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小川隆吉 院長の独自取材記事

小川クリニック

(豊島区/落合南長崎駅)

最終更新日:2019/08/28

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大江戸線「落合南長崎」駅、「新江古田」駅より、各徒歩10分程、目白通り沿いにある「小川クリニック」。小川隆吉院長は、日本医科大学産婦人科医局を経て、都立築地産院では産婦人科医長として、長年不妊治療を専門にされ、豊富な経験をお持ちである。「不妊の最新治療」「ここが知りたい不妊症」「30才からの安産」「更年期を上手に乗り切る本」など、著書も多数あり、産婦人科の権威として名の知られた医師。クリニックでは、不妊症、出産、更年期まで、内科との連携で女性をトータルに診療。口コミなどで、遠方からも多くの患者が日々訪れている。ご多忙な時間を割いていただき、クリニックについて、先生の治療方針についてなど、お話を伺った。
(取材日2012年7月4日)

不妊治療から更年期まで女性をトータルケア

こちらのクリニックを開業した経緯を教えてください。

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かつて、父がここで産婦人科診療所を開設していましたが、10年間程休院状態でした。私は日本医科大学を卒業後、医局を経て、1995年まで都立築地産院の産婦人科医長として勤務していました。日本医科大学の講師も兼任しており、多忙な日々……。少し働き過ぎていて、患者さんとじっくり向き合う時間が少なくなっていました。医師として、やはり治療の手応えを身近で感じたいと、この診療所をリスタートする決意をしたのです。長年不妊治療を専門に診ていましたが、当クリニックでは不妊治療だけでなく、妊娠中のケア、出産、さらには更年期までトータルに患者さんフォローしていきたいと、産婦人科と内科の連携での治療へ取り組みをはじめました。安全な出産のため、最先端の検査機器を完備し、万全の体制をとりました。また、出産入院の際には手ぶらでお越しいただけるように、アメニティの充実や、入院中のお食事も安全で楽しめるようこだわるなど、ゆったりと過ごしていただける環境づくりに努めています。内科では、生活習慣病や喘息、貧血、頭痛など、身体のさまざまな不調に対応しています。ひとりひとりのお話をしっかり伺い、症状に応じた治療と共に、食事指導や生活指導、さらにメンタル面からのサポートも行っています。

患者さんの特徴はありますか?

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近隣の方はもちろん多いです。患者さんは、1日平均で産婦人科は60名、内科は40名。産婦人科はホームページをご覧になられた方や、口コミで遠方からやってくる方も珍しくありません。神奈川、埼玉、時には愛知県から通院される方もいらっしゃるほど。私はこれまで不妊症、出産、更年期について多数の本を執筆しています。雑誌「たまごクラブ」では毎月出産・妊娠についての記事を連載しておりますので、その反響も大きいのかもしれません。また、今は、不妊症は不妊症専門、お産はお産専門と別れている医療施設が多いなかで、当クリニックでは、不妊症から出産まで、トータルにケアしているので、安心感があるのでしょうね。不妊症で外来に見えて、妊娠した際には、そのままこちらでお産までサポートしていくので、私も医師としての責任を最後まで果たすことができるのはうれしいです。

体外受精に踏み切る前に相談してほしい

不妊治療について先生のお考えを教えてください。

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当クリニックでは、不妊治療の基本は、なるべく自然の状態に近い形での妊娠を目指しています。患者さんの体調や年齢や生活環境をお伺いし、治療を組み立てています。タイミング法、漢方療法体、排卵誘発剤など、徐々に進めますが、それでも、どうしても結果がでない場合は、患者さんの年齢などを考慮して、体外受精を行っている病院を紹介するケースもあります。しかし、必要のない体外受精は、ぜひやめていただきたいですね。一般不妊治療で妊娠可能な方まで、安易に選択する傾向は疑問視しています。体外受精の妊娠では、胎盤や臍帯の異常も多いと言われており、また、決して安くはない治療なので、くれぐれも慎重に決断してほしいです。体外受精に踏み切る前に、まずはお近くの産婦人科医に相談してください。医師から正しい知識を得ることは、とても大切です。もし、機会があれば、私の著書もお手に取って、参考にしてください。出産や妊娠について医学的にわかりやすく解説しています。

これまで思い出に残っている患者さんのエピソードはありますか?

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たくさんあります。心にしまっておきたいものばかりです。赤ちゃんの具合が急変し、治療で命を助けられた時にも、やりがいを感じます。何年も通われて、なかなか妊娠しなかった方が赤ちゃんを授かったときの喜びも格別です。そして、無事出産していただくと、毎回、心底ほっとします。赤ちゃんに何も問題がないとわかると、感動よりも安堵感の方が大きいのが、正直なところです。ここで出産をされた患者さんから、お礼のメッセージが届くことや、2人目、3人目と、繰り返しご利用いただけることも多いですね。昔は医師の仲間の奥さんのお産のお手伝いをして、最近はその娘さんが妊娠して受診されることがあります。それ以外でも、私が取りあげたお子さんが成長されて、受診されることも度々。歳を感じますね(笑)。

患者さんの笑顔がやりがい

医者を目指したのはお父様の影響ですか?

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それもありますが、医師になりたくない時期もありました。やりたいことが他にもあって、絵を描くなど、いろいろ挑戦していました。絵は才能がないとわかったので諦めました(笑)。医師になろうと決意したのは、高校3年生です。今となっては医師になって良かったと思っています。子どもの頃はごく普通でしたね。高校・大学時代は社会情勢も変化が大きく、多感な青春を過ごしました。振り返ると面白い時代でした。産婦人科を選んだのは、父親の影響ではなく、一番なんでもできる科だと考えたからです。産婦人科だと、小児科も内科も泌尿器科領域も診ますので、総合的に患者さんに対応していけます。お産という特殊な場面に携われることも、産婦人科を選んだ理由です。

治療で心がけていることは?

やはり納得して帰っていただくこと。患者さんへのサービスとしてアメニティなども大事ですが、病気を治してあげることが一番のサービスだと思っています。病院の門をくぐるときは不安でいっぱいでも、帰るときには安心して笑顔が出るような医療を目指しています。不妊症で悩まれ、様々な医療機関を回り、最終的にこちらに頼ってこられる方もいらっしゃいますので、患者さんの期待には全力で応えていきたいです。また、当院の患者さんの中には、女医さんも多くいらっしゃいます。同業の方にも信頼されているというのは、やはりうれしいですね。全部の責任が自分にかかってきますが、その分、患者さんの反応もダイレクトに感じられるやりがいは大きいと感じています。開院して17年経ちましたので、当クリニックで、不妊治療し、出産を終えて、そろそろ更年期になっている方もいらっしゃいます。更年期治療では、カウンセリングの上、ホルモン補充療法などを取り入れています。今後、ニーズは拡大していくでしょう。実は、この近隣には女医さんの産婦人科診療所が3つあり、また、当クリニックは利便性が良くない場所にあります。それでも、たくさんの患者さんが来られるので、信頼をいただいていると、気を引き締め、これからも切磋琢磨していきます。

プライベートはどのように過ごされていますか?

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以前は当直がいなかったので、暇な時間があっても、突然産気づいて呼ばれることも多くあり、遠くへは行けませんでした。家で料理をつくるのが気分転換ぐらいで……。当直をお願いしてからは、遠くまで飲みに行くこともあります。身体を休めるために当直をお願いしているのに、酒を飲み過ぎでかえって身体によくないというのが実情かな(笑)。他には、絵を見に行ったり、そば打ちしたり、ブログを更新したりしています。クリニックスタッフを集めてのイベントも度々開催し、チームワークを深めています。健康維持のために週に1回はジムに行き、未だにブートキャンプをやっていますよ。何事も継続は力なり。もちろん、治療に関しても同様で、経験を重ね、知識を深め、これからも多くの患者さんの笑顔を支えていきたいです。

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