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小池 夏葉 院長の独自取材記事

山田循環器科医院

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2019/08/28

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池袋駅から徒歩1分という好ロケーションの「山田循環器科医院」は、心臓病の専門クリニックとして20年以上の歴史を誇る。長年通い続ける地域住民や池袋駅近辺に勤務する患者に加え、近隣医療機関からの信頼も厚い同院には、他クリニックからの紹介患者の来院も後を絶たない。同院の創業者である長村好章院長に代わって2016年から院長に就任した小池夏葉先生は、「常に患者本位の姿勢を貫く」という前院長の想いを受け継ぎ、患者に寄り添った丁寧な診察を行っている。そんな小池院長に、クリニックの特徴や患者への想いなど、さまざまな話を聞かせてもらった。
(取材日2018年2月7日)

20年以上の歴史がある心臓病の専門医院

こちらにはどんな患者さんが多く来院なさいますか?

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高血圧症、不整脈、狭心症、心不全などの心臓に関わる病気の患者さんがメインですが、その他、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の患者さんも来院されています。多くは60~70代の方ですが、健康診断で異常を指摘されたことがきっかけで来院する、40代前後の患者さんも増えてきました。この辺りに長年住まわれているお一人暮らしの高齢者の方や、池袋界隈の職場で働いているという中年層の方も多いです。ターミナル駅のすぐ近くという利便性から、インターネットで検索して来院される若い方も増えています。当院は開業から20年以上の歴史がありますから、気がつけば、親子やご夫婦で通われるようになっているという方もいらっしゃいます。心臓病や生活習慣病は完全に治すことは難しく、治療を続ける必要がある慢性疾患なので、患者さんとは長いお付き合いになることが多いですね。

近隣のクリニックから患者さんを紹介されるケースも多いそうですね。

当院は、心臓病専門のクリニックとしての20年以上の歴史と、前院長が築き上げた信頼があり「心臓のことなら山田循環器科医院へ」と思ってくださる医療機関が多いようです。近隣のクリニックから「専門的な視点で心臓を調べてほしい」と患者さんを紹介していただいたり、基幹病院から心臓病の患者さんの診療を依頼されるケースもあります。当院では基本的な診察に加え、いくつかの専門的な検査を行い、緊急性の有無や適切な方針を判断しています。心臓の超音波検査で心筋症や弁膜症の有無の確認、24時間心電図でどのような不整脈かなどの判断をしています。さらに専門的な検査や治療を要する場合は、近隣の連携医療機関に紹介させていただきます。その他、心臓病と合併することの多い睡眠時無呼吸症候群の検査や、生活習慣病の治療にも注力しており、毎月第1、3水曜の午前中には、信頼する友人でもある糖尿病専門の鈴木久美医師による診察も行っています。

こちらのクリニックと基幹病院の、両方に通院する患者さんもいると聞きました。

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診察の結果、積極的な検査や治療が必要と判断した場合は、大学病院などの基幹病院へ紹介するわけですが、一段落したら、月に一度の診察やお薬の処方を当院が引き継ぐことが多いです。ただしその後も、定期的な病態評価や体調増悪時の診察は行っていただきます。当院のような小さなクリニックは、提供できる医療に限りがありますので、それぞれの医療機関がきちんと役割分担することがとても大切だと考えています。いわゆる「2人主治医制」という体制は、患者さんに安心感を与えますし、私自身も基幹病院から最先端の知識を学ばせていただくことができ、とてもありがたく思っています。

温かで心地良く、通いたくなるクリニックが目標

先生は「患者さん第一の診察」を大事にしているそうですね。

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前院長が実践していた患者さんに寄り添った診察を引き継ぎ、日頃から積極的にコミュニケーションをとるよう心がけています。家庭環境や経済的な事情など、病気以外の背景もヒアリングして、それを考慮した上で診療するようにしています。例えば、お孫さんが生まれた話や飼っているペットの話で盛り上がることもありますし、身の上相談を受けることもあります。病気に対する知識や理解力に応じた説明を心がけたり、金銭面を考慮して行う検査や出す薬を選別するなど、一人ひとりの患者さんに対してオーダーメイドの診察を行うようにしています。以前勤務していた大学病院ではどうしてもスピード感が求められていましたが、当院では患者さんとじっくり向き合うことができています。私にはこういうスタイルのほうが合っていると感じますね。

非常にアットホームな雰囲気のクリニックですね。

昔ながらの古い造りそのままなので、診察室と受付や検査室の隔たりが少なく、患者さんの話をスタッフみんなで聞いて談笑することがよくあります。患者さん同士が親しくなって、待合室で楽しそうに話している光景もよく目にします。最近の病院では、機械による受付や電子カルテを用いた診察が主流になりつつありますが、当院ではすべて人の手で行っています。だからこそ手間がかかる面もありますが、人と人とのコミュニケーションが患者さんには心地良く感じていただけているのではないでしょうか。患者さんに、「ここに来ると安心します」と言っていただけると、私はもちろん、スタッフみんな本当にうれしいです。居心地が良く、いつまでも通いたくなるようなクリニックでありたいと思っています。

先生が院長に就任することになったきっかけを教えてください。

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大学を卒業後、同大学の循環器内科に入局しました。研修医として内科全般をローテートした後、循環器内科の医師として大学の附属病院や都立病院で経験を積んでいましたが、それと並行して医局からの派遣という形で、週に一度当院の外来をお手伝いさせていただいていました。しかし数年前に前院長が体調を崩し、闘病生活を送ることになり「クリニックを継いでもらえないか」と相談を受けたことがきっかけです。

重篤な疾患につながり得る生活習慣病は予防が大切

院長に就任することを決意した理由を聞かせてください。

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大学病院の勤務医という雇われている立場から、経営者で雇用主でもある院長になるわけですから、最初にお話をいただいたときはとても迷いました。それまで、自分が開業医として働く姿を想像したことは一度もありませんでした。でも、分刻みで予約がいっぱいの大学よりも、ゆっくり患者さんと向き合える診療所というスタイルが自分に合っていると感じることがあり、決して悪い話ではないと思いました。相談に乗ってくださった先輩や友人、それこそ当院を慕ってくださる患者さんにも背中を押していただきました。難しいことは考えず、前院長の信念を大切に引き継いで、スタッフと一緒に頑張っていきたいと思います。

先生はなぜ医師の道を志したのでしょうか?

親の働く背中を見て志す人が多い職業のように思われますが、私は両親ともに医師ではない家庭で育ちました。でも、年齢の近い親戚に医療関係者がいたため、なんとなく身近な職業に感じていたのかもしれません。働きながら私を育てた母親や学校の先生からは、女性が社会で活躍することの素晴らしさを教えられました。そのような環境の中で、資格が取れる仕事を自然と意識するようになり、人と接し、人の役に立ち、やりがいのある仕事は何かと考えた結果、医師になることを決めました。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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最近、有名人が心臓病で突然亡くなられるニュースを目にする機会が多く、ふと不安を抱くことがあると思います。心身のストレスから心臓病に似た症状が出ることもあるのですが、すべて気のせいとは限りません。食生活の欧米化により、心臓病と関連の深い、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の発症年齢が若年化していることも事実です。それらの疾患を早めに改善することが動脈硬化の予防につながり、高血圧や心筋梗塞などを予防することができます。自覚症状が気になる場合や、健康診断で異常を指摘された際には、ぜひ気軽に相談にいらしてください。当院で検査をして不安を解消するだけでも意義があると思います。

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