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倉本 将司 副院長の独自取材記事

倉本歯科医院

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2024/04/12

倉本将司副院長 倉本歯科医院 main

父が歯科医師、母が歯科衛生士という環境に育ち、同じ歯科の道に進んだ「倉本歯科医院」倉本将司副院長。研修医時代に歯内療法に興味を持ち、母校の昭和大学や東京医科歯科大学で研鑽を積んできた。2020年からは、同院でも歯科用CTやマイクロスコープなどの高度な医療機器も駆使して、精密な根管治療をはじめとする歯内療法を行うようになった。穏やかな語り口と、爽やかな笑顔も印象的な倉本副院長の元には遠方から通う患者も多いという。そんな倉本副院長に、同院の特徴や、歯内療法に対する思いなどを聞いた。

(取材日2024年3月29日)

池袋駅エリアで、一般歯科、専門的な歯内療法に対応

こちらは、とても歴史のある歯科医院と聞きました。

倉本将司副院長 倉本歯科医院1

当院は、1987年に父が開業した歯科医院で、母も歯科衛生士として診療に携わり、虫歯や歯周病の治療といった一般歯科から入れ歯治療、そして訪問歯科診療まで幅広く行っています。2020年から私が副院長として勤務するようになり、精密な根管治療など専門的な歯内療法にも対応するようになりました。そのタイミングで院内のリニューアルを行い、診療ユニットなども更新し、また歯内療法を行える環境を整えるために歯科用CTやマイクロスコープも導入しました。もちろん感染対策も徹底し、ユニット周りなど汚れがちな箇所は、私が率先して清拭するようにしています。患者さんの立場で汚れが目につくところ、気になるところなどを客観的にチェックするようにしています。母もきれい好きなので、そういうところは似ているのかもしれませんね(笑)。

先生のプロフィールを教えてください。

子どもの頃から当院に出入りしながら育ったので、歯科医師はとても身近な職業であり、自然な形で歯学部に進みました。卒業後、母校の昭和大学歯科病院で臨床研修を受けているときに歯内療法に出会い、とても興味を持ち、歯内療法を専門にしたいと考えるようになり、歯内治療科に入局して研鑽を積んできました。その後、複数のクリニックなどで歯内療法を専門とする歯科医師として勤務をしていく中で、自分自身で歯内療法の研究に携わってみたいと思い、東京医科歯科大学大学院の歯髄生物学分野に進みました。そして、大学院修了を機に当院の診療にも携わるようになりました。

歯内療法はどのような治療なのですか。根管治療とは異なるのですか。

倉本将司副院長 倉本歯科医院2

歯の中の治療という大きなくくりが歯内療法で、根管治療はその中の一つで、歯根の治療ということになります。歯内療法には根管治療の他に、歯の中の神経に関する治療も含まれます。根管治療については、いかに感染を徹底的に除去できるか、根管を将来的に感染させないためにいかに緊密に充填していくかが重要となります。歯根および根管は人によって異なり、とても複雑なものです。肉眼的に根管治療を行うとどうしても感染の取り残しや根管の見落としが生じてしまいますので、当院では、マイクロスコープや歯科用CT、その他に専用の器具を使用して精密な根管治療を行っています。

診査診断と患者の理解を重視して、専門的な治療を実施

どのような患者さんが多いのでしょうか。

倉本将司副院長 倉本歯科医院3

父の患者さんは、長く通い続けてくださっている方や、家族ぐるみで来てくださる方も多いですね。この辺りの企業にお勤めの方や、近隣マンションのご家族、昔からお住まいの高齢の方など、幅広い層の方に来ていただいています。私が担当する患者さんは、他の先生からのご紹介や、ホームページなどを調べて来られる方が多く、神奈川県、埼玉県など遠方からも来られます。「歯を残したいのですが」というご相談も多いですね。歯内療法で可能な限り歯を保存することはめざせますが、残念ながら保存できない場合もあります。ですから、治療を開始する前に歯の状態や、治療中に起こり得ることなどをしっかり患者さんにご説明して、同じ認識を共有した上で、治療を開始するように心がけています。

診療する上で大切にされているのは、どのような点でしょうか。

まず何が原因で疾患が起きているのか探ることです。原因がわからなければ治療をしても望む成果が出ないことがあります。そのため、診査診断してから診療を進めていくということを心がけています。「とりあえず試してみましょう」という治療は行いません。そして、必ず治療に関して起こり得るリスクや起こり得る可能性を術前に提示して、患者さんにご納得していただいた上で治療を進めています。こうした診療方針を持つに至ったきっかけは、研修医の頃の昭和大学歯科病院の先生方の教えです。歯内療法、特に根管治療はテクニック的な部分がフォーカスされやすいですが、その土台となるのは最初の診査診断であり、そこが曖昧なままだと治すことが望めるものも治せないことがあり、さらに根管治療だけではなく、もっと広い視野を持って口腔全体を診ていくことが、歯の保存につながると教わったのです。

歯内療法についてどのような思いがありますか。

倉本将司副院長 倉本歯科医院4

私が研修医になった頃は歯内療法が流行りはじめた頃でした。それから十数年が経過して歯内療法を専門とする歯科医師の存在が認知されるようになり、難しそうな症例や、根管治療は専門とする歯科医師に紹介したほうが良いと考える先生も増えてきたように思います。当院には遠方からも患者さんが来られる場合があり歯内療法を専門としていることのニーズの高まりを感じています。ご自身の歯について長きにわたり悩まれている方も少なくありません。そうした方を治療させていただき、問題が解決する手助けができることは私自身もうれしいですし、やりがいを感じますね。

根管治療を含め、歯内療法の重要性を広めていきたい

ところで、先生のプライベートな部分も少し聞かせてください。

気分転換は、走ること。ランニングですね。1年ぐらい前から始めて、フルマラソンにも挑戦しています。狭き門ですが東京マラソンにも出たいですね。あとは子どもや家族との時間を大切にしています。父と2人で診療しているわけですが、お互いにあまり干渉はしていませんし、診療の分野も異なるせいか、ぶつかることなく(笑)快適ですね。やはり似ている部分はあると思いますが。父から学んだことは、患者さんの気持ちに寄り添うということでしょうか。歯科医師として医学的に勧めたい治療があっても、患者さんが望まれない場合は、その思いに寄り添って治療を進めていくという診療姿勢は参考にしていますね。

今後に向けて、どのような展望がありますか。

倉本将司副院長 倉本歯科医院5

根管治療を含む歯内療法とはどのような治療なのか、もっと理解が深まるように情報発信していきたいですね。選択するかどうかを決めるのは患者さんですが、選択肢があることは知っていただきたいと思います。私自身はこれからも歯内療法を専門として診療していきたいのですが、歯科医院としては、歯内療法専門にするか、一般診療も行っていくかを模索しているところです。今は歯内療法以外の治療は父に任せていますが、将来的にはどうしようかというところですね。紹介された患者さんは、歯内療法だけを行って紹介元へお戻しするかたちになるのですが、かかりつけ歯科がないという患者さんもいらっしゃいます。そうした方のために総合的に診療できる環境を整えていくことも必要かなと感じています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

倉本将司副院長 倉本歯科医院6

当院で歯内療法の治療を行うようになり、遠方から来られたり、「専門とする歯科医師による根管治療を受けたい」というご相談をいただいたり、歯内療法のニーズの高まりを実感しています。根管治療が必要な場合や、歯や歯茎に腫れや痛みがある場合は、ぜひ歯内療法を専門とする歯科医師にご相談いただければと思います。口の中にニキビのようなできものができた場合も、歯根の先に病変があり膿の出口となっていることがあるので、歯内療法が必要な場合があります。当院では、術前にしっかりと診査診断を行い、どのような治療が必要かを説明し、患者さん自身が理解し納得していただいた上で治療を行いますので、まずはご相談ください。また根管治療をはじめ、歯内療法に関することはもちろんですが、一般の歯科治療も手がける歯科医院でもありますので、歯やお口に関することはなんでも気軽にご相談いただきたいと思います。

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