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荒木 崇 院長の独自取材記事

荒木医院

(豊島区/目白駅)

最終更新日:2026/02/06

荒木崇院長 荒木医院 main

目白駅から徒歩5分。荒木崇院長が2004年から2代目院長を務める「荒木医院」は、地域に根差した内科クリニックだ。早朝の診察や往診、時間外の相談にも柔軟に対応し、近隣住民からも親しまれている。母校である目白小学校の学校医も務める荒木院長は、「患者さんに笑顔になって帰ってもらいたい」という想いを胸に、「町のかかりつけ医」として地域とともに歩む医療を大切にしてきた。「もやもや感が残らないよう、何でも話してもらいたい」という考えが息づく院内は、穏やかな荒木院長の人柄と相まって、落ち着いて相談できる空気に包まれている。時には時間外に1時間以上、患者の話に耳を傾けることもあるという荒木院長に、地域医療への想いや日々の診療で心がけていることを聞いた。

(取材日2025年12月23日)

地域を見守り続けて20年以上

荒木先生が2004年に院長を引き継がれて、すでに20年以上が経過していますね。

荒木崇院長 荒木医院1

20~30年以上通い続けてくださっている近隣の方はもちろんですが、最近は外国人の方や若い世代の初診も増えてきました。そう考えると、以前と比べて患者層には変化がありますし、患者数自体も増えていますね。特に目白は人の出入りが多い土地柄なのかもしれません。海外からの駐在員の方や仕事の関係で引っ越して来られる方、逆に転居される方もいますし、地方からご両親を呼び寄せたり、都心の病院に通っていたけれど都合が悪くなって当院に移って来られる方もいらっしゃいます。患者層の変化は、街の変化そのものだと感じています。

患者さんの悩みについて、変化を感じることはありますか?

高血圧や糖尿病、コレステロール値といった慢性疾患で通院される方の割合自体は、大きく変わっていません。ただ、高齢化は確実に進んでいると感じますね。豊島区で最高齢の方も診ていました。今後は、支えるご家族自身も高齢化していく時代ですから、自治体によるサポートの重要性を改めて実感しました。一方で変化を感じるのは、若い方にとって病院に行くことへの敷居が低くなっている点です。職場での人間関係や家族とのトラブルなど、どういったことで悩んでいるのかを、ご自身から話してくださる方が増えました。以前は、限界までストレスを抱え込んでしまう方が多かった印象がありますが、今は早い段階で相談に来てくれる。その意味では、良い傾向だと感じています。

患者さんの話を丁寧に聞くために、診療時間外でも相談に対応されているそうですね。

荒木崇院長 荒木医院2

当院の診療時間は大きく3つに分かれています。通勤・通学前や、食事制限が必要な検査を受ける方のための7時30分から8時、次に9時から13時、そして17時から18時までです。13時から17時の間に私の時間がとれる場合は、「この時間に来ていただければ、ゆっくりお話を聞きますよ」と患者さんにお伝えすることもあります。今の時代、誰かに腰を据えて話を聞いてもらえる機会は、なかなかありませんよね。悩みを吐き出すだけで気持ちが整理され、体調が良くなる方もいらっしゃるので「もう少し話す必要がありそうだな」と感じた方には、時間外でもお話を聞くようにしているんです。薬を処方する以上に、「胸につかえていたものを全部話せてスッキリしました。ありがとうございました」と、表情が晴れる方もいらっしゃると思うので。

患者に笑顔で帰ってもらえるように

診察する上で、先生が大切にされていることを教えてください。

荒木崇院長 荒木医院3

患者さんの「本当に相談したかったこと」を引き出し、笑顔で帰ってもらうことです。中には、ご自身の悩みを打ち明けるまでに時間がかかる方もいらっしゃいます。だからこそ、雑談が意外と大切なんですよね。何げない会話の中から患者さんの情報を拾い、モヤモヤが残らないよう、思っていることをすべて吐き出してもらうよう心がけています。もうひとつ大切にしているのは、プラスの感情で帰ってもらうこと。数値や改善点、注意点はきちんとお伝えしますが、「悪い」と伝えるだけで終わらせず、「ここは良くなっています」「全体としては問題ありません」といったフォローを必ず添えます。特に高齢の方には、理屈以上に感情を大切にして向き合うようにしています。そのほうが次回受診へのハードルも下がりますし、マイナスの感情だけが残ると通院が途切れ、結果的に症状が悪化してしまうこともありますから。

その姿勢は、過去のご経験から生まれたものなのでしょうか。

当院を継ぐ前は、虎の門病院で肝臓内科の専門知識と技術を磨き、静岡の病院では幅広い症例を担当し、柏の三次救急病院で重症患者を診る救急医療の現場も経験しました。いずれも非常に忙しい現場で、患者さん一人ひとりに十分な時間をかけるのは難しかったんですね。時間的な余裕が持てるようになった今、自然と患者さんの話を丁寧に聞く診療スタイルができました。「天気がいいですね」「旅行はどちらへ行かれるんですか?」など、病気とは直接関係のない雑談がほとんどですが(笑)、こうした何気ない会話からこそ、患者さんの背景が見えてくるんです。

患者さんの話を聞く際に、心がけていることはありますか?

荒木崇院長 荒木医院4

こちらが喋りすぎないことですね。余計な相槌を入れると、話が核心に届く前に止まってしまうことがあります。例えば「夜眠れない」と相談に来られた方も、よく話を聞いていくと、娘さんとの関係がうまくいっていないといった家族の問題が背景にあるケースも少なくありません。「眠れないなら睡眠薬を出しましょう」で済ませることもできますが、それでは根本的な解決にはならないと思っています。悩みやストレスには必ず原因があります。それを会話の中から見つけ出し、患者さんご自身にも認識してもらう。そして私にできることがあれば、少し介入するというようにしています。

話を聞きながら情報を整理し、本質を提示していくのですね。

はい。僕はよく「環境問題」という言葉を使います。ご本人は「自分の身体が悪い」と思っていても、実際には仕事や学校などの環境が合わず、ストレスにさらされている場合も多い。環境を改善できれば、ストレスの原因自体を減らすことができますから、一緒に改善策を考えていきます。ただ、職場環境のように個人の力だけでは変えられないこともありますので、そうした場合は薬を補助的に用います。

何かあったら遠慮せずに電話で相談を

お忙しい先生ですが、リフレッシュ方法は?

荒木崇院長 荒木医院5

大学では山岳部に所属していたんですよ。今は高い山には行きませんが、飯能の山など、日帰りできる山へハイキングによく出かけています。自然に包まれるとリラックスできますし、適度な上り下りがあるので、身体を動かすにはちょうどいいんです。土や草の上は、コンクリートよりも足や関節への負担が少ないですしね。始発で行って10時くらいに帰宅するのですが、理由は家族の用事に間に合わないと白い目で見られてしまうので(笑)。

ご家族との時間も大切にされているんですね。では、クリニックの今後についても教えてください。

これからも変わらず、患者さんには当院を上手に使っていただけたら嬉しいですね。イメージとしては、コンビニエンスストアのような感覚で気軽に立ち寄ってもらい、ここで済むことはできる限り対応する。「これは大きな病院に行ったほうがいいのかな?」といった判断はご自身では難しいと思いますので、そこはお任せください。ご本人では軽い症状だと思っていても、重い病気が隠れていることもあります。そうした場合は速やかに専門の病院へご紹介しますので、遠慮なくご相談ください。

近くに荒木先生のような頼れる存在がいると、住民の方も安心ですね。

荒木崇院長 荒木医院6

患者さんには、「何かあったら、とりあえず電話してね」とお伝えしています。初診の方の場合は前情報がないぶん電話だけでの判断は難しいので、一度ご来院いただく必要がありますが、最初が肝心ですから、ゆっくりお話を聞かせてください。もし自分が患者の立場だったとしたら、コンビニエンスストアのように、ふと思い立ったときに気軽に立ち寄れて、医療の疑問を解消できる場所があったら心強いと感じるはずです。そうした身近な地域のクリニックとして、当院を活用していただけたらと思っています。

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