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渡邉 泰 院長の独自取材記事

わたなべ整形外科

(文京区/西日暮里駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京の下町として親しまれ、昔ながらの和情緒あふれる谷根千エリア。西日暮里駅から少し歩くと、スーパーや薬局など地域密着型の店が軒を連ねる不忍通りに行きあたる。この通り沿いにたたずむ「わたなべ整形外科」は、乳幼児から高齢者まで幅広く、地元住人たちから愛されているクリニックだ。院長の渡邉泰先生の得意分野は膝の治療。出身の千葉大学では側弯症と膝関節外科を専門に学び、スポーツ外傷に関する専門知識を持つ。経験豊富なベテランでありながら、優しく謙虚な渡邉先生に、専門分野の治療からクリニックのことまで、じっくり話を聞いた。
(取材日2017年8月7日)

側弯症や膝治療を専門的に学んだ大学時代

この地に開業した理由は?

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開業のための場所探しをしていたところ、当時住んでいた場所の近くに、たまたまこの物件を見つけました。間口は狭いのですが、中が広いところが気に入りました。ちょっと駅からは離れていますが、周辺の環境はとても良いです。患者さんはこの周辺に住んでいる人が多いですね。この地域は高齢者だけでなく、子どもも多いです。乳幼児も診察しています。また、お母さんが子どもを連れて気軽に訪れることができる雰囲気を心がけています。患者さんの中には遠方に引っ越しても通い続けてくれる人もいますね。一番遠いところだと、兵庫県からわざわざ来てくださる患者さんもいます。

専門的に学んだ分野はありますか?

千葉大学の整形外科ではじめは脊柱側弯症のグループに入っていました。脊柱側弯症とは背中が曲がっている病気で、突発性側弯症などは特に女性に多いです。軽度の場合はこれ以上悪くならないように経過観察をしますが、背骨の曲がりが30度近くになると、コルセットを用います。当時、千葉大学には脊柱側弯症の手術で草分け的な存在であった故井上駿一教授がいたので、手術に立ち会う機会もありました。その後、千葉大学の関連病院を巡り、その後再び大学に戻って、今度は膝関節外科のグループに入り守屋秀繁教授のもと、スポーツ医学を専門的に学びました。スポーツ外傷では主に膝の前十字靭帯の損傷、軽度だと半月板を切ってしまったり、そういったケガの内視鏡手術が主でした。スポーツの種類でいうと、スキーやバスケットボールでケガをする人の治療が多かったです。

診療内容や方針を教えてください。

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整形外科とリハビリテーション科が中心です。患者さんから依頼があれば、ほくろを除去するなどの形成外科も行っています。千葉大学やその関連病院で長年培ってきた臨床経験と新鋭の医学の知見に基づいて、最善で安全な治療をすることが診療方針です。そのために治療の際は患者さんの意志を尊重し、わかりやすく説明することを心がけています。また、子どもの患者さんも多いので、とにかく怖がらせないように気をつけていますね。当院は外来のみのクリニックで大きな手術はできないため、手術が必要な患者さんは連携している病院へ紹介状を書いています。腫瘍や背骨関係は駒込病院、股関節や手の外科手術は東京城東病院、膝は日本医大の人工関節を専門とする医師、肩の腱板損傷の手術は同愛記念病院と、それぞれの分野のエキスパートを紹介しています。

高度な医療を提供するため設備やリハビリ環境を整える

導入している設備について教えてください。

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基本的な設備に関しては、大きな病院にも引けをとらない機械を導入しています。例えばレントゲンはフィルムではなく、デジタルを採用。デジタルの中でも、直接センサーから画像化する機種なので、解像度がよくて、放射線量も少なくて済みます。超音波検査はレントゲンには写らない軟部組織を確認したいときに役立ちます。石灰化していたり、炎症を起こしている場合、超音波を当てると血流が真っ赤に増えているため、患者さんにわかりやすく説明することができます。特に乳児は股関節脱臼、幼児は肘内障の疑いで来院するケースが多いですが、これらも超音波の検査で異常があるかどうかわかりやすいです。

得意な治療は何ですか?

私は千葉大学で膝治療を専門的に学んだ経験があり、院内にレントゲンや超音波の設備が整っているため、膝の治療が得意ですね。当院の患者さんも膝の痛みで来院されることが多いです。高齢者だけでなく若者でも、膝のお皿と太ももの間や、膝の後ろが痛いと言う人が増えていますね。ファベラと呼ばれる膝関節の後方の外側腓腹筋の種子骨が出現すると、膝の後ろ側が痛い原因になることがありますが、ほとんどが軟骨なのでレントゲンやMRIにはなかなか写らないんですよ。一般的に膝に所見がない場合、多くは股関節や腰椎が原因と考えるので、ファベラのことは見落としがちです。他院で原因不明だと言われた患者さんが当院にやって来て、超音波検査でファベラを発見して注射を打ったら、その日のうちに痛みがとれたこともありました。日頃からレントゲンや超音波検査でしっかりと診断をつけることを心がけています。

リハビリにも力を入れているそうですね。

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当院には広々としたリハビリ室があります。リハビリスタッフは、3人の理学療法士のほかに柔道整復師と鍼灸マッサージ師がいます。鍼灸は予約制で行っていますね。また、院内はバリアフリーになっているため、車いすの方でもスムーズに来院できます。植物が好きなので、待合室は緑の多い空間にしました。植物があることで、待ち時間に患者さんがリラックスしていただけたらいいなと思います。

気軽に相談できる、親しみやすい下町のクリニック

整形外科の医師をめざしたきっかけは?

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私は子どもの頃、やけどをしたり、ガラスで手を切ったり、よくケガをしていました。その度に病院に行っていたので、医師という仕事に憧れを抱くようになりました。千葉大学医学部に進学後、最初は形成外科に興味があったので東京警察病院の形成外科で2年間研修を受けました。その後、形成外科をやる上でもベースとなる整形外科を専門的に学んでおきたいと思い、千葉大学に戻って整形外科に入局しました。千葉大学やその関連病院に約15年勤務した後に開業しました。今後も基本的なことを大切にして、長男が一人前の整形外科医になるまでクリニックを継続していきたいですね。長男はもともと内科志望だったのですが、初期研修が終わった後に整形外科を選択し、現在は大学の関連病院に勤務しています。

休みの日はどんなことをして過ごしますか?

カメラが趣味で、水辺の夕暮れの景色をよく撮影しています。ちょうど日没の30分くらいは空のグラデーションがとてもきれいなんですよ。恥ずかしながら、クリニックにも趣味で撮った写真を飾っています。晴海ふ頭で、空と船とレインボーブリッジを撮影した写真です。ちょうど船が出港した瞬間を105mmの中望遠を使って撮影しました。やっぱり、撮るならきれいな空がいいですね。もともと写真は好きで、形成外科にいた頃は自分で写真を撮っていました。カメラ以外の趣味というと、週に一度、妻と一緒に食事に行くことですかね。最近は中目黒や二子玉川方面に出かけています。あと、昔から読書が好きですね。医療関係だけでなく、心理学関係、経済、国際経済、小説なども読みます。新書版であれば、1日か2日ほどで読み終えることもあります。

ご自身が実践している健康法はありますか?

健康のために筋トレを習慣にしています。スクワット、腕立て、腹筋を毎日50回くらい行っていますね。また、週2回、ダンベルを使ってのスロートレーニングも行っています。先日、健康診断を受けたら、がんもメタボも見つからず、脂質や血糖も問題なかったです。現在、スポーツは特にしていませんが、子どもが小さかった頃は少林寺拳法を一緒に習っていました。その関係で、現在も東京都大会の少林寺拳法連盟の救護医を務めています。

読者に一言お願いします。

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肩や膝が痛いなど、体のどこかが痛かったら、まずは整形外科に来てほしいですね。たかが四十肩や五十肩と思っても、初期段階で適切な治療をしないと手遅れになってしまうことがあります。適切な治療のためには、きちんと診察して、診断を受けることが大切です。当院はアットホームな雰囲気ですので、気軽にクリニックを訪れて、何でも相談してほしいですね。

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