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佐藤 正孝 院長の独自取材記事

湯島佐藤歯科

(文京区/湯島駅)

最終更新日:2024/09/25

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科 main

東京メトロ千代田線の湯島駅から徒歩6分。交通の便が良く通院しやすい場所にある「湯島佐藤歯科」は、2001年に開院し、20年以上にわたって治療にあたる、地域に根差した歯科医院だ。佐藤正孝院長は「健康を守り維持する」歯科クリニックをテーマに掲げ、一人ひとりに合った治療を心がけている。佐藤院長が重視するのは、患者の口の中を良い状態に維持すること。マイクロスコープを導入し、子どもから高齢者まで、適切なタイミングと精度にこだわった治療を行うことができるよう日々心がけているという。また口腔環境は健康寿命に密接に関わっていると考え、予防を重視。佐藤院長に、歯科医院の診療方針、治療に対する想いなどについて話を聞いた。

(取材日2024年5月27日)

一人ひとりに合った、無理のない治療を心がける

この場所に開業した理由について教えてください。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科1

子どもからご高齢の方、また働き盛りの世代など、幅広い層を診たいと思ったのが一つの理由です。そしてもう一つ、自分の治療の結果について責任を持ち、患者さんと長くお付き合いしたいと思ったんです。開業前に勤務していた歯科医院は、ビジネス街の人形町にあったので、そこで働いている方たちが多くいらっしゃいました。そうすると、自分なりに考えてしっかり治療をしても、転勤や退職などで、しばらくすると来院されなくなるケースが多くあったんです。もちろん患者さんのご都合なので仕方がないのですが、治療した後の経過を見られないことに対し、やはり残念だなという気持ちがありました。こちらに開業して20年以上がたちますが、周囲にお住まいの方が中心に来てくださるので、長く通っていただく方も多いですね。

地域の方が通われるクリニックなんですね。ということは、患者層も幅広いですか?

そうですね。今の場所は古くからいらっしゃる地元の方も、新しく越してきた方も多いです。年齢的にも子どもからご高齢の方、働き世代の方など、偏りがないのが特徴で、家族全員で通ってくれている方も少なくないですよ。当院の歯科衛生士も他のスタッフも、長く勤めてくれている人ばかりなので、患者さんの状況を理解した上で処置を行っています。スタッフと協力しながらチーム医療で、患者さんそれぞれのペースに合わせて、その方に合った無理のない治療を行うというのが、当院の診療の特徴です。特にお子さんについては、早い段階で歯科に慣れてもらうためにも、積極的に来てもらえるとうれしいですね。

診療時に心がけていることを教えてください。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科2

患者さんの生活習慣や環境といった背景まで考えて、一人ひとりに合った診療ができるように気をつけています。同じ症状でも、患者さんによって対応は異なりますので。また、機能を失ってからでは手の施しようがなくなることも多いため、機能を失う前に介入するようにしています。これは、日々おいしく食事をする上でも、健康寿命を延ばす上でも、非常に大事なことです。特にお子さんの場合、今の医療発達を考えると100歳くらいまで寿命が延びると予想しています。しかし、寿命が延びても健康寿命が短いままでは、幸せとはいえませんよね。健康寿命を延ばすために、小さい時からお口の健康をつくり、維持していくのが大切です。大人と比べて子どもは口腔機能がまだ完全ではないからこそ、早い段階から介入することで、虫歯や歯並びが悪くなる予兆を発見することが可能です。

マイクロスコープで精度の高い治療の提供をめざす

治療ではマイクロスコープを使用されていますね。マイクロスコープの良い点はどのようなところですか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科3

私の場合、虫歯治療や小児の治療、また矯正にしても今ではもうマイクロスコープを使わない治療は考えられないですね。やはり使った場合と使わない場合とで、見える世界がまったく違うんです。見えるということは、自分の仕事に確信が持てることにつながります。歯科医師の仕事は治療した後まで形が残りますからね。「マイクロスコープを使うと時間がかかってしまうのではないか」と聞かれることもあるのですが、今はそんなことはありません。見えやすくなることによって、治療したい場所の状態が明確にわかるので、逆に診断が早くつくんです。自分自身、年齢を重ねて目も疲れやすくなってきましたし、自分で口の中をのぞき込むと腰を曲げる姿勢になるので、長時間はつらいんです。精度を保ちながら長く仕事を続けていくためにも、私にとってマイクロスコープはとても重要なツールです。

障害者の歯科治療も受けつけていると聞きました。

はい。皆さん、一般の歯科治療と障害者の歯科治療は違いがあると思っていらっしゃるかもしれませんが、実際は何も違いません。障害の特性に応じた接し方をしていれば、一般の歯科治療と同じように治療することができます。何も特別なことはないんです。例えば、感覚が過敏の方に対しては、不要な刺激を与えないようコントロールしながら治療を進めますし、当院が初めてで慣れるまで時間がかかる方には、スモールステップで治療に移っていきます。一度成功すれば成功体験として記憶に残りますから、次はステップアップが期待できるんです。特性に合わせた治療と刺激のコントロール。これは歯科だけでなく、どの分野にもいえることではないかと思います。

睡眠時無呼吸症候群の診療もなさっていると伺いました。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科4

睡眠時無呼吸症候群は男性に多く、そのほとんどが肥満により舌根が沈下して呼吸がしづらくなっていることが原因です。しかし太っていなくても発症する場合があり、その原因の一つが顎の大きさなんです。顎が小さいと呼吸しづらい状態になるんですね。もしお子さんの顎が小さい場合は、将来的に呼吸機能が損なわれずに済むよう、矯正などを行い、早い段階で介入することも重要だと考えています。実は私自身が睡眠時無呼吸症候群だったんです。自分ではまったく気がついていなかったのですが、ある日妻から、夜中に息が止まっていて、いきなり起き上がって頭をかいた後にまた寝ていると言われました。信じられなかったのですが、撮影したビデオの映像を見たら確かにやっている。検査をしたら、やはり睡眠時無呼吸症候群ということで、専用の装置を使って治療していただいたんです。その経験をきっかけに、自分の歯科医院でも治療を始めることにしました。

患者が良い状態を維持できるよう関わっていく

色鮮やかなシャツが印象的ですね。白衣は着用されないのですか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科5

最初の頃は白衣を着てネクタイを締めていたのですが、白衣姿は患者さんに威圧感を与えてしまうかなと思い、今のスタイルにしました。カラフルな診察着を着ているからといって、子どもが泣きやむわけではありませんけれどね(笑)。どちらかいうとご年配の方に好評で、アロハと間違われることもあります。皆さんに気楽に治療を受けていただけると思いますし、自分もリラックスして診療できるので、このスタイルは今後も続けていきたいと思っています。

ところで、お休みの日は何をされていますか?

実家の庭で野菜を育てています。ただ、毎日手入れしているわけではないので雑草まみれで。最初、何かしら育つだろうと思って適当に種をまいたら、どれが芽でどれが雑草なのかわからなくなりました(笑)。今年はかぼちゃが採れたんですよ。あとは健康管理として、ジョギングをしています。当初は睡眠時無呼吸症候群の治療の一環として始めたんですが、走ることが習慣になってしまって。今では毎年、マラソンの大会にも出場しています。ハーフマラソンが楽しいんですよ。大会で完走した後に飲むビールは、格別においしいですね。

最後に、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科6

先ほどお伝えしたように、私は、自分が行った治療や自分が関わった患者さんがその後の状態を維持しているのを見ることができれば「楽しいな、良かったな」と感じると思います。それが一番の幸せなので「このような症状の方、こういう治療をしたい人は来てほしい」と区切るつもりはありません。自分でできない治療に関しては、周囲の大学病院とも連携を密に取っていますので、いろいろな医療機関と協力しながら、一緒に楽しく皆さんのお口をサポートできればと思っています。どのような相談事でも大丈夫ですので、何かありましたら、ぜひ来院いただければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正/99万円〜、小児矯正/44万円~

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