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小池 夏葉 院長の独自取材記事

山田循環器科医院

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2020/10/08

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池袋駅から徒歩1分という好立地の「山田循環器科医院」は、心臓病の専門クリニックとして20年以上の歴史を誇る。長年通う地域住民や池袋駅近辺に勤務する患者に加え、近隣医療機関からの信頼も厚い同院には、他クリニックからの紹介患者の来院も後を絶たない。同院の創業者である長村好章院長に代わって2016年より院長を務める小池夏葉先生は、「常に患者本位の姿勢を貫く」という前院長の想いを受け継ぎ、患者に寄り添った丁寧な診察を行う。そんな小池院長に、クリニックの特徴や患者への想いを聞いた。
(取材日2020年7月8日)

20年以上の歴史がある心臓病の専門医院

こちらにはどんな患者さんが多く来院なさいますか?

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高血圧症、不整脈、狭心症、心不全などの心臓に関わる病気の患者さんがメインですが、その他、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の患者さんも来院されています。多くは60~70代の方ですが、健康診断で異常を指摘されたことがきっかけで来院する、40代前後の患者さんも増えてきました。この辺りに長年住まわれているお一人暮らしの高齢者の方や、池袋周辺の職場で働いているという中年層の方も多いです。ターミナル駅のすぐ近くという利便性から、インターネットで検索して来院される若い方も増えています。当院は開業から20年以上の歴史がありますから、気がつけば、親子やご夫婦で通われるようになっているという方もいらっしゃいます。心臓病や生活習慣病は完全に治すことは難しく、治療を続ける必要がある慢性疾患なので、患者さんとは長いお付き合いになることが多いですね。

近隣のクリニックから患者さんを紹介されるケースも多いそうですね。

当院は、心臓病専門のクリニックとしての20年以上の歴史と、前院長が築き上げた信頼があり「心臓のことなら山田循環器科医院へ」と思ってくださる医療機関が多いようです。近隣のクリニックから「専門的な視点で心臓を調べてほしい」と患者さんを紹介していただいたり、基幹病院から心臓病の患者さんの診療を依頼されるケースもあります。当院では基本的な診察に加え、いくつかの専門的な検査を行い、緊急性の有無や適切な方針を判断しています。心臓の超音波検査で心筋症や弁膜症の有無の確認、24時間心電図でどのような不整脈かなどの判断をしています。さらに専門的な検査や治療を要する場合は、近隣の連携医療機関に紹介させていただきます。その他、心臓病と合併することの多い睡眠時無呼吸症候群の検査や、生活習慣病の治療にも注力しており、毎月第1、3水曜の午前中には、信頼する友人でもある糖尿病専門の鈴木久美医師による診察も行っています。

こちらのクリニックと基幹病院の、両方に通院する患者さんもいると聞きました。

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診察の結果、積極的な検査や治療が必要と判断した場合は、大学病院などの基幹病院へ紹介するわけですが、一段落したら、月に一度の診察やお薬の処方を当院が引き継ぐことが多いです。ただしその後も、定期的な病態評価や体調増悪時の診察は行っていただきます。当院のような小さなクリニックは、提供できる医療に限りがありますので、それぞれの医療機関がきちんと役割分担することがとても大切だと考えています。いわゆる「2人主治医制」という体制は、患者さんに安心感を与えますし、私自身も基幹病院から最先端の知識を学ばせていただくことができ、とてもありがたく思っています。

患者本位の接し方で、長く通ってもらえるクリニックに

患者とのコミュニケーションを大切にされていますね。

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前院長が実践されていた、患者さんに寄り添う医療を受け継いで、会話や接し方はその患者さんごとに考えています。通院の頻度は月1回から2~3ヵ月に1回など、病状によりますが、変わりはないかを確認させていただきながら、雑談になります。そこで家族や旅行の話題が出て、写真を見せてもらったりするわけですね。そうしたことが、一人暮らしの方がきちんとお薬を飲めているかなど、生活習慣を知る意味で役立つこともあります。ただ、それ以上に、そんな雑談を楽しみに通ってもらえること。通院のモチベーションとしていただけることが大事なのだと思っています。

心臓病や生活習慣病の場合は、きちんと通院いただくことが大事なのですね。

薬を切らさずに、治療を続けていただくことが肝心です。胸が痛いとか苦しいといった症状があるときには進んで来院いただけても、安定していると、何となく大丈夫、もういいやと思われるかもしれません。そうならないよう患者さんには、ご自分の病気についてきちんと理解いただき、放っておいてはいけないのだということを認識してもらいたいのです。そうしたことは信頼関係の上に深まるものなので、ちょっとした雑談で心を通わせることが大事なんですね。以前に勤務していた大学病院ではどうしてもスピード感が求められましたが、今は目の前の患者さんにじっくり向き合うことができます。また、そうしていると自ずと一人ひとりの患者さんのことが心配になるなどして、より丁寧な対応ができているような気がします。

患者からすれば、しっかり向き合っていただけるのは有難いことです。

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もっとも、親密さを求められない場合もあるので、その温度感は考慮しています。地域的には一人暮らしの高齢者が多いので、きちんと食事や生活ができているかなど、気になることは多いですね。また、最近は学生や若いビジネスパーソンでもストレスによる心身の疲れから、胸が苦しい、動悸がするといった訴えが増えているんです。そうした方こそ話を聞いて、大丈夫だよと言ってあげることも大事だったりします。ただ、大丈夫という言葉も人によって素直に受け入れられることもあれば、あらかじめいろいろと調べ、自身の病状を思いつめておられると、すぐには聞き入れられないこともあるでしょう。そんな場合も無理強いはせず、時間をかけてお話したり、セカンドオピニオンをお勧めするなど、その方に合わせて考えています。

治療効果に影響を及ぼすこともある、患者との信頼関係

先生が院長に就任された背景を教えてください。

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私自身は東京女子医科大学を卒業後、同大学の循環器内科に入局し、研修医として内科全般を経験した後に、循環器内科の医師として大学の附属病院等でさらに経験を積んでいました。当院には、その頃から医局の派遣の形で週1回ほど外来をお手伝いさせていただいていたのです。その後、前院長が体調を崩されたときに相談を受け、2016年に院長に就任いたしました。当院は開院して20年以上、長年通われる患者さんたちと前院長の間に深い信頼関係が築かれています。それをそのまま大切にして受け継がせてもらおうと考え、今に至っています。

とてもきれいでアットホームな院内ですが、それも当時のままですか?

大きなビルの8階にあるので、なかなか様子がわかりにくいかもしれませんが、スタッフ全員で、前院長のつくられた温かい雰囲気を踏襲できるよう努めています。ビル内のクリニックにしてはゆとりある造りで、動線も当初からよく考えられていたようです。スタッフ全員が女性になったことで、患者さんにはより相談しやすく、接しやすくなったかもしれません。実際、スタッフ同士とても意気が合っており、患者さんに温かく接するという意思統一ができています。そうした人と人とのコミュニケーションを、心地よく感じていただけているのでしょう。患者さんから「ここに来ると安心します」と言っていただけるのが、私たちの喜びですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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当院では特別な設備を除けば、各種心電図や心エコーなど、「循環器科」を医院名に打ち出しているように専門性の高い診療が可能です。病気の説明も大学病院レベルの内容の濃さで行っており、それで基幹病院や地域のクリニックからも安心して患者さんをご紹介いただけているのだと自負しています。胸が痛い、苦しいとか動悸といった症状はつらいものですが、それが重大なことにつながらないかの見極めは、当院のような専門医院が十二分にできること。紹介状も要りませんので、不安があればすぐお越しください。心臓病は倒れてしまうなど、大きな発作が出てからだと治療も困難になります。街のクリニックとして、そうした大事を未然に防ぐことを心がけています。また、患者さんがご自分の病気を意識して生活されれば、治療効果も変わってきます。その点でも、こまやかな対応による信頼関係に基づき、理解を深めてもらえればと思います。

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