医療法人きびたき会 表参道タウン形成外科クリニック

石原信浩 理事長

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美容外科の「駆け込み寺」であり続けたい

―医師としてのモットーを教えてください。

慎重さを心掛けています。最新の機械や治療法には飛びつきません。「最新=最良」ではないというのが、私のモットーです。美容外科医になって17年経ちますが、その当時は最新、最良といわれていても、ほとんど使われなくなっていく治療法や機械、器具がたくさんあります。だからこそ、最新のものを取り入れるというより、ある程度、国内はもちろん世界で使われて結果が出て、その後も問題がない治療法を選んでいます。自分なりにじっくりと検証、吟味してから提供します。たとえば、レーザーの機械も、ほかの先生が導入して、2年、3年、5年経っても、一般的に安定した効果を出しているのを確認してから、導入します。それが、結果的には患者さんの幸せにつながると思うからです。

―美容外科医としてのやりがいはどんなことでしょうか。

美容外科は基本的に健康な体にメスを入れるので、「不必要な医療」と言われることがありますが、なかには子どものころからずっとコンプレックスを感じていたという患者さんがとても多いです。外見が変わると人は前向きになれることがあるので、そういう意味では必要な医療だと考えています。語弊があるかもしれませんが、私は手術が好きで、小児外科医として培った自分の技術をほかの形で生かしていきたいと思ったときに、美容外科という道は自分の性に合っていました。医者の力で病気を治すということは非常に難しいことですが、美容外科医は薬や機械に頼らず、メスを使って自分の腕だけで患者さんをよりよい状態に導くことができるのです。それはやりがいがあります。中には、「人生が劇的に変わりました」「前向きになった」と言って、命を助けてもらったくらいの感謝のされ方をすることもあります。美容外科医冥利に尽きますね。

―今後の展望をお聞かせください。

女性の美を求める力は圧倒的で、東日本大震災の後、一月ほどで、患者さんの流れはそれまでと同じくらいに回復しました。避難所から通われていた方もいらっしゃいます。この例からも分かるように、美容外科の受診は、ますます一般的になっていくと思います。ただ、残念なことではありますが、広まれば広まるほど、一定の割合で、結果に満足できない患者さんも増えるのだろうと思います。本当はそういうのはないに越したことはないのですが、駆け込み寺的な存在として、こういった患者さんをこれからも受け入れて地道にやっていきたいと考えています。

―美容外科を受診するときの注意点を教えてください。

病院選び、クリニック選びが大切だと思います。有名なところだから選ぶという基準ではなく、ドクター個人ときちんとコミュニケーションが取れたかどうかということが大切です。「私の言うことを分かってくれている。先生の言うこともよく分かる」とういことです。「あれ、私の考えている希望と違う。でも、有名な先生だからなんとかしてくれるだろう」と思うのは危険です。マッチングできているかどうかを見極めなければなりません。それができないと、結果もだいたいうまくいかないのです。最近は、ブログをやっている医師もいます。ブログは自分の言葉で書いているので、そういうものをチェックして、医師の考え方を事前に知ることも大切でしょうね。

記事更新日:2016/01/24


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