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小平 真希 院長の独自取材記事

小平歯科医院

(文京区/春日駅)

最終更新日:2025/07/14

小平真希院長 小平歯科医院 main

都営三田線春日駅から徒歩2分、東京メトロ丸の内線後楽園駅から徒歩5分ほどの場所にある「小平(おだいら)歯科医院」。カフェとみまごうような外観が目印の同院は、長年、親子3代で地域の人々の歯の健康を見守ってきた歴史あるクリニックだ。2人の子どもの母親でもある小平真希院長をはじめ、スタッフは全員女性。スタッフ間の情報共有とチームワークを重視しており、クリニック全体に温かい空気が流れている。障害者歯科や麻酔に関する専門知識を持つ歯科衛生士が在籍しているのも同院の特徴だ。「患者さんにはご自身の歯を大切にしてほしいですね」と、クリーニングやメンテナンスに力を入れる小平院長に、診療時の工夫や患者との関わり、メンテナンスへの思いや啓発の試みについて聞いた。

(取材日2025年5月28日)

地域に根づいた歴史ある歯科クリニック

3代続くクリニックだそうですね。温かい雰囲気の赤をメインカラーとしたカフェのような外観が印象的です。

小平真希院長 小平歯科医院1

ありがとうございます。当院は、1938年に祖父がこの地で開業以来、その後父から私の3代にわたって地元に密着した歯科診療を行っています。2017年にリニューアルをしたのですが、そのときに最もこだわったのは、院内をバリアフリー設計にすることでした。以前から車いすで来られる患者さんがいらっしゃったことに加え、お子さん連れの患者さんが増えてきたことから、入り口はスロープにし、院内の段差もなくして診療室まで車いすやベビーカーで入れるようにしました。外観は、最初はブルー系で考えていたのですが、海外の建物のような雰囲気や女性らしさを取り入れたいと思い、設計士さんと相談して赤の壁面にれんがを施していただきました。夜になると、ライトアップして雰囲気が変わるんですよ。

エントランスにはきれいに花が植えられ、院内にはすてきなオブジェも飾られていますね。

ありがたいことに、お花もオブジェも、長年通ってくださる患者さんたちが、自ら申し出てご用意してくださるんです。お花は、お花屋さんに勤務されていた女性の患者さんが、季節が変わるごとに植え替えをしてくださっています。夏休みなどで私が不在のときも、水やりに来てくださるんですよ。院内のオブジェは、ディスプレイのお仕事をされている患者さんが、ご自身の趣味で作られた作品を「置かせてもらっていいですか?」と声をかけてくださり、とてもすてきなので飾らせていただいています。地域にお住まいの患者さんと長年のお付き合いがあるからこそ、このようなご好意をいただく機会があることに、とても感謝しています。

こちらの診療内容について教えてください。

小平真希院長 小平歯科医院2

虫歯や歯周病、入れ歯の治療はもちろん、小児歯科、矯正歯科、審美歯科、予防歯科、ホワイトニング、インプラント治療など幅広く対応しています。私自身は院長に就任する前、引き継ぎをしてもらった歯科口腔外科出身の先輩歯科医師から1年間みっちり手ほどきを受けたので、外科的な処置にはある程度自信があります。それでも、いずれかの治療に特化することなく、総合的に診療するよう努めているんです。先代の父は歯科口腔外科が専門でしたが、「開業医は一つのことだけの専門家ではなく、全体を知っている必要がある。また、自分で診られるか、専門の先生に診てもらう必要があるかを判断できなければならない」と言っていました。私も、各科の専門の先生方と連携しつつ、幅広く診療・診断することをめざしています。また矯正歯科については、その分野を専門とする私の妹が月に1回ほど診療を行っています。

予防・メンテナンスの大切さを啓発

幅広い診療科目の中で、先生が特に注力されていることはなんでしょうか?

小平真希院長 小平歯科医院3

予防やメンテナンスの大切さを患者さんにお伝えすることです。当院では、細かいパウダーと水の噴射によって、プラーク・歯石・着色汚れを取り除くための施術を保険診療内で行っています。超音波スケーラーを使用するクリーニングは、施術中の痛みや歯の根っこのダメージを考えて必要なときにのみ行います。予防やメンテナンスを担当する歯科衛生士たちはベテランぞろい。子育て経験者も多いのでお子さんにも優しく接していますし、年齢や症状に合わせたセルフケアグッズの選び方やその使用方法など、親御さんへのアドバイスも丁寧です。障害者歯科や麻酔に関する専門知識を持つスタッフもいますので、歯科治療に恐怖心を感じやすいお子さんや麻酔が苦手な方もぜひ一度ご相談ください。クリーニングやメンテナンスは1時間かけてしっかりと行います。患者さん自身にお口の状態の変化を感じていただき、歯を大切にする意識を高めてほしいと思います。

先生ご自身、歯の健康のために何か取り組まれていますか?

以前から「プロバイオティクス」に取り組んでいます。プロバイオティクスというのは、いわゆる「善玉菌」を使ってお口の中の歯周病菌や虫歯菌にアプローチする試みのことです。菌を殺す抗生物質のことをアンチバイオティクスと呼びますが、お口の菌全体を排除しようとするアンチバイオティクスでは、良い菌までなくなってしまいます。そこで、善玉菌と悪玉菌のバランスを見据えて、口腔環境、ひいては体全体の状態に働きかけるのがプロバイオティクスです。そのためのタブレットやケアグッズがありまして、私も使用していますし当院のスタッフにも試してもらっているんです。その中で日常的に取り入れやすいものを患者さんにもお勧めしています。

メンテナンスの大切さを伝えるために、他にどのような取り組みをされていますか?

小平真希院長 小平歯科医院4

定期検診をご案内するために、はがきで定期健診のお知らせを郵送しています。はがきは、子どもの患者さんが喜んでくださればと、キャラクターをモチーフに歯ブラシや歯磨き粉のイラストなどが施された絵はがきを使用しています。患者さんの立場に立つと、スマートフォンのアプリなどから定期検診のお知らせを受けても、あふれる情報の中に埋もれ、忘れられてしまう可能性が高いんですよね。「はがきが届いたからメンテナンスを受けに行こう」と思っていただけたらうれしいです。また、予約をしてくださったのにいらっしゃらない場合は、忘れていることもあるため、その都度電話でフォローするようにしています。

スタッフ全員で患者の悩みに寄り添う

インプラント治療後のメンテナンスにも力を入れているそうですね。

小平真希院長 小平歯科医院5

虫歯でもインプラントでも、その先のメンテナンスが大切なのは同じこと。天然の歯が歯周病にかかるように、お口の衛生状態が悪ければインプラントも周囲炎といって歯周病のような状態になることもあります。長く、快適にインプラントをご使用いただくためにも定期的にご来院いただき、インプラント専用のメンテナンスを行っていきます。

診療の際には、どんなことを心がけていますか?

患者さんのお話をよく聞くように、また丁寧に説明するように心がけています。来院される患者さんは、何らかのお困り事があって足を運んでいるはずです。でも、いざ歯科医師の前に出ると、ご自分の希望をなかなか言えない方も多くいらっしゃいます。ですから、患者さんが本当に望んでいることは何かをきちんと把握するために、じっくりとお話を伺うよう努めているんです。本当に希望されていることに対して、わかりやすく説明し理解してもらってこそ、治療に満足していただけるのではないでしょうか。患者さんに理解していただけるよう、歯の構造や治療法がイラストで描かれたパネルをお見せしたり、口腔内を映し出すスコープでご自身のお口の現状を見ていただくといった工夫を取り入れています。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

小平真希院長 小平歯科医院6

ご高齢の患者さんの中には、「もう年だから、お口のことは気にしなくていいわ」とか、「忙しいからお口のケアはそんなにしなくてもいいわ」などとおっしゃる方もいるのですが、年を取っても、忙しくても、おいしいご飯を食べたいですよね。そのためには、予防やメンテナンスが大切なんです。おいしいご飯を食べるための予防だと思って、気軽に足を運んでほしいですね。手前みそになりますが、当院のスタッフは全員女性でチームワークも自慢です。お口の悩みや気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/78万6500円、マウスピース型装置を用いた矯正/90万7500円、審美歯科:オールセラミック/17万6000円、オフィスホワイトニング/1万7600円~、インプラント治療/24万2000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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