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佐藤 正孝 院長の独自取材記事

湯島佐藤歯科

(文京区/湯島駅)

最終更新日:2023/03/29

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科 main

東京メトロ千代田線の湯島駅など、4つの路線と6つの駅から徒歩5~7分、交通の便が良く通院しやすい場所にある「湯島佐藤歯科」。2001年に開院し、20年以上にわたって治療にあたる、地域に根差した歯科医院だ。院長の佐藤正孝先生は「健康を守り維持する」歯科医院をテーマに掲げ、一人ひとりに合った治療を心がけている。佐藤院長は、患者の口の中を良い状態に維持することを重要視している。マイクロスコープを導入し、子どもから高齢者まで、適切なタイミングで精度にこだわった治療を行うことができるよう日々心がけているという。佐藤院長に、歯科医院の診療方針、治療に対する想いなどについて、話を聞いた。

(取材日2023年3月2日)

一人ひとりに合った、無理のない治療を心がける

この場所に開業した理由について、教えてください。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科1

子どもからご高齢の方、また働き盛りの世代など、幅広い層を診たいと思ったのが一つの理由です。そしてもう一つ、自分の治療の結果について責任を持ち、患者さんと長くお付き合いしたいと思ったんです。開業前に勤務していた歯科医院は、ビジネス街の人形町にあったので、そこの社員の方たちが多くいらっしゃいました。そうすると、自分なりに考えてしっかり治療をしても、転勤や退職などで、しばらくすると来院されなくなるケースが多くあったんです。もちろん患者さんのご都合なので仕方がないのですが、治療後の状態を診られないことに対し、やはり残念だなという気持ちがありました。こちらに開業して20年以上がたちますが、周囲にお住まいの方が中心に来てくださるので、長く通っていただく方も多いですね。

色鮮やかなシャツが印象的ですね。

最初の頃は白衣を着てネクタイを締めていたのですが、白衣姿は患者さんに威圧感を与えてしまうかなと思い、今のスタイルにしました。カラフルな診察着を着ているからといって、子どもが泣きやむわけではありませんけれどね(笑)。皆さんに気楽に治療を受けていただけると思いますし、自分もリラックスして診療できるので、このスタイルは今後も続けていきたいと思っています。

現在の主な患者層について教えてください。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科2

今の場所は古くからいらっしゃる地元の方も、新しく越してきた方もいて、年齢的にも子どもからご高齢の方、働き世代の方など、偏りがないのが特徴で、家族全員で通ってくれている方もいます。また治療はもちろんですが、メインテナンスの患者さんも多くいらしてくださっています。当院の衛生士とスタッフも長く勤めてくれている方々なので、患者さんの状況を理解した上で処置を行っていきます。当院はスタッフと協力しながらチーム医療で、患者さんそれぞれのペースに合わせて、その方に合った無理のない治療を心がけています。

マイクロスコープで精度の高い治療の提供をめざす

治療ではマイクロスコープを使用されていますね。マイクロスコープの良い点はどのようなところですか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科3

私の場合、むし歯治療や小児の治療、また矯正治療にしても今ではもうマイクロスコープを使わない治療は考えられないですね。やはり使った場合と使わない場合とで、見える世界がまったく違うんです。見えるということは、自分の仕事に確信が持てることにつながります。歯科医師の仕事は治療した後まで形が残りますからね。「マイクロスコープを使うと時間がかかってしまうのではないか」と聞かれることもあるのですが、そんなことはありません。見えやすくなることによって、治療したい場所の状態が明確にわかるので、逆に診断が早くつくんです。自分自身、年齢を重ねて目も疲れやすくなってきましたし、自分で口の中をのぞき込むと腰を曲げる姿勢になるので、長時間はつらいんです。精度を保ちながら長く仕事を続けていくためにも、私にとってマイクロスコープは必要不可欠ですね。

睡眠時無呼吸症候群の診療もなさっていると伺いました。

私自身が、以前、睡眠時無呼吸症候群で治療を受けたことがあります。自分ではまったく気がついていなかったのですが、ある日妻から、夜中に息が止まっていて、しかもいきなり起き上がって頭をかいた後にまた寝ていると言われたんです。そんなことあるわけがないと思ったのですが、撮影したビデオの映像を見たら確かにやっている。検査をしたら、やはり睡眠時無呼吸症候群ということで、専用の装置を使って治療していただいたんです。その経験をきっかけに、自分の歯科医院でも治療を始めることにしました。

歯科的な関わりには、どういった点がありますか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科4

睡眠時無呼吸症候群は、太っている男性に多く、ほとんどが肥満により舌根が沈下して呼吸がしづらくなっていることが影響しています。しかし、太っていなくても発症する場合があります。簡単にいうと顎の成長の問題で、顎が小さすぎると、息がしづらい状態になってしまうこともあるんです。例えば、早い段階で顎の成長が妨げられないように介入することで、将来的に呼吸の機能が損なわれることを防ぐことがめざせます。当院ではそうした観点も含めて、睡眠を専門とする医師と提携し、歯科的治療を実施しています。

患者が良い状態を維持できるよう関わっていく

歯科医師として、やりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科5

例えば、小さい頃矯正をした子が、成人しても矯正後の状態を保てていたり、入れた義歯が良好な状態でずっと使われていたりするのを見ることができたらやりがいを感じますね。特に補綴については、歯科医師と患者さん、そして歯科技工士、この三者がうまく関係し合って初めて安定した良いものが作れるんです。そのため、昔からお付き合いのある信頼している歯科技工士の方にお願いするようにしています。

歯科技工士の方の力も大切なんですね。

歯科技工士の方が作った義歯やブリッジが、患者さんが安定的に噛むことを長い間サポートするためのものだと考えると、やはり歯科医師の仕事というのは形が残るんだなとあらためて感じます。私自身、治療するその時に精いっぱい努めるのはもちろんですが、治療の後も責任を持って患者さんのケアをしていきたいと思っています。

最後に、地域の皆さん、患者さんへのメッセージをお願いします。

佐藤正孝院長 湯島佐藤歯科6

先ほどお伝えしたように、私は、自分が行った治療や自分が関わった患者さんがその後の状態を維持しているのを見ることができれば「楽しいな、良かったな」と感じると思います。それが一番の幸せなので「このような症状の方、こういう治療をしたい人は来てほしい」と区切るつもりはありません。自分でできない治療に関しては、周囲の大学病院とも連携を密に取っていますので、いろいろな医療機関と協力しながら、一緒に楽しく皆さんのお口をサポートができればと思っています。どのような相談事でも大丈夫ですので、何かありましたら、ぜひ来院いただければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正治療/99万円〜、小児矯正治療/44万円~

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