ライラック通り歯科

ライラック通り歯科

松岡英美 院長

頼れるドクター

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東急池上線久が原駅から、買い物客でにぎわうライラック通り商店街を進むこと3分。2012年7月にオープンしたばかりの「ライラック通り歯科」を訪ねた。清潔感ある白を基調とした院内には、2面の窓から優しい光が差し込む。「患者さんにリラックスしていただきたい」と語る松岡英美院長が照明やインテリアなど細部までこだわった、居心地のいい空間だ。昭和大学歯科病院で14年、個人医院で5年の勤務経験を積んだ松岡院長の専門は、歯の根の中にある神経の治療を意味する歯内療法。歯を抜かずに治して、長持ちさせる治療である。一般歯科・予防歯科・ホワイトニング・義歯・矯正歯科・インプラントと、成人向けの幅広い診療を提供する一方、自身の育児経験を生かしたいと、小児歯科にも力を入れている。にこやかな笑顔が印象的な松岡院長に、めざす歯科医院の形、診療への思いなどを伺った。
(取材日2012年7月23日)

できる限り削らず抜かず、天然の歯を長持ちさせる

―開院にあたり、久が原を選んだ理由を教えてください。

私は生まれも育ちも大田区・東急沿線で、開業するなら愛着のあるこの大田区がいいなと思っていたんです。久が原駅前のライラック通り商店街は、綺麗に舗装されて歩きやすく、街の皆さんも明るく親切な方ばかり。すごくいい所だなと思いました。物件も1階なので入りやすいですし、角部屋で2面に大きな窓があり、明るく開放的で、ゆったりとした雰囲気がすぐに気に入りました。目の前に内科、近くには薬局や眼科もあるので、地元の皆さんに安心して通っていただけると思います。

―ご専門は歯内療法学でいらっしゃるんですね。

はい。昭和大学歯学部を卒業後、同大の歯内療法学教室に14年間勤務しました。歯内療法とは、できる限り歯を抜かずに天然の歯を長持ちさせるための、根管(歯の根の中の管・神経)の治療のことを言います。治療の多くは、虫歯が悪化して歯冠部(歯の頭の部分)が溶け、痛みが止まらない状態、または神経が死んでいて歯の根っこの先の骨に空洞ができて、膿が溜まっている状態から始まります。かぶせ物や金属の土台があれば外し、虫歯の部分を削り取って、根管の壁を少しずつ削りながら神経のラインを広げて、きれいに清掃し、症状に合わせたお薬を使っていきます。大学病院では、患者さんの症状や抵抗力・免疫力に合わせて、たくさんの薬剤や器具の中から適切な治療法を選ぶ研究や、根管治療にレーザーを応用する研究にも力を入れました。歯内療法は、文字どおり歯の根の中ですから患部が見えず、手の細かな感覚で進めていく、難しい治療です。それだけに、術前と術後のレントゲン写真を見比べて、天然の歯のカーブを崩さず、きれいに病巣を治せると本当にうれしくて、どんどん夢中になっていきました。

―大学病院時代の、印象的な患者さんのエピソードをお聞かせください。

ある時、若いサラリーマンの患者さんが、上顎の真ん中から2番目の歯の治療でいらっしゃいました。歯の根っこが90度くらい曲がり、根管の先端に病巣ができている状態で、「開業医さんに『抜いてブリッジを入れましょう』と言われたけれど、前歯がなくなるのは嫌です」という訴えでした。時間をかけて治療した結果、天然の歯を残したまま治すことができました。その患者さんは、それ以来「ほかの歯も松岡先生に診てほしい。先生が『抜きなさい』って言うなら、諦めてどの歯でも抜きますから」とおっしゃって、何年も通ってくださるようになったんです。この方のように、開業医さんから紹介されて大学病院にいらして、症状が治っても、遠くから通い続けてくださる患者さんがたくさんいらっしゃいました。患者さんに信頼され、長く通っていただけたことがすごくうれしかったですね。



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