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月経トラブルや生理の悩み
我慢せず、まずは婦人科の医師に相談を

虎ノ門ウィメンズクリニック

(港区/虎ノ門駅)

最終更新日:2021/12/20

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  • 保険診療

多くの女性が悩むのが、月経痛(生理痛)や月経前症候群(PMS)、月経過多、生理不順、無月経など生理の異常やトラブル。特に10代、20代の若い世代では、一人で悩んでいる人も少なくないようだ。しかし、こうした生理にまつわる症状の多くは、婦人科を受診して、ホルモンバランスを調整したり、適切な治療を受けたりすることで改善をめざせるという。一方で、月経痛や月経過多の背景に「子宮内膜症」や「チョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)」などの病気が隠れていることもあり、放置すると不妊につながることもある。そこで思春期からの性教育や、総合的な視点から女性の健康サポートに取り組む「虎ノ門ウィメンズクリニック」角ゆかり院長に、生理にまつわるトラブルやその対処法について聞いた。

(取材日2021年7月28日)

月経痛や生理不順、月経過多の悩み。原因が病気のことや、不妊につながることも。一人で悩まず婦人科へ

Q「月経トラブル」というとどんな相談が多いのでしょうか?
A
1

▲月経に関するさまざまな相談に応じる同院

まず、月経痛(生理痛)と月経前症候群(PMS)です。PMSは生理が始まる3〜10日前にイライラや情緒不安定、うつ状態、眠気または不眠、食欲不振や過食などの症状が現れるものです。他に経血量が多くなる月経過多、生理不順など。生理は25〜40日周期が正常とされ、3ヵ月以上ない場合は無月経となります。月経痛や月経過多などの症状が強く、生活に支障を来すものは月経困難症と呼ばれ、その背景に子宮内膜症などの病気があることもあります。子宮内膜症は、将来の不妊症や卵巣腫瘍から発生する卵巣がんにつながる可能性もあります。3日以上鎮痛剤が必要になるほど痛みの強い方や、生理ではないのに痛みがある場合は受診が必要です。

Q10代など若い人の相談も多いのでしょうか?
A
2

▲性交経験のない女性への内診には特に配慮している

生理の悩みで来院されるのは20代から40代の方が多いのですが、私が中高生の性教育にも力を入れていることから、思春期や10代の若い方の相談も増えています。若い方はお母さんと一緒に来られることも多いのですが、お友達と一緒に来られる方もいます。若い世代には生理不順や月経過多、無月経の悩みが目立ちますね。「きちんと生理があったのに来なくなった」「3ヵ月以上ない」というのは無月経の状態と考えられます。ホルモンバランスの乱れや排卵障害、ダイエット、運動のしすぎ、ストレスなどが原因として考えられます。無月経が1年以上続くと、復活させるのが難しくなりますから、早めに受診していただきたいですね。

Qでも、婦人科の受診では、内診があるのが気になります。
A
3

▲基礎体温の記録は、女性の健康管理に有効

子宮や卵巣、子宮周辺を触診する内診と経膣超音波検査は、多様な情報が得られ、月経痛をはじめ、生理のトラブルなどがある場合には、ぜひ受けていただきたい検査です。しかし10代の方や性交渉を経験していない方、不安や抵抗感がある患者さんには無理に勧めることはありません。そもそも初診で内診を行うことは少なく、血液検査など段階を経てから、必要な時期に行うケースがほとんどです。また、お子さんや性交渉未経験の方の場合、おなかの上からの超音波検査や、経直腸超音波検査という肛門からの検査もできます。経直腸超音波検査は、ゼリー状の痛み止めを使いますので痛みも感じにくく、ほとんどの方がスムーズに受けられると思います。

Q生理前の精神的な問題や、性の悩みも相談できるのでしょうか?
A
4

▲幅広い悩みに対応。症状によっては漢方薬を処方することも

生理前にイライラしたり、気分が落ち込んだりというPMSの精神的な症状に悩んでいる方は多いですね。仕事や勉強に支障を来したり、人間関係が悪くなったりというケースもあるようです。その症状の内容に応じて、漢方薬や軽い精神安定剤などで改善をめざすことが多いのですが、病気と気づかずに苦労されている方が多いように思います。心当たりのある方は、ぜひ婦人科を受診してください。また若い世代では、性交痛などデリケートな悩みも多いものです。まだ未熟で性交渉に慣れていない場合もありますが、子宮内膜症などが原因でおなかの中のほうで痛いという場合もありますので、恥ずかしいと思わずに相談していただきたいですね。

Q 婦人科を受診する際、準備しておいたほうがいいことは?
A
5

▲婦人科・皮膚科・精神科など多角的な診療メソッドを知る院長

問診では、直近の生理の時期と月経周期を確認します。アプリでもよいのですが、できれば、基礎体温はつけておいていただきたいですね。毎朝、起きてすぐ体温を測ることは、なかなか難しいと思いますが、月経トラブルがある場合はぜひ記録して自分の体のリズムを確認してください。また受診する時は診察を受けやすいような服装で、特に初めて内診を受ける時はスカートのほうが抵抗感が少ないと思います。内診後は出血することもありますので、ナプキンは用意しておきましょう。本当に具合が悪くて出血が多い場合などは受診しにくいかもしれませんが、そういう時にこそ、速やかに診察することが重要ですので、遠慮せず受診してください。

ドクターからのメッセージ

角 ゆかり院長

月経痛や生理不順でつらい思いをしている方やPMSで悩んでいる方は多いのに、婦人科を受診する方は少ないようです。月経トラブルは生殖年齢の間は続く可能性がありますし、原因が病気であることや、将来の不妊につながることもあります。若い世代でも、生理が始まったら自分の体のことは自分で管理するという気持ちで、正しい知識や情報を得てください。そして痛みや異常がある時は、一人で我慢したり悩んだりせず、婦人科を受診して適切な治療やアドバイスを受けましょう。当院では、月経異常に関わるメンタル面やDV(配偶者暴力)、ハラスメントの悩みにも対応しています。かかりつけの婦人科として気軽に相談していただきたいと思います。

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