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勝野 雅弘 院長の独自取材記事

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科

(横浜市都筑区/センター北駅)

最終更新日:2020/09/24

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ヒマワリの花言葉は「あなたを見つめている」。いつでも太陽のほうを向いて咲くヒマワリのように、常に患者のほうを向く医師でありたい。院長の勝野雅弘先生のそんな思いから名づけたという「センター北 ひまわり耳鼻咽喉科」。母校である昭和大学病院などで耳鼻咽喉科の専門家として多数の手術を手がけてきた勝野先生は、医療の現場で磨いた技術力や医師同士のネットワークを生かし、かかりつけ医として、より患者に近い位置で「患者を見つめる診療」を提供することを心がけている。院内はヒマワリカラーのオレンジや黄色を基調に、温かく優しい空間が広がる。患者に優しいクリニックを形にする勝野先生に、「患者を見つめる診療」への思いを聞いた。
(取材日2019年5月21日/更新日2020月9月23日)

大学病院時代の豊富な経験を生かし、地域に貢献

開業に至るまでの経緯を教えてください。

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大学卒業後は昭和大学藤が丘病院や小田原市立病院、関東労災病院などで研鑽を積みました。一般的な耳鼻咽喉科の診療はもちろん、がんの手術や治療も行い、その間4年くらい、睡眠時無呼吸症候群の診療を担当するなど、本当に多くのことを学ばせてもらいました。大学病院には大学病院の良さもありましたが、子どもが生まれたこともあって、家族で気軽にかかれるような地域のクリニックがより身近になり、具体的に開業を考えるようになりました。勤務医時代は自分一人が同じ患者さんを最後までずっと診ることは少なかったように思います。開業医になり、患者さんの状態の経過を細かく診られ、患者さんが喜ぶ姿を直接見られるのはやっぱりとてもうれしいですね。

睡眠時無呼吸症候群の診療もされているのですか?

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまい熟睡することができない病気です。大きないびき、睡眠時の呼吸停止、起床時の頭痛やだるさといった症状があります。日中に強い眠気が出ることから仕事に支障を来したり、居眠り運転などの事故を引き起こしたりと生活にも大きな悪影響をもたらし、放っておくと高血圧や心血管障害、脳血管障害につながる危険性があります。太っていて気道が狭くなっている方や、痩せていても顎が小さく、舌が居場所をなくし後方に引っ込んで気道をふさいでしまう舌根沈下が起こりやすい方に生じる場合が多いです。当院ではご自宅で睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素濃度などを記録できる検査機器を貸し出しています。また、重症の場合は、空気を気道に送って押し広げることで無呼吸を防止するCPAP療法も導入していますので、気になることがあればぜひご相談ください。

そもそも、耳鼻咽喉科を選択されたのはなぜですか?

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もともとは外科に興味がありましたが、手術をする外科的要素も、風邪やアレルギーなどの内科的要素もあり、幅広くいろいろな人を診られる耳鼻咽喉科に魅力を感じ、選びました。実際、患者さんの層は幅広く、小さいお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、きょうだい全員、家族そろって来てくださる方も多いですね。町のクリニックですから大きな手術は行えませんが、かかりつけ医としての初期診断や治療はとても重要だと考えています。レーザーを鼻に照射したりちょっとした腫瘍を取ったりというような外科的処置も、できる限り対応したいと思っています。一方で、より専門性の高い治療が必要になった場合の連携体制も強みです。近くには母校である昭和大学の病院や、以前勤務していた関東労災病院、昭和大学の関連病院である横浜労災病院もありますので、患者さんを安心してご紹介できますし、僕自身も安心して診療できるのでとてもありがたいです。

診療を通じ子どもの成長を見守れることがやりがい

お子さんの患者さんも多いそうですね。

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自分にも子どもがいるので、お子さんを心配する親御さんの気持ちがよくわかりますし、お子さんを診療するにあたってこういうことが必要といったことに配慮するようにしています。また、僕の妻は医療関係者ではないので、一般の目線からいろいろな意見を言ってくれるのがありがたいです。赤ちゃんやお子さんの風邪は鼻が原因となっていることが多いのですが、妻は子どもならどんな症状でも小児科を受診するものと思っていたそうです。こういったケースもあるように、耳鼻咽喉科はまだまだ皆さんの生活の中で身近な存在ではないかもしれませんので、少しずつ耳鼻咽喉科での診断や治療の重要性を広めていけたらと思っています。赤ちゃんからお年寄りまで、皆さんに頼りにしていただけるクリニックでありたいですね。

日々、診療をされている中で、モチベーションになっていることはありますか?

アレルギー疾患などで受診するお子さんたちは、継続的な治療が必要だからこそ、付き合いも長くなります。赤ちゃんの時から診ていた子がお兄さん、お姉さんらしくなったりと、治療を通して親御さんとともにお子さんの成長を見守れることがモチベーションの一つになっています。そういったお子さんを含め、患者さんたちが喜んでくれている姿を見ると本当にうれしいですね。日々患者さんの笑顔やちょっとした言葉に、この仕事をしていて良かったと思います。

力を入れている診療はありますか?

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睡眠時無呼吸症候群やアレルギー性鼻炎、中耳炎、副鼻腔炎、補聴器の相談など幅広く対応していますが、特にスギ花粉症やダニアレルギーに対する舌下免疫療法に力を入れています。これはアレルゲンを含む薬を舌の下から吸収させて体を慣れさせる治療で、薬には液体と錠剤があります。以前は12歳からしか受けられませんでしたが、2018年2月にダニの薬の適応年齢が5歳に下がり、また同年6月に5歳から使えるスギ花粉の錠剤が出たことで、早い年齢から始められるようになりました。さらに2019年5月にスギ花粉の錠剤の長期処方が可能になり、2週間に1回の通院回数が月1回でよくなりました。錠剤は液体のように冷蔵保存の必要もないので、切り替える人も多いですね。この治療は、アレルギー症状の根治をめざせますが長期にわたります。そのため待ち時間短縮のために優先治療枠を設けるなど、患者さんが納得、安心して治療に臨めるよう努めています。

自身の患者としての実体験が、説得力のある診療の礎

今までの勝野先生ご自身のご経験の中で、診療に生かされていることなどはありますか?

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実は開業する少し前に、僕自身が扁桃炎の手術を受けました。今までは自分自身で数多くの手術を行ってきたのですが、逆の立場になって8日間入院し、患者さんの気持ちがわかったり、今まで気づかなかったことに気づかされたりするなど、貴重な体験でした。僕自身の体験も交えての説明は、患者さん側にとって受け入れやすいようです。患者さんを説得するために、自分が手術を受けたわけではないですが(笑)、本当に手術を受けて良かったと思います。

勝野院長は、禁煙にも取り組まれたそうですね。

はい。禁煙後は、体の調子も良いように思います。なかなかタバコをやめられない方にアドバイスを差し上げるとすれば……僕の場合、禁煙のきっかけは子どもができたことだったのですが、何か本気でやめようと思うきっかけが必要だと思います。ニコチン依存症という一種の病気ですから、軽い気持ちでは難しいというのが一番理解してほしいところです。当院でも禁煙治療を受けつけており、初診も含め全部で5回通院していただきます。主に飲み薬による治療で、条件を満たせば健康保険を適用することも可能。僕自身も禁煙にチャレンジした者の一人として、やはりタバコをやめて良かったと思うことは本当に多いです。ですので診療では実体験を交えながら、患者さんと同じ目線で禁煙の重要性をお伝えするようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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舌下免疫療法などのように、今後も新しい治療法が出てくると思いますが、患者さんにとって一番良いと思うものを選択していきたいです。そのためにスタッフと一緒に相談しやすい雰囲気をつくり、患者さんとしっかりコミュニケーションを取っていくことが大切だと思っています。当院のスタッフは開業時から在籍する方など、長年勤務しているベテランが多いです。今後も、患者さんに満足していただける診療、クリニックをめざして日々精進してまいります。

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