田中医院

田中医院

田中 盛久院長

頼れるドクター

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昔ながらの町並みが多いことで知られ、落ちついた雰囲気で人気を集める文京区。江戸川橋地蔵通り商店街の中にある「田中医院」は、東京メトロ有楽町線江戸川橋駅から、徒歩6分の距離にある。医院の専門は漢方。院内には、西洋医学では治すことのできない難病を抱えた患者や、体調不良や婦人科系の疾患を持つ女性、アレルギーを抱えた子どもなど、老若男女を問わず多くの患者が毎日訪れる。院長の田中盛久先生は、漢方に関する著書を出版しながらも、「漢方を世の中に広めることは他の誰かがやってくれる、それより自分は患者さんを治すほうが性分に合ってる」と言って、照れくさそうに笑う気さくな雰囲気の持ち主で、患者にも大きな安心感を与えることだろう。
(取材日2012年11月27日)

漢方の可能性に魅せられて

―先生が医師になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

私は、高校2年のときに父を肺ガンで亡くしておりまして、それが医師をめざした最初のきっかけとなりました。最初は西洋医学からのスタートでしたが、その後、本格的に漢方の道を志したのです。医師としてのやりがいは、やはり西洋の医学で治せなかった病気の症状を、漢方薬の処方によって軽くできたときです。当院を訪れる方には、病気を抱えていろいろな医療機関で診察されたものの、改善しなかった方々もたくさんいらっしゃいます。それが当院で治すことができて、喜んでくださる姿を見るのは、本当に痛快ですし達成感もあります。

―先生が漢方医を志した理由を教えてください。

横浜市立大学医学部に在学していたときに、先輩の誘いで「東洋医学研究会」というものに入りまして。それが漢方を志す一つのきっかけとなりました。大学を卒業して臨床医として研究を続けるうちに、自分が漢方の薬を使うようになったのです。その後、漢方専門医として国内の薬科大学の学長に初めて就いた丁宗鐵先生の影響を受けて、北里大学の東洋医学研究所に入りました。医者になりたての頃だった私は、西洋医学でならどんな病気でも治せると信じていました。しかし、実際に大勢の患者さんを診察していくうちに、西洋医学の力だけではどうにもならない病気もあるとわかってきたのです。

―どんな病気が西洋医学では治せなかったのですか?

私が25歳くらいの頃のことです。医師になって間もない頃、急性の蓄膿症にかかりました。西洋医学の薬では何を試してもまったく効かず、困り果てました。ふと思い立って漢方の薬で効くものはないかと探してみたら、症状に合わせてたくさんの薬があることが分かりました。もともと漢方の知識はありましたし、早く治したい一心もあって試しに飲んでみたら、これが一発で効き、半信半疑でしたが、あのときの驚きと感動は忘れられません。あとは、私の娘が3歳の頃に急性胃腸炎で下痢と嘔吐を繰り返して、西洋医学の薬はまったく受け付けない状態になりました。そのときも、五苓散(ごれいさん)という漢方薬を飲ませたら、たいへんよく効きましてね。どんな薬も効かなかったのが、熱が引いて吐き気も止まり、眠ってしまったということがありました。他にも、西洋の医学で治せない病気でも、漢方を処方して面白いほど効能を感じたケースはたくさんあります。

―漢方と聞くと、効き目が穏やかなイメージがあるのですが…。

確かに、漢方は体に優しい医学ですから、慢性疾患に処方された薬であれば、穏やかな効き目になります。しかし、急性疾患に処方されたものであれば、漢方のほうが早く効く場合も多いのです。特に風邪などは症状に合った漢方薬を処方すれば、驚くほどの早さで症状が改善する場合もあります。西洋の薬より効き目があり、西洋医学では、風邪のときに出る咳や鼻水を確実に止める薬はありませんが、漢方では鼻水を止める薬だけでもたくさんの種類がそろっています。二千年以上の実証データに基づいているため、薬の種類が西洋医学より圧倒的に多く、患者さん一人ひとりの症状にきめ細かく対応できるのです。当院では、患者さんの体質、症状、状況に合わせて適切な漢方薬を出しています。

記事更新日:2016/06/07


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