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久保 信彦 院長の独自取材記事

あずま通りクリニック

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2022/08/30

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池袋駅から徒歩8分、あずま通り沿いにある「あずま通りクリニック」。内科・小児科・皮膚科を標榜するが、2005年に第三者承継して開業した久保信彦院長が、どの科にかかったらいいかわからない症状や、ちょっとした体の不調に対しても親身になって相談に乗っている。外来診療のほかに、高齢化に伴い通院できなくなった患者を中心に在宅医療を行い、また小児外科の医師2人が外来を担当するのも同院の特色である。2019年冬以降、短期間で世界的に拡大した新型コロナウイルス感染症の流行について、「開業医の日常診療を大きく変化させている」と話す久保院長。3密にならない待合室の工夫、来院者の手指の消毒と体温測定などさまざまな感染症対策を含めた、クリニックの診療内容について紹介する。

(情報更新日2020年7月14日)

徹底した感染症対策を実施

最近の新型コロナウイルス感染症対応について教えてください。

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当院では新型コロナウイルスのPCR検査を実施しております。検査をご希望の方は来院前にお電話でお問合せください。また、熱や咳のある方、具合の悪い方は、必ず来院前にお電話で受診できるかをご確認ください。

どのような感染症予防対策をとっていますか?

以前にも増して換気に気をつけるよう、診療時間中は入り口と出口、外窓を解放するほか、定期的な床の消毒、座席シートやドアノブなど来所者が触れやすい箇所の消毒を行っています。また、待合室の雑誌類の閲覧とおもちゃの使用をしばらくの間、控えています。そして、座席は密にならないよう、3人または3グループまで待合室に入っていただいて、それ以外の方は外の椅子で待機していただき、スタッフが順にお呼びして待合室に入っていただいています。スタッフはサージカルマスクを常用して、手洗いを定期的に行い、状況によりフェイスシールドと手袋をして対応いたします。ほかにも、診察室、受付にはビニールシートを張り、来院された方は全員、手先の消毒を先にしていただいた後、検温をお願いしています。

子どもの患者さんも多くいらっしゃるそうですが、どのようなことに配慮していますか?

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新型コロナウイルス感染症が流行して、診察状況が激変しています。具体的には、子どもさんの受診が減っています。ただ、お子さんの風邪や保育園での急な発熱が減っているわけではないようで、保護者が受診を控えたりされているケースも多いような印象です。幸い、子どもさんは新型コロナウイルス感染症にかかったとしても軽症で済むとされていますが、そこから大人、特に高齢者への感染がないよう特に気を遣います。ご家庭が何世代も一緒に暮らしていらっしゃる場合でも、同様の注意が必要でしょう。健診や予防接種は以前と同様にできる体制を整えておりますので、体調の良いときに受けていただければと思います。季節や天候、時間帯によって混み具合が違いますので、お電話で確認の上、ご利用ください。

子どもを持つ親の気持ちになって、患者に接する

内科・小児科・皮膚科を標榜されていますが、来院される患者さんの割合を教えてください。

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内科が3割、小児科が3割、皮膚科が3割といったところでしょうか。残りがそれ以外の「どこにかかったらいいのかわからない」とか「ほかに相談できる人がいない」という理由で何らかの体の不調を訴える方です。症状によってはしかるべき専門病院を紹介しますので、ちょっとした体の不調や気になることがあれば相談してもらって、お役に立てていただければうれしいです。メンタルに問題を抱えながらも精神科や心療内科に行くことに抵抗があるという方も相談にいらっしゃいますし、検査やワクチン接種を希望する方も多いですね。検診にも対応しています。当院は地域のかかりつけ医として地域の皆さまの健康を守っていきたいと思っていますので、気軽に来院してください。

子どもの患者さんはどのようなことを訴えて受診することが多いですか?

発熱、腹痛、乳児湿疹、あと、予防接種はとても多いですね。ワクチンによって予防が見込める病気もたくさんあります。当院は、小児科の専門ではありませんが、たくさんの子どもさんに来ていただいているので、待合室にも子どもの病気やワクチンに関するわかりやすいパンフレットを置いています。例えば、都市に住んでいると仕事や生活に追われて、夜寝るのが遅くなることが多々ありますが、乳幼児に関しては心と体の基礎を育てるために、なるべく早めに寝かせるよう努めてほしいとお伝えしています。どうして早く寝ないことが良くないのか、どんな影響があるのかについても詳しく説明させていただきますよ。

在宅医療も行っているのですね。

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在宅療養支援診療所として、ケアマネジャーさんやヘルパーさんと連携を取って、在宅医療を求める患者さんをサポートしています。今までクリニックにかかっていたけれど歩くのがつらくなった患者さんに往診することも。実は豊島区は独居高齢者が非常に多いんです。近くに家族が住んでいればよいのですが、遠方または身よりのない方の生活には在宅医療の関与が欠かせません。また、当院はバリアフリーなので、歩くのが困難な方も車いすでお越しいただけます。

患者の思いもくみ取る、患者を包み込むような治療

小児外科について教えてください。

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当院の特色として、日本大学医学部附属板橋病院小児外科医局に所属する2人の小児外科医師が、非常勤で外来を担当します。星先生は小児外科を専門とする医師、長崎先生は外科を専門とする医師です。小児科・新生児科がお子さんの内科であるのに対し、小児外科はお子さんの外科。対象となる年齢は、生まれたばかりの赤ちゃんから乳児、幼児、16才未満の学童までと、広い範囲をカバーします。お子さんの体は発育に伴って機能が変化していきますが、新生児や乳幼児には成人とは違った生理的特徴があり、手術前後の管理法や対応が成人の場合とはかなり異なるため、専門性を持つ小児外科医師が担当するのです。余談ですが、小児外科専門の医師は、専門性を追求する上で、大人を診る外科専門の医師でなければならず、従って大人の外科も診ることができます。

どんな病気を診療するのですか?

小児外科で対応する病気は、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア、腸重積症、急性虫垂炎(盲腸)などがあります。生まれつき肛門がないお子さん(鎖肛)や腸の神経の異常で便秘になるお子さん(ヒルシュスプルング病)の手術、便秘の指導が得意です。当院では、便秘や便秘に合併することがある夜尿症を外来で診察し、ほかにもさまざまな小児外科疾患の経過観察や指導を行います。また健診で異常を指摘された際の停留睾丸、移動性精巣や臍ヘルニアなどを数多く診察しています。超音波検査を行い手術が必要か判断して、必要な場合は大学病院や都立病院等を紹介するのに加え、術後のお子さんの経過観察も。そのほか、外傷や異物誤飲の相談、まれな先天性疾患に対する手術や障害のあるお子さんの生活の質向上をめざした手術の相談なども実施します。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんは症状があって診察室の椅子に座っても、なかなか本当のことを話してくれないことがあります。その理由はいろいろで、医療に不安があったり、その時思い浮かばなかったり、自分で気づいていないこともあるかもしれませんし、生活背景や家族などの人間関係が大きく影響する場合もあります。そこで、患者さんが本当は何を求めているのか、本当は何を訴えたいのかをくみ取ることが病気の診断や治療方法に大きく影響します。よくお話を伺うことはもちろんですが、言葉にならない気持ちに気づいて、受ける検査や治療方法について説明したり提示したりするよう心がけていますね。

読者へのメッセージをお願いします。

子育て世代のお母さんにお伝えしたいのが、お子さんのことばかりでなく、お母さんご自身の健康のことも考えましょうということです。今は少子化ということもあり、お子さんのことばかりに気を向けてしまっているお母さんがとても多いと感じています。もちろん子育ては大切なことですが、お子さんのことに集中しすぎないように、ちょっと立ち止まって胸に手をあててみてください。お母さんご自身の健康をないがしろにしていませんか? お母さんご自身の生活を顧みない毎日を送っていませんか? 定期健診をきちんと受けること、無理しないことを心がけてください。ご家族を大切にしながら、ご自分のことも、もっと大切にしてあげてくださいね。

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