土屋医院

土屋医院

土屋淳郎 院長

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「地域の方にとって、『気軽に相談できる街の仲間』のようなかかりつけ医でありたいです」と穏やかな口調ながら、情熱を込めて話す土屋医院の土屋淳郎院長。祖父母、父、妹と3世代5人が医師で全員が土屋医院で診療を行った経験があり、弟も同じビルの2階で歯科医院を開いているという仲のいい医療系一家だ。小学校3年生のときから、「父のような、信頼されるかかりつけ医になる」のが目標だったと話し、どんな病気でも正確な診断ができるようにと、放射線科の専門医になり経験を積んできた。在宅医療にも熱心で、日々、診察時間の合間を縫って患者宅やグループホームを訪問。またケアマネージャーなど他職種の人たちと連携できるシステムの構築にも積極的に取り組んでいる。院内はというと、待合室には大きな木の本棚があり、診察室の机も祖父母の代から使っている木製のもので、どこか懐かしく落ち着ける雰囲気だ。古き良きものと、新しき良きものを取り入れる土屋院長に、看取りや、多職種連携のシステムについて、そして土屋院長の父であり目標でもある前院長のことなどについて伺った。
(取材日2014年4月28日)

「気軽に相談できる街の仲間」のようなかかりつけ医でありたい

―古くから地域で頼りにされている医院だと伺いました。

私の父方の祖母が自宅の一角に開院したのが始まりです。その後、都立大塚病院に勤務していた祖父が引退して院長を継ぎ、その祖父が亡くなってからは、再度祖母が、続いて父が継ぎました。皮膚科医である妹が私よりも先にこちらで診療を始め、2012年に私が院長に就任しました。3世代で5人が関わったことになります。はっきりとは分からないのですが、70、80年前に開院したようですので、まずは100周年をめざしたいと思っています。この机も、祖父母の代から使っていたものです。だいぶがたが来ていますが、これからも大切にしていきたいですね。建物は1992年にビルに建て替えましたが、今もここに、私も妹も暮らしています。歯科医師になった弟もこのビルの2階で開院しています。

―お父さまである先代の院長が、患者から慕われていたそうですね。

実は2012年の年末にがんで亡くなってしまったのですが、待合室にその父の写真を飾らせてもらっています。クリニックに遺影を置いておくのもよくないような気もするのですが、やはり長くやっていたので、患者さんに「先生がまったくいなくなってしまうのはさみしい」と言われました。写真に向かって話しかけたり、いつもお花を供えてくださったりする方もいらっしゃいます。とてもありがたいことだと思っています。

―こちらの医院の特徴を教えてください。

0歳児から70、80代のお年寄りまでの地域の方々が来院されますし、看取りまでやっていますので、100歳を超える方も診ています。かかりつけ医として、通院が難しくなった方の在宅医療にも力を入れています。在宅医療は、父がかなり頑張っていましたので、それを引き継いで私もやっています。画像診断が専門の私が内科と小児科を、皮膚科が専門の、妹・知子医師が皮膚科と内科、小児科を診ています。どう割り振りをしているかというと、患者さんに「ご指名」される感じでしょうか(笑)。例えば、今日来た子どもは注射は私で、診察は妹がいいと言っていました。また女性の方では、妹が診察して、検査の結果説明などは私がすることもあります。内科は、風邪やインフルエンザ、腹痛などのほか、高血圧や糖尿病といった慢性疾患が多いです。皮膚科では、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹などの一般皮膚科のほか、ニキビやシミ、シワなどでお悩みの方に、吸引して薄くした皮膚にマイルドな光を深部まで照射する光治療などを行う美容皮膚科を行っています。

―患者と接するときに気を付けていることを教えてください。

きれいごとと思われてしまうかもしれないのですが、医療をビジネスとして捉えたくないと考えています。「気軽に相談できる街の仲間」のような存在でありたいのです。私のことを子どもの頃から知っている患者さんからは「先生」ではなく「あつろうくん」と呼ばれます。このような関係でいられることがとてもありがたいと思うのです。地域のみなさんから「家族の一員」と思ってもらえたらうれしいですね。父はかねがね、「患者さん自身より、データばかりを見る風潮になってしまった。かかりつけ医は、自分の家族を診るような気持ちで、その方の生活全般を診なければならない」と言っていました。例えば、診察中の雑談や、在宅医療の場合は家の中の様子から、病気の原因や症状の改善につながるポイントが見つかることもあります。距離感が近いからこそ原因が見つけられることが多々あるのです。ガイドラインに添う的確な医療と、患者さんと家族のような距離感を維持させていく医療、そのさじ加減が重要だと思っています。

―患者さんとのコミュニケーションといえば、スタッフさんの元気な挨拶も印象的です。

スタッフはみんな元気で笑顔なんです。父が、そうしようと言っていたのですが、スタッフのみんなが、医院の雰囲気を作ってくれています。長く勤めてくれている人が多くて、本当に頼りになりますね。必然的に患者さんとの関係も長いので、その方の病気に合った対応をしてくれています。私が院長に就任してからも、みんなで「自律的に」医院を動かしていこう、自らアイディアを出していこうと共有していたのですが、実際にそのように動いてくれていて助かっています。医院全体で患者さんに向き合おうという今の雰囲気は、これからも大事にしていきたいですね。



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