立地ですので、地元の方に加え、上野桜木周辺の方がお仕事帰りに立ち寄ってくださるケースも多いです。夕方以降の時間帯のご予約が増えてきましたので、2020年からはこれまで休診としていた水曜日も17:30まで診療するようになりました。「予約がなかなか取れない」という状況をなるべく減らし、より多くの患者さんのニーズに応えていきたいと思います。

痛みに配慮した治療と感染症の院内感染の防止に注力

力を入れている治療について、教えてください。

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科3

2018年くらいから、歯へのダメージに配慮したブリッジ治療を行っています。ブリッジというと、歯を削って装着するイメージが強いと思いますが、当院では両側の歯に細かく数本の溝を入れてアタッチメントをつけ、人工歯を装着する方法を採用しています。自由診療になりますが、歯の表面をほんのわずか削る程度で済みますし、通院回数も3回程度と、治療期間が短く済むのも特徴です。ブリッジは入れ歯と異なり、歯磨きの際に取り外す必要もないため、患者さんにとって利便性が高いのではないでしょうか。「歯をなくしてしまったけれど、入れ歯にするには抵抗感がある」、「手術が必要なインプラント治療は避けたい」といった方は、一度ご相談ください。

他にはどんな治療に力を入れていらっしゃいますか?

かぶせ物の治療で、CAD/CAM冠システムを取り入れています。従来、虫歯などの治療でかぶせ物を施す場合、保険診療では銀歯以外の選択肢がなかったのですが、CAD/CAM冠を採用することにより、銀歯に比べて目立ちにくい白いかぶせ物を施すことができるようになりました。当院ではハイブリッドセラミックという材料を使用しています。条件によっては健康保険が適用される治療法であるのに加え、金属が含まれていませんのでアレルギーが心配な方にもお勧めできる方法です。CAD/CAM冠によるかぶせ物は、機械で口腔内をスキャンして歯型を採り、機械で自動的にかぶせ物を作っていくため、精密に作っていくことが可能ですし、歯へのフィット感でもご満足いただけるかと思います。

先生は、大学院で麻酔学を学ばれたそうですね。

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科4

大学院で4年間麻酔学について学びました。歯科治療において患者さんが特に嫌がるのは、「痛み」ですよね。痛みはなぜ起こるのか、どのような時にどのような痛みを感じるのかなど、実験を行いながら研究をしていました。多くの患者さんが歯科治療で痛みを感じるのは麻酔の時だと思うのですが、痛みを感じるのは注射針を刺す瞬間と、液が入る時の圧力なんです。当院では、極細の針を一気に刺し、患者さんに深呼吸してもらいながら息を吐くタイミングで患者さんの表情を見ながらゆっくり液を注入していくことで、痛みを最小限に抑えられるよう心がけています。痛みの感じ方は人それぞれで、経験と力の入れ加減が大事でこつがいりますが、痛みによる患者さんのストレスを少しでも減らして差し上げたいですね。

患者が安心して診療を受けられるよう感染症対策を徹底

感染症予防への取り組みと、注力している予防歯科について教えてください。

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科5

医療用の空気清浄機に加え、歯を削るときに飛び散る細かな水や粉塵を吸い取っていく移動式の口腔外バキュームを導入しました。患者さんが直接触れる機材は高圧滅菌器を使い、高圧処理ができない機材は超音波殺菌器と薬液でしっかり殺菌処理を行って、1つずつ滅菌パックに入れて保管しています。コップやエプロンなどはもちろん使い捨てです。予防歯科については、虫歯などの治療が終わってきれいなお口になったとしても、手入れを怠り歯周病になってしまったら、元も子もありません。当院では、歯科衛生士がクリーニングやメンテナンスを行い、お口の健康をサポートさせていただいています。

歯科医師をめざしたきっかけについて教えてください。お忙しい日々の中のリフレッシュ法は?

子どもの頃、虫歯に悩まされて苦労した経験が大きいですね。小さいから知識がなかったのは仕方ないけれど、歯は元には戻らない。中学生や高校生の頃に自分で調べていろいろとわかるようになり、「あの頃もっとケアしておけば」と後悔した、自分の経験からですね(笑)。あとは、身近に医療関係者が多かったという環境もあります。祖父と父が医師でしたので、患者さんに喜んでいただける様子を見て、医療の道を志すようになりました。休みの日は、子どもと過ごしていますよ。新型コロナウイルス感染症流行の影響で遠方には行けないので、自宅の庭や近くの交通公園で遊んでいます。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

岩月宏文院長 うぐいす谷駅前歯科6

今後は歯科衛生士も増やし、予防歯科をより充実させていきたいと思います。一度傷めた歯は元に戻らないもの。「痛いことをされたら嫌だな」などと思って歯科医院に行きそびれている方や、治療途中だけれど面倒になって通うのをやめてしまったという方も、症状を悪化させないために足を運んでほしいですね。患者さんが安心していただけるような診療を心がけていますので、ぜひ気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/3万3000円~
ほぼ歯を削らないブリッジ治療/1本22万円~
かぶせ物治療/8万2500円~
歯列矯正/88万円~

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