機能改善だけでなく見た目にも配慮
形成外科で行う眼瞼下垂手術
西麻布ヒフ形成外科
(港区/六本木駅)
最終更新日:2026/01/08
- 保険診療
年を重ねることでまぶたが下がり、視野が狭まってしまう眼瞼下垂。症状が進むと、見えにくさだけでなく頭痛や肩凝り、見た目の老化などの悩みが増える。また、高齢の人は見える範囲が狭まると転倒などのリスクも伴うため、放置するのは危険だ。治療には手術が必要になるが、近年は病気への認知が進み、手術を選択する人が増えているという。ただ、手術を受ける場合の費用や術後の状態、左右のバランスなど気になる点は多い。「西麻布ヒフ形成外科」では、日本形成外科学会形成外科専門医である鳥海正博院長が、機能面の改善はもちろん、審美面にも配慮した、丁寧なカウンセリングや手術による眼瞼下垂治療に注力している。検査や手術の詳しい流れ、形成外科で受ける手術のメリットなどについて、鳥海院長に話を聞いた。
(取材日2025年12月9日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q眼瞼下垂とはどのような病気ですか?
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A
加齢とともにまぶたが重くなり、目が開けにくくなる病気が眼瞼下垂です。まぶたは、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)やミュラー筋といった筋肉が、まぶたの縁にある瞼板(けんばん)という組織を引っ張り上げることで開きます。上眼瞼挙筋は腱膜(けんまく)という組織になり瞼板についていますが、加齢によりこの腱膜がたるんでくると、上眼瞼挙筋の力がうまく伝わらず、まぶたが上がりにくくなります。さらに、加齢とともにまぶたの皮膚がたるんで、かぶさってくることもあります。治療法は手術となります。余分な皮膚を取り除きつつ、病気の原因となっている腱膜のたるみを縫い縮め、上眼瞼挙筋の力がスムーズに伝わるようにします。
- Q放置するとどのような症状やリスクがありますか?
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A
視界の一部がまぶたに覆われ、視野が狭まってしまうのが一番の問題です。眼瞼下垂は、必ずしも治療しなければならないというわけではありませんが、視野が狭まると物が見えづらくなり、眠そうな印象を与えます。また、代償的におでこの筋肉を使って目を開けようとするので、眉毛が上がったり、おでこのしわが目立ったりします。おでこの筋肉を代償的に使うことで、頭痛や肩こりの原因になることもあります。一日の中でも、特に夕方になるとこうした症状が強まる傾向にあります。受診のタイミングですが、症状の重さに関わらず「まぶたが開けにくい」「見えづらくなった」などの自覚症状を感じ始めたら、形成外科や眼科にご相談ください。
- Q手術をする場合、保険は適用されるのでしょうか?
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A
眼瞼下垂症は、MRD(瞼縁角膜反射間距離)や挙筋機能を測定して診断します。MRDとは、額の筋肉を軽く抑えた状態で目を開けて、瞳孔の中心から上まぶたの縁までの距離になります。これらの検査で眼瞼下垂症と診断された方については、手術は保険適用となりますのでご安心ください。両目の手術を同時に行う場合がほとんどで、手術時間は1時間半ほど。術後はどうしても腫れや内出血が現れますが、時間とともに必ず引いていきます。眼科でも手術は受けられますが、見た目にも配慮したいという方は、形成外科での手術をお勧めします。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・診察
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見え方の違和感や不快感、疲れ、頭痛、肩凝りなど自覚症状の有無や、その発生時期について質問が行われる。眼瞼下垂が疑われる場合には、瞳孔の中心から上まぶたの縁までの距離を測定し、診断と重症度の検査を行う。重症度に関わらず、違和感や見た目など自覚症状があれば早めに受診を。
- 2手術についての説明
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手術を希望する場合には、詳しい手術方法や術後の経過について医師から説明を受ける。術後は腫れや内出血、場合によっては合併症のリスクが伴う。そのため、仕事や私生活に余裕があるタイミングで手術日を調整することが大切。手術方法については、図や画像で解説しながらわかりやすく説明してくれる。手術費用や傷痕など、気になることがあればこのタイミングで医師に相談する。
- 3手術当日
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手術の流れや、二重幅など術後のまぶたの状態について医師と確認した後、実際に手術となる。時間は1時間半ほど。手術が終わった後は、院内で10分から15分くらい患部を冷やし、問題がなければ帰宅となる。手術当日は、車や自転車の運転は控え、徒歩や公共交通機関の利用が望ましい。出血のリスクがあるため、自宅でも患部をよく冷やして安静に過ごす。洗顔は翌日から可能。
- 4術後のフォロー
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創部の状態や合併症の有無を確認するため、手術の翌日に来院し医師の診察を受ける。経過が順調であれば1週間後に抜糸となる。腫れや内出血は術後1~2日がピークで、抜糸の際にはまだ腫れている。腫れが落ち着くまでには1ヵ月、自然な見た目になるには3ヵ月ほどかかる。入浴や激しい運動、コンタクトレンズの着用などは腫れが落ち着くまでは控える必要がある。
- 5経過観察
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手術から1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後のタイミングで、医師の診察を受ける。腫れや内出血が落ち着いた後は、目の開き具合や見た目、左右差などの違和感がないかをチェックする。6ヵ月後の診察で問題がなければ通院は終了となる。

