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片倉 修 院長の独自取材記事

かたくら歯科医院

(港区/三田駅)

最終更新日:2019/10/16

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田町駅、三田駅から徒歩約10分。明るい日の光が差し込む待合室に入ると受付スタッフが朗らかに笑いかけてくれる。「かたくら歯科医院」の診察室はすべて個室。穏やかな笑顔と優しい語り口が印象的な片倉修院長が、治療からクリーニングまですべての処置を一人で行うスタイルで診療が進む。「患者さんは自分の家族だと思い接しています」と語る院長を信頼し、家族ぐるみで通う患者や紹介で来院する患者も多い。先進の治療機器を取り入れつつも、患者が長く安心して通えることを重視して「できるだけ大きく変化させず、日々淡々と診療していきたい」という片倉院長に話を聞いた。
(取材日2019年9月4日)

患者を自分自身や家族に置き換えて接する

地元の方が多く通われていると伺いました。

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お子さんからご高齢の方まで、近所にお住まいの方が多いです。私は子どもの診療が得意なのですが、その理由の一つは当院の診療スタイルにあると感じています。というのも、当院では個室の診察室に入るのは私と患者さんだけ。助手も入りません。また、通常は歯科衛生士や助手が行う処置もすべて私が行います。いつも同じ人が担当するというのは、子どもにとって大きな安心材料になるようですね。できるだけ子どもが「怖い」というネガティブな感情を持たないよう、とにかく無理強いしないようにしています。拒否感や恐怖心が強いようであれば、治療はせず器具を見せるだけとか、お話をするだけにとどめることもあります。そうやって子どもに合わせて段階を踏むと、治療を受け入れてくれるようになるのです。

衛生面をとても重視しているそうですね。

お口の中を映すハンドミラーや、歯を削るためのバーなどを滅菌するのは当然ですが、当院ではさらにバーを接続する持ち手の部分も毎回滅菌しています。ここまで滅菌している歯科医院は多くないようですが、自分が患者だったらと考えると、ほかの人の口の中に入ったものがさっと触れただけでも抵抗があります。コストや手間がかかっても、自分が嫌だと感じることを患者さんにはできませんから、当然のことをしているだけです。たとえそれが見えない部分でも、当たり前のことを確実にやっているというのは、自分の自信になります。治療でもなんでも、わからないだろうと雑にしてしまえば、たとえ目には見えなくても患者さんには伝わってしまうと思うのです。

そのように考えている先生のもとで治療を受けると思うと、安心感が増します。

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患者さんは自分の家族と同じという感覚で接していますので、ドライな対応ではないと思います。できるだけ一人ひとり何が必要かを考えています。お子さんからご高齢の方まで、その年齢に応じた治療があるはずです。若い方なら「このタイミングで矯正をしておけば」と思うこともありますし、ご高齢の方の場合「ここで、この治療をする必要があるか?」と思うこともあります。患者さんが自分の子どもや親なら、どういう治療をしたいかということを常に考えています。治療の際は、こちらが一方的に治療方針を決めるのではなく、患者さんに選択肢をいくつか示します。とは言っても丸投げにはしません。「私ならこの方法を選びます」というように提案もしています。ありがたいことに、「説明はいいよ。先生に全部お任せするよ」と言ってくれる方もたくさんいらっしゃいます。それでも説明はしっかり行いたいと思っています。

複数の治療方法を提示してもらえるのはうれしいですね。

例えばどうしても歯を抜かなくてはいけない場合、歯のなくなった箇所をどう再建するかと考えなければいけません。インプラントや部分入れ歯、またはブリッジなどいくつかの選択肢がありますが、自分が実際に手がけていない治療があると、十分な説明ができず、得意な治療ばかりを勧めてしまうことにもなりかねません。ですから私は、補綴治療はもちろん、インプラント治療や歯列矯正などあらゆる治療を自分で行えることが大切だと考えています。実際に自分で治療を行っていないために、患者さんがその治療を受けられないのは大きなデメリットです。そういったことをなくすためにも、日頃からオールラウンドの治療を心がけています。その上で治療法について十分な説明をし、一緒に考えていきたいと考えています。

歯科医師会の活動を通して地域医療に貢献

最近取り入れた治療機器があれば教えてください。

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歯科用CTとCAD/CAM冠システムを導入しました。歯科用CTは治療プランを立てるのに役立っています。CAD/CAM冠システムを使うと、歯をスキャンして詰め物を短時間で作ることができ、その日のうちに治療を完了させていくことも可能になりました。忙しい方や海外にお住まいで一時帰国された際に治療に来られた方が、短時間で治療を終えられるのは大きなメリットです。患者さんのためにも取り入れたほうが良いと判断しました。これまでは詰め物ができるのに時間がかかるのが当然でしたから、当日中に治療が完了すると皆さん驚かれます。また、従来の方法ですと技工士さんの技術力に差があるため、仕上がりに違いがあることもありました。しかしこのシステムを使うことで、いつでも均一の仕上がりで詰め物が作れ、患者さんのお口にはめた時のフィット感も良い印象です。

地域医療にも力を入れていると伺いました。

歯科医師会の活動で口腔がん検診を10年前から行っており、最初の立ち上げから携わっています。口腔がんの検診は、昨年から港区の検診項目にも加わりました。というのも、これまでは私たちがボランティアで口腔がん検診をしていたのですが、この時年間100人ほどの方を診る中で、毎年1人か2人はがんが見つかるのです。これはもっと多くの方たちに受けてもらったほうが良いと、歯科医師会から区に働きかけました。気にされている方も多く、区の事業になった現在では、さらにたくさんの方が検診にいらっしゃいます。

日々の診療の中で感じることがあれば教えてください。

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歯の寿命と体の寿命を比べると、体の寿命が延びた分、歯の寿命はどうしても劣ってしまうように感じています。2つの寿命に差がある中、生きている間できるだけ快適に過ごすためにどうしたらいいかと考えています。もしかすると、その目的をかなえてくれるのはインプラントかもしれないし、入れ歯かもしれない。どうするのが最善なのかを模索しています。回答はまだ見つかっていませんが、メンテナンスの間隔をできるだけ短めに取る、忙しくて検診に行けなくても困ったことがあったらすぐに相談して対処するなど、できることはあると思います。歯を長持ちさせるためには、行きやすい歯科医院を見つけておけるかどうかが大事になるかもしれません。

長く安心して通い続けられる場でありたい

歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

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もともと理系の科目が得意で、高校生の頃は数学者になるのが夢でした。しかし、仕事にできるかと考えた結果、現実的ではないなと。そこで、人の役に立てる医療関係の仕事に進もうと考えたのです。入学して学んでみると、ミリからミクロ単位の細かな作業は私自身にとても合っていました。もともと楽器をやっていたこともあり、手先を動かすのは好きですし、人と接することも好きです。歯科医師という仕事は天職だと思っています。

患者さんとはクリニックの外でも接する機会が多いそうですね。

私自身この近くに住んでいるので、地域の方との距離も近いです。近所のスーパーで患者さんと会うのもしょっちゅうですし、会えば「先生、最近この歯が痛くなってきてね」なんて相談されることも。診察室にいる時だけでなく、普段から相談してもらえるのはとてもうれしくやりがいがありますね。

今後の展望を教えてください。

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患者さんが安心して長く通える場所でありたいと考えています。診療スタイルやシステムが急に変わったり、私が病気になって診療できなくなったりということが起こらないようにやっていきたいです。また、「歯科医院に通えなくなったら診察は終わり」にはしたくないので、訪問診療も継続して行っていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

患者さんが歯科医院選びをするときに必要なのは、通いやすさと歯科医師との相性だと思います。無理しないと通えないようなところだと、困ることもあるでしょうから、自宅や勤務先から通いやすいかどうかはとても大事です。そして、自分が無理せず通えて長く付き合え、自分の治療の目的や何をしてほしいかをストレスなく伝えられる歯科医師を見つけてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/80万円~、インプラント治療/40万円~、セラミックを用いた詰め物の治療/6万円~

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