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北原 裕 院長の独自取材記事

茗水矯正歯科・北原

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2020/04/01

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池袋駅西口から徒歩約4分、ビルの4階に「茗水矯正歯科・北原」がある。歴史は古く、矯正歯科専門となってから40年近くたつという。院長の北原裕先生は「まだ矯正治療専門の歯科医院は珍しかった時代でした」と話す。同院の矯正治療の大きな特徴は、骨格から噛み合わせを診断し、矯正治療に生かしている点だ。歯並びをきれいにするという審美的な面とともに、噛むという機能面、さらにそれらを支える骨格部分が安定して、初めて治療が成功したといえるのだという。東京医科歯科大学で顎顔面矯正学を学んできた北原院長の経験に基づく矯正治療だ。どのような形で矯正治療に携わるようになったのか、クリニックの歴史とともに北原先生に話を聞いた。
(取材日2019年6月4日)

「審美的」「機能的」側面を、骨格からアプローチする

開業はいつ頃ですか?

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前院長で、同じ矯正専門の関口先生が40年ほど前に引き継ぎました。実はそれよりも前に別の補綴を専門とする先生が開業し、前院長と2人で診療をする予定だったそうなのですが、補綴の先生が亡くなられたため矯正専門となりました。関口先生は大学の大先輩で、当時の教授の友人でした。大学院生の頃、教授から「外の臨床も経験してこい」と言われ、週に1度、関口先生のところに通っていました。関口先生が引退する時に、息子は歯科医師ではないので、僕に継いでくれないかと話がきました。ちょうど大学での研究の契約が切れ、当時の教授も辞める時だったので、それならと2006年に院長に就任しました。僕は大学で口唇口蓋裂などの先天異常のある方への矯正治療や、顎の形や大きさに問題のある方への外科矯正治療を行う教室にいたのですが、関口先生も同じグループにいたことから、引き継ぎもしやすかったですね。

こちらではどのような矯正を行っているのでしょうか。

僕自身はもともと噛み合わせを骨格から考える矯正に興味があるので、ワイヤーを使った矯正をメインに行っています。今はマウスピース型装置を用いた矯正など、さまざまな方法がありますが、抜歯をして歯を大きく動かすといった症例にはちょっと向いていないですね。その分ワイヤーを使った矯正は守備範囲が広く、さまざまな症例に対応できるメリットがあります。素材も進歩して扱いやすくなってきていますね。当院では、永久歯に生え変わっていないお子さんや、軽く歯を動かしたいといった症例に、マウスピース型の装置を用いた矯正を使っています。

その分、先生の知識や技術がかなり重要になってきますね。

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今でも外部の勉強会などに参加して、勉強するようにしています。それらの経験から、歯をきれいに並べるだけではなく、噛み合わせを重視し、顎関節の安定や顔貌の改善、健康な歯周組織をつくるといったことを、第一に考えて治療を行っています。矯正は単に歯並びをきれいにするだけではなく、機能的にきちんと噛めることや骨格の安定も重要であり、そしてそれが一番難しい部分です。最終的にこれらのバランスが取れるように治療をしていくことをモットーにしています。ちなみに、骨格から治療したほうが抜歯のリスクが減るとも考えています。

治療とともに、患者との信頼関係も築いていきたい

どのような治療の流れになるのでしょうか。

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最初にお口の中を見せていただき、噛み合わせの状況や歯並びを確認します。エックス線撮影や、型を採って噛み合わせを調べ、コンピューターで顎の骨の位置が平均からどれだけずれているか、歯の傾斜がどれだけずれているかなどを調べます。同時に、治療のために抜歯が必要か、また治療期間、おおまかな費用など、ゴールまでのおおよその見立てをします。矯正は保険が使えない治療なので、一度帰宅していただきゆっくりと検討していただきます。改めての再相談も可能です。治療期間中に、もし虫歯などの矯正以外の治療が必要になった場合は、近隣の一般歯科医院とも連携していますし、大学病院や大きな医療機関とも連携していますので、安心して治療を受けていただけると思います。治療後は保定期間を設けます。2~3ヵ月に一度のペースで来院してもらい、2~3年経過を診て問題がなければ終了です。

矯正治療に適した年齢というのはあるのでしょうか。

受け口の子は少し早めに始めることが多いので、前歯が生え変わる小学校1年生くらいから治療を開始する場合もあります。基本的にはだいたい小学校3、4年生くらいから始めることが多いですね。上の年齢では、歯周病などで歯がぐらついていなければ可能です。当院では、ワイヤーで矯正している方で上は50代後半の方もいらっしゃいますし、マウスピース型装置を使って少し歯を動かす目的だと、60代以上の方もいらっしゃいます。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

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エビデンスに沿った正しい診断と治療を心がけたいと思っています。最初に臨床を教えてくださった先生も先天異常の患者さんをよく診ていたのですが、とても治療が上手で、しかも患者さんやその家族への対応も丁寧で、コミュニケーションや信頼関係を築くのが上手でした。その先生を目標に少しでも近づけたらと思っています。なかなか難しいですが(笑)。

矯正治療に重要なのは、手先の器用さよりも「診断力」

先生はなぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

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医学部や歯学部、薬学部などの医療関係に進みたいと思っていました。2浪して東京医科歯科大学に入ったのですが、歯学部での勉強は大変でしたね。3年、4年と学年が上がるにつれ、こんなに勉強しないといけないのかと思ったくらいです(笑)。歯学部では矯正の勉強は半年くらいかけて行うのですが、半年ではまったくわかりません。2年、3年と長くかかる治療を、たった数ヵ月で覚えようなんて無理ですよね。勉強するたびに謎が深まり、奥が深いと思うようになったのが、矯正をやろうと思ったきっかけです。歯科医師は手先が器用だと思われがちですが、矯正では手先よりもむしろ診断力のほうが大事だと思っています。それも矯正を専門に選んだ理由の一つかもしれません。僕が卒業した東京医科歯科大学には矯正科が2つあり、合計80人くらい在籍していました。そのうち約10人が矯正専門の道に進んだので、人気がありましたね。

ところで先生は、趣味にしていらっしゃることはありますか?

大学時代はウインドサーフィンをやっていました。先輩に誘われてサークルに入ったのがきっかけで、千葉の稲毛に毎週通っていましたね。次第に矯正が忙しくなり、以来、ウインドサーフィンはやっていません。今はオフのときは日帰り温泉に行ったり、サウナに入ったりして、のんびりと体を休めるようにしています。あと、おなかが出て太らないようにジムにも通っています。大学のOB会や同門会の理事もやっているので、定期的にOBの人たちとは会っていて、お互い近況報告や情報交換もしています。開業するとなかなか外からの情報が入りづらくなるので、助かりますね。

最後に今後の展望とともに、先生が考えるクリニック選びのこつを教えてください。

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治療を20年続けてきて、そこそこできるようになってきたなと思うのですが、まだまだモチベーションの高い先生や、治療の上手な先生が多いので、そういった先生方を見習い、これからも研鑽を積んでいきたいと思っています。矯正のための歯科医院を選ぶときは、専門的に研鑽を積んできた先生を探すのも一つの方法です。教育設備のある医療機関で勉強をしているはずなので、幅広い症例に対応できると思います。あとは治療期間が長いので、患者さん自身が通いやすいところを選んだほうが良いですね。当院では、先天異常がある場合の矯正治療や、骨格から噛み合わせを診る矯正治療に注力しています。歯並びがきれいになっても、きちんと噛めないと後戻りをしてしまうことも多いので、しっかりとした診断力を持っている歯科医院を見つけてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正(小児)/約30万円~
ワイヤー矯正(小児)/約30万円~
マウスピース型装置を用いた矯正(成人)/約40~100万円
ワイヤー矯正(成人)/約80万円~
※症例によって変わりますので詳しくはご相談ください。

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