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竹内 千惠 院長の独自取材記事

チエデンタルクリニック

(文京区/茗荷谷駅)

最終更新日:2020/04/01

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茗荷谷駅から徒歩数分、春日通り沿いのビル2階にある「チエデンタルクリニック」。直通のエレベーターが設置され、ベビーカーでも気軽に通うことができる。ピンクと白を基調にかわいらしくまとめられた院内は、大きな窓から陽光差し込む明るい空間となっている。同院は日本小児歯科学会小児歯科専門医である竹内千惠院長による、この辺りでも珍しい小児歯科の専門クリニック。子どもたちと一緒に親も受診できるよう、補綴や歯周病など大人向けの専門的な診療体制も整えている。クリニックの診療にとどまらず、東京都女性歯科医師の会の役員としても精力的に活動するバイタリティーあふれる院長に、クリニックの特徴やこれからの展望などを熱く語ってもらった。
(取材日2019年7月17日)

安全面に配慮した環境で子どもたちの歯を守る

こちらに移られて2年ほどだそうですが、設備などのこだわりは?

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そもそも大震災で以前の古いビルに不安を感じたことがきっかけでこちらに移ったので、常に「安心」にはこだわっています。器具類は可能な限り使い捨てにし、それ以外のものは徹底した滅菌処理を施しています。被ばく量の基準が厳しいフィンランドのエックス線撮影装置や、使用後に自動的に滅菌水が流れる洗面台を導入し、でき得る限り安全面に配慮しました。またキッズルームに授乳室を設けるほか、ベビーカーでも来院いただけるように専用エレベーターを設置して完全バリアフリーにし、赤ちゃん連れでも安心して来ていただける環境にしています。診察室にもベビーカーごと入っていただけますので、診察台の隣に置いてお母さんが診察を受けることも可能です。

最近気になる症状はありますか?  

口腔機能発達不全症ですね。きちんと飲み込めなかったりお口を閉じていられなかったりとか、そういうお子さんたちが多くなっています。本人も保護者の方も症状に気づきにくいのですが、例えば舌のつけ根のところにある舌小帯という筋。ここが非常に短いお子さんがいるんです。そうすると舌が上に届かず発音に支障が出る場合があります。ほかには赤ちゃんの時のおっぱい飲みの状態のまま、乳歯が生え始める時期に移行してしまうお子さん。それにより、上下の歯が出てしまって奥で噛んでも前歯が閉まらないとかでお口がぽかんと開いてしまったり、口呼吸になってしまったり。必ずしも即何かに支障が出るというわけではありませんが、高齢になって自分のお口で飲んだり食べたりできないといったことにつながる可能性があります。

診療で特に気をつけられていることは?

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子どもたちにとって治療は楽しいことではありませんが、たとえ泣いても「また来てやってもいいよ」と思ってもらえるようにするのが、私たちのセオリーです。継続して治療できなければ改善に向かっていけませんからね。毎回極力楽しくわかりやすく治療のことについて伝え、怖いイメージを払拭するようにしています。子どもの目線には常に面白いものが見えるようにし、危ない器具はすべてしまう。ただし、その子の治療に使うものはきちんと見せて、「これは風が出るんだよ」などと説明し、実際に触ってもらいます。言葉にも気をつけ、「歯を抜く」ではなく、「歯とさよならする」、麻酔のことは「ビリビリちゃん」と呼んだりします。「言うことを聞かないと注射してもらうよ」などと脅してしまわないよう、保護者の方にもお願いしています。

大人にも対応できる診療体制で、親子診療を展開

患者層について教えてください。

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小児科医院からの紹介で来るお子さんは、生後3ヵ月くらいからです。まだ歯も出ていない月齢で、歯茎のところにぶつぶつができたとかお口のケガなどで来られます。一方で当院での最高齢は94歳の方ですので、本当に幅広い年代の患者さんが来られています。きっかけとしては、患者さんの紹介で来てくださる方が多いですね。こちら文京区全般と、大学病院からの依頼などもあるので新宿区や北区、埼玉県などと、エリアも広いです。このエリアは、小児歯科専門のクリニック自体が少ないので、インターネットで当院を検索して遠くから来てくださる場合もあります。

大人も受診できるのですね。

ええ、親子診療が可能です。私は小児歯科が専門なので、大人の歯を診る専門の先生をお呼びしています。医科にも専門があるように、オールマイティーな歯科医師というのはあり得ないのではと思っています。ですから、開業当初から矯正は矯正の先生、入れ歯などは補綴の先生、歯周病の先生、口腔外科の先生など、グループ診療体制にしています。やはりこの辺りは医療への知識レベルやデンタルIQが高い方が多いので、専門性の高い治療をご提供できるよう努力を続けています。

親御さんたちに気をつけてほしいことはありますか?

お母さんたちは本当に忙しいと思うのですが、孤食ではなく、みんなで食卓を囲むのが理想です。お互い顔が見えるので、食べ方とかくちゃくちゃ音をさせるのはいけないとか、食べ物を一気に詰め込むと駄目とか、口を開いて食べたらこぼれてしまうとか、子どもは、家族との食卓の中で、そういう食事のマナーを大人が想像する以上に学習するんですね。親が食べている姿を見せ、おいしいものを食べたら「おいしいね」って反応することもすごく大事です。食べ物を大切にすること、よく噛んで食べることを学んで初めて心にも体にも「栄養」になると思うんです。

では、親御さん自身のお口で気になることは?

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特にお母さんは忙しく、自分のことは“五の次”ぐらいに後回しにしがち。だからこそ病気にならない体をつくる必要がありますね。まずは口の中をきれいにすることで体のいろんな病気を防ぎましょう。例えば歯周病で血が出ている方は、血管が開ききっていますから、そこから歯周病菌がどんどん体の中に入っていってしまいます。でも、お口の中を年2~3回クリーニングしてあげるだけで、お口の中の細菌の数は違ってくるでしょう。虫歯菌は母子感染ということは知られていますが、歯周病菌はパートナー感染が多いとされています。そういった家族間の感染を防ぐ意味でもクリーニングは必要ですし、しっかり汚れを取ることで歯の色が明るくなれば、ホワイトニングをしなくても見た目に自信が持てると思います。

クリニック内だけでなく歯科医療界全体に目を向ける

東京都女性歯科医師の会の役員もしておられ、休日もお忙しいのでは?

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歯科医師会の活動のほか、今は母校の同窓会など、ほとんど土日はその活動に費やしてる感じです(笑)。周囲には、なんでも安請け合いするからだって怒られてしまうのですが、頼まれると断れなくて。誰かが引き受けないと進まないのなら、指をくわえて見ていられないというか、性分なんですね。

今後の展望を教えてください。

クリニックとしては、今後文京区内の0~15歳の子どもを対象に、訪問歯科診療に取り組みたいと思ってます。また、口腔外科の診療内容もより充実させていく予定です。あと、これはクリニックの展望ではないのですが、日本の女性歯科医師の比率は年々高くなっていて、20台はすでに50%近く。ですが一方で、女性はどうしても育児や介護で休まざるを得ない時期というのが出てきます。全世代で50%が女性の歯科医師になったとき、そのうちお休みするのが10%になるのか15%になるのかは、大きな問題になるでしょう。この開いた穴は誰がどうやって補填していくのか、それと並行して、女性歯科医師が辞めずに仕事を続けていける仕組みづくりについてもしっかり考えていきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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見た目だけではありませんが、見た目も私は大事だと思います。高齢者の歯を拝見すると、歯並びが良い人は機能面も良いんですね。噛みやすい状態でよく噛んでいるのが良いのでしょう。日本人は歯並びの悪い人が多いとよくいわれますが、21世紀に生きる子どもたちはそのへんを意識していると思いますし、そうあってほしいと思います。歯並びが良いと発音も良く、唾液の分泌量も多いといわれています。それに口元にコンプレックスがなければ、思いきり笑えて、生き生きと生きられると私は感じています。ですので年代に関係なく、予防の意識はしっかり持っていただきたいですね。当院のケアルームにはマッサージチェアも用意していますので、リラックスしてケアが受けられます。美容院やエステに通う感覚で、ぜひ気軽にご利用いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/I期:25万円~、成人矯正/60万円~

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