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末野 利治 副院長の独自取材記事

長崎眼科

(豊島区/東長崎駅)

最終更新日:2019/08/28

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西武池袋線・東長崎駅北口より徒歩1分。 下町風情を残す通りの一角に「長崎眼科」はある。開業以来50年、地域住民の目の健康を守り続けてきた老舗であるが、2014年に外観、院内ともにリニューアルされ、経年による古さはまったく感じない。バリアフリーとなっているので、車いすや高齢者の患者もストレスなく通院が可能。また、ドクター、スタッフの診療や応対も明るくアットホーム、かつ診療対象も幅広いので、初診でも気兼ねなく訪れられる。また、患者を待たせないためにスタッフが常に気を配るなど徹底した配慮も好評だ。2013年より副院長に就任した末野利治先生は、長きにわたり大学病院で緑内障の研究と診療の研鑽を積んできた眼科医。きめ細かで、精度の高い診療技術を持つだけではなく、物腰柔らかで何でも相談できる人柄も魅力の先生だ。緑内障をはじめとする成人眼科診療、眼科医をめざしたきっかけなどについて、末野副院長に聞いた。
(取材日2014年5月9日)

半世紀にわたり、住民の「目」を守り続けてきた老舗のクリニック

50年の歴史を持つクリニックだと聞きました。

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院長である私の伯母が開院したのが1961年のことですから、半世紀以上ですね。今、こうして私は副院長をしていますが、自分が育った地域ですし、当クリニックには小さい頃よく通った記憶もありますので、私にとっても馴染みのある医院なんです。患者さんの中には数十年来の方も少なくないですし、親子4代でかかりつけにしていただいている方もいらっしゃいます。

いつ頃から、副院長に就任されたのですか?

2013年の4月です。それまでは、母校の東海大学の病院に勤務していました。大学院を修了後、渡米し、研究員としてハーバード大学で学んでからずっとですから、16年間になりますね。今でも週に1〜2日ほどは診療や手術などで通っているのですが、医学部講師、東海大学大磯病院眼科医長、東海大学医学部病院病棟医長、東海大学東京病院医長と経てきて、後進の育成や自分の研究など、大学病院でやれることは一段落したと感じるようになりました。また一方で、小児眼科を得意とする院長と私の得意とする成人眼科診療で今まで以上に幅広い専門性をもちつつ、地域に根ざして行きたいと考え開業医としてスタートを切りました。

先生が注力してきた治療分野は何ですか?

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緑内障ですね。およそ20年、研究と診療に研鑽を積んできました。始めは興味があって選んだ分野でしたが、岐阜大学で研究をされていた先生が東海大学にいらっしゃって師事したことがきっかけで、専門分野として本腰を入れるようになりました。当時は、糖尿病網膜症が中途失明原因の第1位でしたが、近年では緑内障が台頭していますので、ますます重要な分野だと感じています。

視力検査から緑内障検査・治療まで! 幅広い眼科医療と安心を提供

緑内障の症状や原因、治療方法などを教えてください。

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まず、緑内障というのは視野が欠けたり、狭くなったりする病気のことです。 “目の成人病”とも呼ばれることがあり、40代の約2%、50代では3%、60代以上では5%以上の方が罹患していると統計が出ています。発症する原因については、まだはっきりとは解明されていないのですが、眼圧の上昇により視神経や網膜が損傷を受けることが原因の1つであるといわれています。残念ながら、緑内障は現代の医療では完治させることができない病気で、失われた視野を回復させることはできません。現状においては眼圧を下げ症状の進行を抑えることが唯一の治療方法となります。ただ、この20年で治療内容や診断技術は格段に進歩し、早期発見・早期治療を行えばかなり進行を遅らせられるようになってきました。治療方法に関しては、点眼治療や手術が代表となりますが、点眼薬の種類も続々と登場し病状に適したものを投与することが可能ですし、手術も高い効果を望める術式が確立されています。近年でレーザーによる治療も導入されるようになり、幅広い選択肢の中から適した治療を選べる環境が整っています。また、診断技術では、これまで眼圧を調べるのが検査の基本となっていましたが、近年で視神経そのものを調べられる技術が発達して、初期の症状を発見できるようになりました。このように治療法、診断技術ともに進歩していますので、今後もさらに発展していくものと期待していますし、私も緑内障の発見や治療に尽力していきたいと考えています。また、緑内障だけではなく、目の疾患はある程度の年齢となれば誰にでもリスクがある病気ですので、定期的に目の検査を受けていただきたいですね。

クリニックの特色を教えてください。

設備に関しては、先ほどお話しした緑内障で挙げると、治療の際に必須となる眼圧計やレーザー光凝固装置はもちろんのこと、眼底の状態を調べる眼底カメラや、目の断層を画像化して視神経や網膜の厚みを見ることができるOCT、視野の異常を調べるハンフリー視野計を導入していて早期発見に注力しておりますし、急な疾患でも対応が可能です。手術室はないので、手術が必要な場合は、練馬総合病院や日本大学医学部板橋病院、都立大塚病院などの近隣の総合病院との病身連携も密にして万全の体制を整えていることが当院の特色ですね。また、眼精疲労から、白内障、加齢黄斑変性まで、あらゆる眼病に対しても安心していただける診療を行っています。そして、これは診療内容ではないのですが、ドクターやスタッフ含め皆、明るいことが当院の何よりの特色だと考えています。元気ではないから訪れるのが医院ですので、多少の差こそあれ、患者さんは症状の不快だけではなく不安や緊張を抱えていらっしゃいます。なので、治療よりもまず、患者さんに心底安心してもらえるような雰囲気づくりを心がけています。院長が本当に明るいんです(笑)。多くの患者さんから、度々「元気をもらえる」といった声をいただくこともあります。

診療において末野先生が特に心がけていることはありますか?

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患者さんの話を聞くことです。患者さんがリラックスできるように雑談から入ることもあります。日々の診療の中で患者さんの生活習慣や背景を知っておくことはとても重要なことなので、さりげない会話でも大切にしています。また、患者さん自身が治そうと思っていただかなくては改善しませんので、診察時にはOCTなどの目の状態をその場で見られる機器などを使い画像を使ってより具体的に説明をします。これによって患者さんが理解し、納得していただくことによりご自身のケアの必要性に気付いていただけるようにします。最近ではテレビなどのメディアでも盛んに取りあげられるようになった加齢黄斑変性や、今の季節であれば、俗に「はやり目」と言われる流行性角結膜炎は注意してもらいたい眼病ですが、特にご自身でのケアが必要なのは眼精疲労からくるドライアイですね。パソコンやスマホなど、デジタル機器が普及し、使用時間も増加している現代においては軒並み増えています。ドライアイの防止には、生活習慣の是正が欠かせませんが、現代人の生活スタイルを考えれば難しい面も多いと思いますので、できるだけ「目を休ませる」ケアを心がけていただければと思います。おススメは、目を適度に温めること。私も実践しているのですが、入浴時に湯船のお湯を両手ですくい、それを閉じた目にあてるのが効果的です。目の疲れを手軽に取れ、気分のリフレッシュにもなります。また、薬局などで、目を温めるアイマスクも販売されていますので、そういったケアグッズを意識的に使用するのも良いと思います。

信頼を寄せられる伯母の姿から、眼科医の道へ

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

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やはり、当院と院長の影響が大きいですね。何かあれば通っていましたし、小さい頃にはすでに視力検査表の記号やひらがなをすべて覚えていました(笑)。眼科医療が身近で、また、院長の人柄にも尊敬の念を感じていましたので、自然と眼科医になりたいと思うようになっていきました。ただ、実は医師をめざしそうと決めたのは遅いんです。高校生の頃、海外に憧れを持っていてアメリカに留学したことがあります。それで、例えば外交官や商社マンなど、将来は海外を飛び回るような職業に就きたいとも当時は考えていたんですよ。でも、日本に帰ってきて改めて自分の進路について考えて見ると、やはり病気を治し、人の生活の役に立つこともできる医師も魅力的に感じました。でも、最終的には、患者さんからとても信頼を寄せられている院長の姿が決定打となり、最終的に医師の道を選んだというわけです。そうして、眼科医となり数十年が経ちますが、天職に感じています。

休日はどんなリフレッシュをされていますか?

元々、インドア派で、家に帰れば小学生と高校生の2児の父親ですから、趣味らしい趣味はないんです。でも、あえて挙げれば自転車と家庭菜園でしょうか。もっぱら自宅周辺なのですが、時間が空いたときはサイクリングをしています。仕事が室内ですから、運動不足解消も兼ねていますが、良い息抜きになっていますね。家庭菜園はベランダで。ゴーヤやレモン、ナスなど、鉢植えやプランターでいろいろな野菜を育てています。市販のものよりは見た目は良くないですが、食べればなかなかですし、徐々に育って実をつける植物たちを眺めるのも良いものですよ。

最後に『ドクターズ・ファイル』の読者へメッセージをお願いします。

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現代は情報を得るにも非常に手軽な時代になりましたので、手軽に眼科医院も探せると思いますが、生涯にわたり通えるかかりつけを見つけるためには、やはり実際に足を運び判断することが重要だと思います。“縁は異なもの〜”といった言葉もあるように、情報だけでは内容まではわかりませんし、それぞれの先生方は皆、患者さんのためを思い医療を提供しているものですが、それがすべての方に通ずるとは限りません。なので、情報に寄らず、気になるクリニックがあれば赴き、疑問があれば質問した上で自分の通いたいクリニックを決めるのがベストだと思います。当院は、一人ひとりの患者さんが治療だけではなく疑義解消できるように、何でも聞ける、または相談できるような雰囲気づくりに努めていますので、何か心配事があれば、相談のみでもお気軽にお起しください。

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