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小平 真希 院長の独自取材記事

小平歯科医院

(文京区/春日駅)

最終更新日:2019/08/28

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春日駅から徒歩約2分にある「小平(おだいら)歯科医院」は、親子3代で地域の口腔の健康を見守ってきた歴史ある歯科医院だ。2017年に建て直された院内はまだ真新しさが残り、居心地の良い空間が広がる。改築の際に特にこだわったのは、バリアフリー化。先代、先々代の頃から通う高齢者や、ベビーカーの子ども連れにも優しい造りへと生まれ変わった。「子育て世代が急増している地域なので、歯科用ユニットの横にベビーカーが置ける診療室にしました」という小平真希院長自身、1男1女の母でもある。診療に、育児に、歯科医療の勉強に、と多忙な日々を送る小平院長に、貴重な時間を割いてもらい、話を聞いた。
(取材日2018年4月11日)

親子3代で80年の歴史を刻んできたクリニック

歴史あるクリニックと聞きました。

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私の祖父がこの地で開業したのが1938年ですから、ちょうど80年目ということになります。私で3代目ですが、スムーズに引き継いできたわけではありません。父は、私が高校3年生で突然この世を去りました。「後を継げ」と両親から一度も言われたことのなかった私は、父が亡くなるまで違う道に進もうと考えていました。しかし、大学受験の直前に父が亡くなったことで気持ちが変わり、父の後を継いで歯科医師になろうと決めたんです。大学を卒業してある程度のスキルを私が身につけるまでの空白期間は、父の後輩の方などさまざまな先生が交代でクリニックを守ってくれました。ですから、ここまで当院が続けてこられたのも、支えになってくれた周囲の方々のおかげだと思っています。

院内は真新しいような印象を受けましたが、改装されたのですか?

2017年に思い切って建て替えたんです。以前のクリニックは50年も前に建て替えたものだったので、患者さんに見えない部分の壁が落ちていたり、雨漏りがひどかったりで。ちょうど私の出産も控えていたので、せっかく産休をとるのならと建て替えることにしました。ただ、建て替えの間ずっと休んでいては患者さんにご迷惑をおかけしてしまいますから、クリニックのすぐ近くにある実家のガレージに仮診療所をつくって、診療は続けていました。建て替えの際にこだわったのは、院内のバリアフリー化。当院は、祖父や父の時代から通ってくださっているご高齢者や、ベビーカーで小さいお子さんを連れていらっしゃる親子連れの方が多いので、診療室まで車いすやベビーカーでそのまま入っていけるように、入り口はスロープにして、院内の段差もなくしました。待合室には、車いすやベビーカーが置いておけるようなゆとりも持たせています。

先代、先々代からの患者さんも通うということは、ご高齢の患者さんが多いのですか?

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院長に就任した当初は、確かにご高齢の方が多かったです。今でも、「昔、あなたのおじいさんに歯を抜いてもらいました」と教えてくれる90代の男性が、元気に電車を使って通ってくださっています。しかし近年は、若い世代を積極的に受け入れようという区の政策の影響か、ここ7~8年でお子さんの来院数が急増しました。午後の診療はお子さんだけで埋まってしまう、などという日も珍しくありません。お子さんの数が増えたのと同時に、お子さんの歯を普段から気にかける親御さんも増えました。以前は、「予防のためにフッ素を塗りませんか?」「定期検診に来てくださいね」と声をかけても反応が薄かったのですが、最近は私のアドバイスにもしっかり耳を傾け、定期検診にもきちんと通ってくださる方が多いです。

子育て世代にうれしい女性スタッフのこまやかな対応

こちらではどんな診療が受けられますか?

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虫歯や歯周病の治療、義歯はもちろん、小児歯科、矯正歯科、審美歯科、予防、ホワイトニング、インプラント治療など幅広く対応しています。歯列矯正は私の妹が専門なので、月1回来院して診てもらっています。私自身は、院長に就任する前、ここで引き継ぎをした歯科口腔外科出身の先輩歯科医師から1年間みっちり手ほどきを受けたので、外科的な処置にはある程度、自信があります。それを宣伝したことはないのですが、なぜかここ数週間、埋伏した親知らずを抜いてほしいという患者さんが連日いらっしゃって。うちのスタッフさんと「いつから歯科口腔外科の専門クリニックになったの?」と冗談を言い合っていますよ(笑)。

スタッフの方は全員女性のようですね。

はい。私も含め子育て経験のあるスタッフが多いので、お子さん連れの方から問い合わせがあった時は、「赤ちゃんを預けられる方がいないなら、連れていらしてください」とお答えしています。特に、お産から間もない場合は赤ちゃんも小さいので、誰かに預けて歯の治療に、というのはなかなか難しいものです。当院は、歯科ユニットの横にベビーカーを置いたまま親御さんは治療が受けられますし、ご希望があればあらかじめ体制を調え、親御さんの治療中にスタッフが1人お子さんにつくこともできます。あとは、女性ばかりなので、口臭の悩みなど、異性にはなかなか言いにくいことも相談しやすいという面はあるかもしれませんね。

歯の健康のために先生ご自身で取り組まれていることはありますか?

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今ちょうど、プロバイオティクスに取り組んでいるところです。プロバイオティクスというのは、いわゆる「善玉菌」を使ってお口の中の歯周病菌や虫歯菌を抑えようという試みのこと。菌を殺す抗生物質のことをアンチバイオティクスと呼びますが、お口の菌全体を排除しようとするアンチバイオティクスでは、良い菌までなくなってしまいます。そこで、善玉菌と悪玉菌のバランスを良くして口腔環境、ひいては体全体の状態を改善しようとするのがプロバイオティクスです。当院のスタッフにも協力してもらい、みんなの唾液を専門の検査機関に出して口腔内の菌の数がどう変わるか、データを取っています。この取り組みがうまくいけば、治療にも取り入れられるかもしれません。その場合、自分たちで体験したことなので、患者さんにも自信をもってお勧めできます。

患者の話をよく聞き丁寧に説明して納得の治療を提供

診療で心がけていることを教えてください。

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患者さんのお話をよく聞くこと。そして、丁寧に説明することです。来院された患者さんは、何かに困って足を運んでいるはずです。でも、いざ歯科医師の前に来ると、ご自分の希望をなかなか言えない人が多いと思います。ですから、患者さんが本当に望んでいることは何かをこちらが察知するために、じっくりとお話を伺っています。本当に希望されていることに対して、わかりやすく説明し、患者さんに理解してもらってこそ、治療に満足していただけるのではないでしょうか。患者さんの理解を促すため、歯の構造や治療法がイラストで描かれたパネルをお見せしたり、口腔内を映し出すスコープで患者さんご自身のお口の現状を見ていただいたりしています。

休日はどのように過ごしていますか?

子どもたちと過ごすことがほとんどです。旅行に連れていくこともありますが、上の子が4歳、下の子が2歳とまだ小さいので、普段は近所の公園で過ごすことが多いですね。上の子は、平日の保育園帰りに「ただいまー」といってクリニックに入ってきてしまうこともあって困ります。ダメだと言い聞かせてはいるんですが……。先日は、埋伏歯の抜歯をしていた私の服に血がついているのを見て驚いていましたから少しはこりたかもしれません(笑)。仕事と育児の両立は思ったよりも大変で、同居する母や主人の協力なしにはとても成り立たなかったと思います。たまにある平日夜の勉強会も、2人に任せておけば大丈夫。安心して出かけられます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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ご自身の口腔内の状態を理解されていないという方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しっかり磨けているつもりでも、十分にケアが行き届いているとはいえないことが多いんですよ。口腔内の状態が悪いと、全身の疾患のリスクが上がりますし、特に高齢になると肺炎にかかりやすくなるなど、命に関わる事態も招きかねません。だから自分の口腔内の状態に合わせたメンテナンスが大切で、歯科医師による専門的なケアはどうしても必要になります。そのことを皆さんにもぜひ知っていただき、まずはご相談だけでも気軽に来ていただきたいと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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