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佐藤 正孝 院長の独自取材記事

湯島佐藤歯科

(文京区/湯島駅)

最終更新日:2026/04/02

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科 main

東京メトロ千代田線・湯島駅から徒歩6分と、交通の便が良く通院しやすい場所にある「湯島佐藤歯科」。佐藤正孝院長は日本大学歯学部を卒業後、都内の歯科医院での勤務を経て、2001年に同院を開業。以来20年以上にわたって地域の口腔健康を支えてきた。テーマとして掲げるのは「健康を守り維持する」歯科クリニック。患者一人ひとりの生活背景に合わせた無理のない診療を心がけ、子どもから高齢者まで、適切なタイミングと精度にこだわった治療の提供をめざす。そんな佐藤院長に同院の取り組みについて教えてもらった。

(取材日2026年2月10日)

良い状態を保つため、予防と継続支援に注力

クリニックについて教えてください。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科1

当院は2001年に開業し、20年以上にわたって地域の方の治療にあたってきました。こちらの開業前に勤務していた歯科医院は人形町にあり、転勤や退職などでしばらくすると来院されなくなるケースが多く、治療後の経過を見られないことに対して残念な気持ちがありました。自分の治療の結果について責任を持ち、患者さんと長くお付き合いしたいと考え、この地域で開業しています。古くからお住まいの方も新しく越してきた方も来られ、年齢も子どもからご高齢の方、働き世代の方まで偏りが少ないのが特徴です。家族全員で通ってくださる方も少なくありません。最近では世代を問わず、検診を希望される方が多いですね。特に新型コロナウイルス感染症の流行以降しばらく歯科から遠ざかっていたご高齢の方が、感染状況が落ち着くにつれ再び増えた印象です。

予防と定期管理に力を入れていますね。

当院では検診で「見つけて終わり」ではなく、その後どう関わっていくかを大切にしています。基本は3ヵ月に1回ぐらいを目安に、定期的なチェックとトレーニング、歯ブラシの指導を行い、口の中の状態を見ながら進めていきます。虫歯の本数自体は、全体として減少傾向にあるため、ここでは「今の状態を保てているか」「悪くなる予兆がないか」を確認して何かあれば早期に介入していきます。そしてご本人のケアが行き届かない所はメンテナンスでフォローし、口腔内を良い状態に整えていくことが、当院のテーマである「健康を守り維持する」につながると考えています。

早期介入を重視しているのですね。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科2

機能を失う前の介入が大切です。同じ症状でも、患者さんの生活習慣や環境といった背景によって対応は変わりますから、その人に合ったかたちで無理のない進め方を考えていきます。特にお子さんは口腔機能がまだ完全ではありません。だからこそ早い段階から関わることで、虫歯や歯並びが悪くなる予兆を拾える可能性があります。医療が発達して寿命が延びても、健康寿命が短いままでは幸せとは言えません。日々おいしく食事をするためにも、小さい時から見守り、お口の健康を維持していくことが大切だと考えています。特に顎の成長は噛む力とも強くリンクしますし、噛むことは学習して獲得していく部分もあります。丸飲みになりやすい子、奥歯までしっかり噛めない子もいますが、食べ物を前歯で捉えて奥歯に運び、砕いて、舌や頬の動きでまとめて飲み込むという流れが育つことで、将来の食べる楽しみにもつながっていくと思っています。

小児の口の健康を守るために早期介入を

小児のお口の健康に関することで気になっていることはありますか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科3

最近は子どもの矯正が増えたと感じています。その理由はさまざまですが、歯並びの問題は見た目でもわかりやすく、気にされている保護者の方は多いのではないかと思います。ただ、「矯正はもう少し大きくなったら」と受診を先送りすると、アプローチできる時期を逃してしまうことがあります。すぐに矯正を行うかどうかは別として、まずはご相談いただき、早い段階で気になる点を拾っておくことが重要だと考えています。最初から大きくずれたものを戻すよりも、早い段階で問題を拾ってフォローしていくほうが矯正の負担が少なくなる可能性があります。当院では、検診の度に口腔内写真を撮ってファイリングして、前回撮影時からの変化や気になる点を説明しやすいように気をつけています。資料はプレゼントしております。保護者の方にとってはお子さんの成長の記録にもなりますし、ご自宅に飾られている方もいらっしゃいます。

指しゃぶりなど悪習癖が気になるという保護者の方も多いそうですね。

歯並びや顎の育ちを考えるとき、単純な成長だけでなく、癖の影響も見逃せません。例えば指しゃぶりは余分な力がかかり、歯やアーチが本来の位置からずれやすくなります。ただ、指しゃぶりはストレスの発散として起きる面もあり、無理にやめさせようとしても別の行動に置き換わったり、むしろ強くなったりするもの。指しゃぶりを見つけたら握手をするなど別の行動を促すといった工夫をお教えしています。成長すれば自分の意思でやめることもありますし、やめた段階で歯への影響が自然に改善してくれればそれで良し。必要があればフォローできるよう、小さいうちから歯科に慣れておくことで次の段階にも移りやすくなります。強制的に何かをさせるというより、できるところから小さく積み上げていくという考え方です。

マイクロスコープによる精密な治療にこだわっているそうですね。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科4

私の場合、虫歯治療や小児の治療、また矯正にしても今ではもうマイクロスコープを使わない診療は考えられないですね。やはり使った場合と使わない場合とで、見える世界がまったく違うんです。見えるということは、自分の仕事に自信が持てることにつながります。歯科医師の仕事は治療した後まで形が残りますからね。「マイクロスコープを使うと時間がかかってしまうのではないか」と思われるかもしれませんが、今はそんなことはありません。見えやすくなることによって、治療したい場所の状態がより鮮明にわかるので、逆に診断が早くつくのです。自分自身、年齢を重ねて目も疲れやすくなってきましたし、自分で口の中をのぞき込むと腰を曲げる姿勢になるので、長時間はつらいんです。精度を保ちながら長く仕事を続けていくためにも、私にとってマイクロスコープはとても重要なツールです。

小児から高齢者まで、多様な相談に応える地域の窓口に

睡眠時無呼吸症候群の診療について伺います。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科5

睡眠時無呼吸症候群は男性に多く、多くは肥満で舌根が沈下し呼吸がしづらくなることが原因です。ただ、太っていなくても発症する場合があり、その一因が顎の大きさです。顎が小さいと呼吸しづらい状態になりやすいため、お子さんで顎が小さい場合は、将来的に呼吸機能が損なわれないよう矯正などで早い段階から介入することも重要だと考えています。実は私自身も睡眠時無呼吸症候群で、自分では気づかなかったのですが、妻に「夜中に息が止まっている」と指摘され、撮影した映像で確認しました。検査で診断がつき、専用の装置で治療を受けた経験をきっかけに、当院でも診療を始めました。

障害者歯科にも取り組まれているそうですね。

障害者の歯科治療は特別なものと思われがちですが、本質的には一般の歯科治療と変わりません。特性に応じた接し方をし、不要な刺激を避けながら進めれば、同じように治療できます。歯科が初めてで慣れるまで時間がかかる方はスモールステップで進めます。一度うまくいけば成功体験として残り、次につながりやすいです。また歯科医師会の活動として文京区の障害者歯科診療事業にも関わり、土曜日の午後に小石川・本郷歯科医師会の合同事業として運営しています。患者さんが診療室に入れない、動いてしまう、泣き叫ぶといった状況でも椅子に座って治療できるように、指導担当のもとで学びながら、対話や現場のトレーニングを重ねていきます。リスクの高い症例は基幹病院等が担いますが、地域で診る受け皿があることが大切だと考えています。

地域の方にメッセージをお願いします。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科6

不安や違和感があっても一人で抱え込まず、まずは気軽に声をかけてください。どのようなトラブルであっても痛みが強くなる前、問題が大きくなる前に環境を整えておくことが、結局は負担を減らし、健康を守る近道です。お子さんは写真で成長を追いながら、歯並び・癖・噛み方・口呼吸など気になる点を早めに拾い、無理のない小さなステップで慣れてもらいます。食べることは生涯の楽しみですから、噛める状態を一緒に育てていきましょう。メンテナンスでご自身では行き届かない部分はこちらで補い、必要なら大学病院など専門機関とも密に連携して最適な場につなぎます。どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正/99万円〜、小児矯正/44万円~