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神田 弘貴 院長の独自取材記事

三田皮膚科

(港区/三田駅)

最終更新日:2023/03/31

神田弘貴院長 三田皮膚科 main

三田駅より徒歩3分、田町駅からは徒歩7分ほどの場所にある「三田皮膚科」には、近隣のオフィス街に勤める若い女性や働き盛りの男性、近年多数建設されたマンションに住む0歳児から90代の高齢者まで、幅広い世代の患者が訪れる。院長の神田弘貴先生は、皮膚科全般の診療はもちろん、外来で手術できる皮膚腫瘍やほくろの除去、巻き爪といった皮膚外科を得意とする経験豊富なベテラン医師。新しい治療も積極的に取り入れ、難治症例を解決していくためのさまざまなアプローチを試みる姿勢が神田院長の診療スタンスだ。「大学病院などで培った手術の経験を患者さんに還元していくのが医師としての使命」と語る神田院長に、詳しい話を聞いた。

(取材日2023年3月14日)

豊富な手術経験を生かした治療に尽力

開業までの経緯を教えてください。

神田弘貴院長 三田皮膚科1

昭和大学医学部卒業後に同大学附属病院の皮膚科に入局して約10年間勤務しました。その間に福島県の温泉病院や横浜市の病院などで皮膚外科を中心に携わっていました。中でも、国内留学という形で虎の門病院皮膚外科の医師のもとで学べたのは大きかったですね。ちょうど皮膚外科に関してほぼ一通りできるようになっていた時だったので、技術の習得など大いに影響を受けました。その後は大学病院に戻って、後輩を育成しながらも手術に明け暮れていましたが、皮膚科医をしていた身内が体調を崩したことをきっかけに開業に踏み切りました。

どのような診療理念をお持ちですか?

そもそも私は、皮膚の表面外科に携わりたくて皮膚外科の道に進みました。大学病院では皮膚外科に必要な手術の技術などさまざまなことを素晴らしい環境で長年勉強させていただいたので、その経験を社会にきちんと還元することが自分の使命だと考えています。手術にはリスクもありますから、ある意味では「挑戦」なのですが、どんな症例にも逃げずに立ち向かい、できる範囲のことを最大限に行っていくというのが医師としての信念です。しかし無理をしてすべての診療や治療を抱え込むのではなく、たとえ当院で行える治療であっても、患者さんの症状や今後を考えた時に病院に基幹病院にかかるほうが最善であると思えばそちらを優先するなど配慮しています。

治療機器など設備が充実していますね。

神田弘貴院長 三田皮膚科2

当院には太田母斑やしみ治療のためのピコレーザーや、ほくろや老人性疣贅を治療するCO2レーザーなど、新型機器も含めて数多くのレーザー治療器をそろえていますが、あえて美容皮膚科を標榜していません。理由は、そもそもしみや赤み、皮膚の老化現象は、湿疹と同様の皮膚疾患の一つであると考えているからです。ですからレーザーも皮膚治療の一環として使用しています。最近は美容皮膚科だけが独立しているようですが、本来は皮膚科の分野の一つであり、皮膚科の知識があってこそ行える治療だという認識を深めていただきたいですね。

巻き爪手術やIPL治療にも注力

先生の専門である皮膚外科にはどんな症状や治療があるのでしょうか。

神田弘貴院長 三田皮膚科3

最も多いのは粉瘤、老人性疣贅(脂漏性角化症)・線維腫といった皮膚の良性腫瘍の切除です。ほくろの切除も皮膚外科の領域ですが、特に顔面の場合は複雑です。例えば1.5cmほどのほくろを切除するとなると部位によっては顔が歪んでしまうため、皮弁術といって他の部位の皮膚を移動させてくる手術法を取り入れています。また足の裏などの見えない部位の皮膚を使用する植皮も、外来でできる範囲で行うことがあります。これらは通常、大学病院で行われる治療法なので、取り入れているクリニックは少ないかもしれません。

巻き爪や陥入爪の手術も行っているそうですね。

巻き爪や陥入爪は、簡単な消炎治療で治らない場合や炎症がひどくて痛みがある場合、また靴の中に石ころがあるような違和感が毎日続いている場合は手術を行います。当院の手術はフェノール法というもので、1994年に世に出た治療法です。フェノールという薬品を用いて爪の産生組織を化学的に腐蝕させる方法で、手術自体は8分ほどで終了します。ひどい炎症が起こっていても手術が可能であり、翌日から痛みがほとんどなくなるので日常生活が妨げられることが非常に少なく、術後の再発もほとんどありません。最近は手術をしない治療として、テーピング・人工爪の装着・形状記憶合金・ワイヤーによる矯正、シリコンチューブ挿入によるガター法などがありますが、これらは装着中の痛みの残存・長期の改善時間・再発の観点からすると、根治は難しいと言えるでしょう。

IPL治療について教えてください。

神田弘貴院長 三田皮膚科4

IPL(インテンス・パルス・ライト)は、私が開業するタイミングでイスラエルから日本に伝わってきた光治療で、当院でも早い段階で導入していました。通常のレーザーは出力だけなのに対し、IPLはパラメータが7つあるため使用法は複雑です。病変を限定せず広範囲な波長の光を照射することができるため、最近まで治療法がなかった酒さなどさまざまな皮膚疾患や状態を治療し得るなど、その調整や組み合わせによって治療の幅は限りなく広がっていくと思われます。一般的に知られているのはしみのケアで利用するフォトフェイシャルですね。

さまざまなアプローチで症状改善をめざす

新しい治療法も積極的に取り入れていると聞きました。

神田弘貴院長 三田皮膚科5

現在皮膚科では、これまで難治と言われていたアトピー性皮膚炎や乾癬に対して素晴らしい薬が次々と開発されています。しかしそうした新薬を使用するためには、複数の検査や皮膚科学会への届け出などいくつものハードルを越えなければなりません。加えてすべての開業医ができる治療ではないので大きな病院に任せてしまうケースが多くなりがちですが、皮膚科を専門とするならば開業医でも最大限できる範囲のことはして、難しい場合はお願いするという方針をとっています。また当院では薬の臨床治験も行っています。これから発売される薬についての正しい知識が増え、かつ患者さんにも未来的な話ができることが良い点だと考えています。

難治症例などに対する治療も工夫しているそうですね。

難治症例はもちろんのこと、一般疾患でも治療の反応が悪い場合は常に応用を考えます。そのためには、なるべく多くの引き出しを持っていなければならないので、勉強会やウェブ講演などへの参加はこまめに行っていますね。そうした場所で多くの方々と話していると、さまざまな経験談を聞くことができるんです。これがかなり役に立って、治療の引き出しを増やすことにもつながっています。例えば同じ薬を3ヵ月続けて使用しても改善がない場合は、「もう少し頑張ってみましょう」ではなく、積極的に治療法を変えてさまざまなアプローチをかけていくことが患者さんのために必要だと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

神田弘貴院長 三田皮膚科6

皮膚外科の医師としてクリニックでも手術ができるというスタンスを守りながら、治療の発展を研究していきたいと思っています。皮膚科医としては、常に新しい治療法にアンテナを張り、さまざまな知識による応用法を駆使して何かしらの変化をもたらす治療を心がけていますので、巻き爪やじんましん、湿疹など症状がなかなか改善しないという方は、まず相談にいらしてください。症状改善の力になれると思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/2万2000円~、しわケア/3万3000円~、レーザーによるほくろ除去/2万2000円~

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