大導寺 善啓 院長の独自取材記事
芝パークタワー デンタルクリニック
(港区/田町駅)
最終更新日:2026/06/17
ビジネスパーソンが行き交う三田駅。そこから程近いオフィス街に立つタワーマンションの2階に「芝パークタワー デンタルクリニック」はある。院長の大導寺善啓(だいどうじ・よしひろ)先生は、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)歯学部を卒業後、母校の歯科補綴学講座で欠損補綴治療を専攻して研鑽を積み、2001年に同院を開業した。歯科医院のモットーは、「素早く」「美しく」「痛みなく」。このモットーを体現するため、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手とともに、チームで総合歯科医療を提供している。大導寺院長は、「開業から25年がたち、診療や接遇にも深みが増してきたと自負しています」と話す。診療後のテニスがリフレッシュというパワフルな大導寺院長に、診療内容やスタッフとの連携について話を聞いた。
(取材日2026年5月20日)
精度にこだわりながらも素早く効率の良い治療を
こちらの歯科医院を訪れる患者層について教えてください。

この辺りはビジネス街ですので、周辺にお勤めの方がやはり多いですね。他には、近隣にお住まいの方や私の大学病院勤務医時代からの患者さん、クチコミで遠方から来院される方もいらっしゃいます。症状としては、虫歯や詰め物の不具合、セカンドオピニオンの相談に来られる方などさまざまです。当院は、2001年の開業当初から、総合歯科医院をコンセプトに診療を行ってきました。歯科治療は非常に幅広く、一人の歯科医師がカバーできる範囲は限られます。そこで、ワンストップの治療を提供すべく、各専門分野を持つ複数の歯科医師が在籍し、治療を行っています。
診療の際、患者さんへの対応で心がけていることはありますか?
精度が高く見た目の美しさにもこだわった治療を短時間で提供するため、「素早く」「美しく」「痛みなく」という方針を大切にしています。ビジネス街という土地柄、仕事と仕事の合間の限られた時間にいらっしゃる患者さんが多いので、お待たせしてはいけませんよね。ですから当院のスタッフ全員、時間的な効率をよく心得てテキパキと動いています。受付で次の予約をする際にも、「次回の治療はだいたい30分くらいです」といったように、かかる時間の目安をお伝えするようにしていますので、患者さんも予定を立てやすいと思います。また、細かいことかもしれませんが、次回の治療で患者さんが負担するおおよその費用もお知らせするようにしています。あらかじめ目安を知ることができるのは重要なことですよね。
あらかじめ情報が開示されると、患者さんの安心につながりますね。

ただでさえ歯科医院に行くのは不安で怖いことだと思います。ですから治療についての説明もしっかりとして、治療中も患者さんの様子に目を配り、声かけをするようにしています。何をされるかわからないと余計に恐怖感が増しますし、痛みというのは心理的な要素も大きく関係しています。何の説明もされずに、歯科医師から「痛かったら教えてください」とだけ言われても困りますよね。医療の基本として「Tell・Show・Do」という言葉があるのですが、まずこれから行う治療について説明し、使用する器具などを見せ、その上で治療を行うというプロセスは、患者さんの不安をできる限り取り除く上でも大事です。きちんと説明をしてコミュニケーションを取ることで、患者さんの理解度が上がった状態で治療を行うようにしています。
歯科医師と歯科衛生士が連携し、予防歯科に注力
先生の得意分野について教えてください。

当院では幅広い診療に対応していますが、大学病院では補綴学講座に所属していました。補綴学というのは、歯を失った後の処置や歯がない部分に何を入れるかという学問です。例えば、入れ歯やかぶせ物、詰め物などですね。特に、私が大学を卒業した頃は、インプラント治療の技術が大きく発展した時期でもありますので、インプラント治療に関しては新しい技術を学び続けていて、得意としています。ただそれは、あくまでも歯を失った場合の話であって、基本的には、歯を残すための治療をするというのが大きなテーマです。それでも歯を失ってしまったとき、インプラント治療は有用な選択肢の一つとなるでしょう。
予防歯科にも力を入れていると伺いました。
はい、歯を残すためには予防が大切です。治療で来院された患者さんにも、今後の予防につながる知識を持ち帰っていただけたらと思っています。もっとも当院に来られる患者さんは、痛くなった箇所の治療だけを求めるのではなく、歯のトラブルの理由は何だったのか、自分が行っていた歯のケアで至らなかったところはどこなのかと積極的に説明を求める方が多く、いわば“デンタルIQ”が高いですね。定期的なケアのために来院される方も多くおられますし、非常に予防意識が高くて感心しています。やはり予防のためには継続的にメンテナンスに通っていただくのが一番です。かかりつけの歯科医師、かかりつけの歯科衛生士を持ち、いろいろと相談していただければと思います。
こちらでは歯科衛生士も担当制だそうですね。

はい。当院では、基本的に歯科衛生士も担当制としています。お口の特徴は十人十色。毎日のセルフケアの悩みも、患者さんの数だけあります。歯科衛生士を担当制にすると、そうした悩みに継続的に対応しやすくなります。患者さんにとっては、歯科衛生士が自分を理解してくれているという前提があるので、安心感があるでしょう。また、歯科衛生士側も継続的に患者さんを担当することで、モチベーションの維持につながります。私もそうですが、担当の患者さんが良い状態になっていくのはうれしいことです。ですので、患者さんとともに改善に向けて取り組める環境にしています。予防歯科に関して最前線で対応しているのは歯科衛生士です。今後も歯科衛生士と連携して、予防歯科に力を入れていきたいですね。
満足度の高い治療にはチーム力が不可欠
歯科医師同士の連携はどのようにされていますか?

コミュニケーションをよく取り、患者さんの状況や治療経過について共有しています。顔と顔を合わせたコミュニケーションは、話し方や言葉のニュアンスから、細かい情報も読み取れます。すぐに話せる環境であることも、当院の強みでしょう。また、当院の歯科医師はすべて私と同じ大学出身者です。同じ環境で教育を受けた歯科医師は、歯科医療に共通した哲学(フィロソフィー)を持っています。そのため、歯科医師全員が方向性を同じくして行動できるのです。治療に対する解釈や進め方が共通しているので、信頼して任せられています。
歯科医院全体でのチーム力を重視していらっしゃるのですね。
そうですね。歯科医師、歯科衛生士、歯科助手のチームワークは、当院の財産だと思っています。「素早く」「美しく」「痛みなく」の実現は、歯科医師だけではできません。歯科衛生士や歯科助手が治療の段取りをしっかりしてくれているからこそ、短時間で丁寧な治療が行えるものと考えます。また、当院では、アルバイトの歯科助手に、歯学部の学生を起用しているというのも特徴です。彼らは将来歯科医師になるという目標を持っているので、志高く仕事に向き合ってくれています。歴代の歯科衛生士や歯科助手が積み重ねてきたノウハウは、いわば“秘伝のタレ”のように継承され、年月がたつほどに深みが増していると感じています。
今後の展望をお願いします。

予防歯科の重要性は、歯科衛生士などの働きもあり、患者さんにかなり浸透してきました。今後も、悪いところを治療して終わるのではなく、歯を残すためのメンテナンスを、診療の中心に据えたいと思っています。痛い時に行く場所ではなく、予防する場所として、当院をご活用ください。また、患者さんにご満足いただけるように、丁寧な説明も大切にしていることの一つです。歯科医学は日進月歩ですが、基本的なことは変わりません。患者さんと対話を重ね、仕上がりがきれいで丁寧な治療、患者さんの満足度を第一に考えた治療を、今後も継続していきたいと思います。そのためにAIやデジタルの先進機器も積極的に採用していく予定です。最近は妊娠や出産など、スタッフのライフステージも変化してきました。働きやすい環境も良い診療には不可欠なので、勤務体制や制度の見直しも進めていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックインレー/4万9000円~、フルジルコニアクラウン/7万4000円~、オールセラミッククラウン/9万7000円~、歯列矯正/70万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~、インプラント治療/38万7000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

