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若年層で増える性感染症
検査とコンドームの使用で未来を守る

むすび葉クリニック渋谷

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2026/02/13

むすび葉クリニック渋谷 若年層で増える性感染症 検査とコンドームの使用で未来を守る むすび葉クリニック渋谷 若年層で増える性感染症 検査とコンドームの使用で未来を守る
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性感染症は、不特定多数の相手と性交渉を持つ人だけがかかる特別な病気だと思っていないだろうか。しかし実際には「パートナーは1人」「不特定多数と関係を持ったことがない」という人でも例外ではなく、たった一度の性行為で感染する可能性がある。近年、梅毒をはじめとする性感染症は若年層で増加傾向にあり、「むすび葉クリニック渋谷」で婦人科外来を担当する赤枝恒雄先生は、「多くの性感染症は自覚症状に乏しく、本人が気づかないうちに感染を広げているケースも少なくありません」と指摘。産婦人科医として50年以上のキャリアを持ち、クリニックでの診断や治療とは別に、街角でのコンドーム配布や無料相談などのボランティア活動で性感染症予防の啓発に取り組んできた赤枝先生に、性感染症の症状や検査、治療法や予防法について話を聞いた。

(取材日2026年1月30日)

性感染症は性交渉があれば誰もがかかる可能性のある病気。パートナーが替わるタイミングで検査を受けよう

Q性感染症とはどのような病気を指すのですか?
A
むすび葉クリニック渋谷 女性の健康と人生に向き合い続けてきた赤枝先生

▲女性の健康と人生に向き合い続けてきた赤枝先生

性感染症は、性行為によって感染する病気の総称です。ウイルス・細菌・原虫などの病原体を含む精液や膣分泌液、血液などが口や性器の粘膜、皮膚に接触することで感染します。通常のセックス(膣性交)だけでなく、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)でも感染します。性感染症には梅毒、性器クラミジア感染症、淋菌感染症(淋病)、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、性器カンジダ症、HIV感染症・エイズ(後天性免疫不全症候群)、B型肝炎など多くの種類があります。すべてを検査するのは難しくても、少なくともエイズ・梅毒・淋病・クラミジアの4つは検査を受けておくことをお勧めします。

Qどのような症状が出るのでしょうか?
A
むすび葉クリニック渋谷 自覚症状ないまま進行するリスクもあり、早めの相談を

▲自覚症状ないまま進行するリスクもあり、早めの相談を

病気の種類や性別によって現れる症状はさまざまです。例えば淋病では、男性は尿道のかゆみや排尿時の痛み、膿が出るなど比較的はっきりした症状が出やすい一方、女性は自覚症状が乏しく、気づかないこともあります。また、淋病やトリコモナスを放置すると、女性の場合はおりものが黄色くなり、においが強くなることも。ただし、自覚症状がない性感染症も多く、気づかないうちに進行して、症状の重症化や不妊症の原因になることもあります。梅毒の場合は、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺障害を残すことも考えられます。症状がなくても、パートナーと関係を持つ前と別れた後にはけじめとして検査を受けることが大切です。

Q検査や治療について教えてください。
A
むすび葉クリニック渋谷 顕微鏡を用いて診断を行う

▲顕微鏡を用いて診断を行う

女性では、おりものの異常をきっかけに性感染症を心配して受診される方が多いですが、寝不足や過労、飲酒など生活習慣の乱れによっておりものの量や色が変化することもあります。そのため、膣内のおりものを採取し、培養検査で原因となる菌を調べます。カンジダ菌やトリコモナスは顕微鏡で確認できるため、当院では採取後すぐに顕微鏡で観察して診断をつけ、治療を開始します。特殊な病原体が疑われる場合は、PCR検査で確定診断を行います。治療法は感染症の種類によって異なりますが、薬物療法が基本です。自然治癒は期待できませんが、早期に適切な治療を行えば、ほとんどの性感染症は治癒をめざせます。

Q先生は性感染症予防のための活動にも取り組んでいるそうですね。
A
むすび葉クリニック渋谷 正しい知識を持つことが自分やパートナーを守る

▲正しい知識を持つことが自分やパートナーを守る

私は1977年に港区で「赤枝六本木診療所」を開設し、長く産婦人科医療を行ってきたのですが、性感染症で受診する10~20代の女性が多く、重症化して来院するケースも少なくありませんでした。そこで、クリニックでの診療とは別に、1999年から若者の性の悩みに応える街角相談室をボランティアで開始。その後も、望まない妊娠や性感染症から女性を守る「ガールズガード運動」として、コンドームの配布や性感染症検査の啓発を行ってきました。2002年からの9年間はラジオの性教育番組でパーソナリティーも務めました。放送開始後に10代の人工妊娠中絶率が低下したことから、正しい知識を伝える重要性を強く実感しています。

Q性感染症を予防する方法を教えてください。
A
むすび葉クリニック渋谷 患者と真摯に向き合い、寄り添う診療を心がける

▲患者と真摯に向き合い、寄り添う診療を心がける

以前は「パートナーは1人に決め、婚約するまではコンドームを使いましょう」と伝えてきましたが、現在はそれが現実的でない場合も多いと感じています。性感染症を予防する上で最も有効な方法は、性交時にコンドームを正しく使用することです。ピルは避妊を目的としたもので、性感染症の予防効果はありません。また、コンドームが破れたり外れたりすることもあるため、使用方法には注意が必要です。性感染症は無症状で進行することも多く、気づかないうちにパートナーへ感染させてしまう場合もあります。定期的に検査を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう。

ドクターからのメッセージ

赤枝 恒雄先生

「私は彼一人だから大丈夫」と思っていても、相手にほかのパートナーがいる可能性は否定できません。私は「けじめ検査」として、初めてパートナーと関係を持つ前と、別れた後には必ず検査を受けることを勧めています。女性には、たった1枚のコンドームが性感染症から身を守り、望まない妊娠を防ぐ有効な手段であることを知ってほしいですし、男性には、大切な人を守るためにコンドームを使うことが本当の男らしさだという意識を持ってほしいと思っています。多くの性感染症は検査でわかり、早期に治療すれば完治も見込めます。不安を感じたら、男性は泌尿器科、女性は産婦人科を受診してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【性感染症検査】梅毒検査/3300円、HIV検査/5500円 (初診料5500円、再診料2200円)