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立原秀記 院長の独自取材記事

玉川デンタルクリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2019/08/28

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東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅から徒歩5分。「玉川デンタルクリニック」は、玉川高島屋ショッピングセンター本館の最上階にある。「当り前のことを当たり前にしているだけです」と取材中、しきりに恐縮されていた、院長の立原秀記先生は、とても温厚で謙虚なお人柄の持ち主。百貨店内という交通に便利な立地でありながら、家族単位で通う地元の患者が多いのも、先生のお人柄ゆえのことと納得できる。父親が医師という家庭に育ち、子どもの頃から医療に携わる仕事の素晴らしさに魅力を感じていたと話す立原先生に、診療に関することから大きな影響を受けたというお父様のことまで、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2012年6月13日)

一国一城のあるじとして自分の力を試したいと考え開業

開業までの経緯から教えていただけますか?

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ここを開業する以前は、大学卒業直後から勤務していた横浜市内にある歯科医院で副院長をしていました。ところがある時、突然父が倒れて亡くなってしまい、ふと立ち止まってそれまでの人生を振り返る時間ができたんです。それが私にとっての大きな転機になりました。実は私の父は医師で、生涯を勤務医として過ごしました。私は元来、のんびりした性格ですし、職場の居心地もよかったので、おそらく何もなければ今でもその歯科医院に勤務していたのではないかと思います。でも父の死を経験して、「父は勤務医を通したけれど、自分は果たしてこのままでいいのだろうか。小さくてもいいから開業して自分の城を持って、自分の力を試すべきではないか」と考えるようになったんですね。そんな時に、ある勉強会で知り合った先生から、「自分の歯科医院を引き継いでくれる人を探しているんだけれど、やってみる気はないか」というお話がありました。そこで、のんびり屋の私にとってはまさに「一念発起」という感じだったのですが、思い切ってお引き受けすることに決めました。それが1993年のことです。

百貨店の買い物ついでに遠方から来られる患者さんも多いのでは?

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横浜の勤務医時代の患者さんが引き続き診て欲しいと、お越しになることもありますが、当院は、地域のかかりつけ医的な位置づけの歯科医院なので、どちらかというと、家族単位で通院されている地元の患者さんが中心になっています。最初にお母さんが受診して、それをきっかけに、お子さん、旦那さん、ご両親も患者さんになるといったパターンが比較的多いですね。百貨店内にあるメリットとして大きいのは、駅から近いうえに、階段を使わずにエレベーターでスムーズに来院いただけることです。街中のテナントですと、思わぬところに段差や階段があったり、エレベーターがなかったりする場合もあるのではないかと思いますが、当院は車いすやベビーカーでも難なく通院できるので、お年寄りの方にも通院が楽だと喜ばれています。

日常生活でもっとも酷使する器官だからこそ歯を大切にしてほしい

とくに力を入れている治療分野はありますか?

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特定の分野に力を入れるというよりはむしろ、オールジャンルに当り前のことが当り前に出来て患者さんに満足していただけるような診療を心がけています。ですから例えば、虫歯の治療でいらっしゃった患者さんの場合も、その治療が終わったら終わりではなくて、どこかに歪みはないか、歯周病はないかといった総合的な視点でお口の中の健康状態をチェックし、問題があった場合はそれを指摘して、患者さんの同意が得られれば、治療に入っていきます。内科などと比べると歯科は軽視されがちで、医科の健康診断や人間ドックは小まめに受けている方でも、歯科は痛みなどの具体的症状がない限りは受診しないことがほとんどではないでしょうか。ところが、日々の生活のなかで私たちが一番酷使している身体の器官が、実は「歯」なんですね。だからこそ治療が終了した後も、定期的にメンテナンスをしていく必要があるのですが、そうした意識がまだまだ一般の方に浸透していない現状は残念ですし、もったいないなと思います。お年寄りを見ていも、歯が全部ある方やほとんどの歯が残っている方は、ご高齢になっても元気で生命力にあふれていますが、総入れ歯の方や咬み合わせに不具合がある方は、傾向としてどうしても身体が弱っていく方向にあります。おそらく咬む行為自体で大脳が刺激されるためだと思いますが、皆さんにはきちんと噛めることの大切さをもっと理解していただきたいですね。

患者さんと接する際に気をつけていらっしゃることはありますか?

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「歯科医院=痛い」というイメージを持っていらっしゃる方がまだまだ多いでしょうから、話し方にしても表情にしても、できるだけやさしい印象を与えられるように気を使っています。また治療の際には、私が主導権を握るのではなく、患者さんの要求や関心度を最優先することを心がけています。「あなたの歯の状態はこうですから、こうした治療をしていけば問題ありません」というように、歯科医師主導で追い立てていてしまうと、患者さんは嫌になってしまうでしょうし、疲れますよね。一方で、少し強引なくらいに治療を進めていってほしいという方もいる。そこはやはり患者さんの性格や価値観によって違いますから、患者さんとの対話や表情、しぐさ、受け答えから、空気感と言ったらいいんでしょうか、患者さんの本当の気持ちをくみ取って、それに合わせた臨機応変な対応をするように努めています。と言っても、私なんてまだまだなんですけれどもね(笑)。

医師である父の背中を見て医療の世界へ

歯科医師を目指したのはお父様の影響ですか?

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そうですね。確かに父の影響が大きいと思います。子どもの時から父の職場である病院に遊びに行ったり、治療をしてもらったりしていましたから、医療に携わる仕事の素晴らしさを、なんとなくではありますが理解していて、自分も将来、父と同じような立場になれればいいなと思っていました。父は医師になってほしかったのかもしれませんが、小さい頃、歯科医院の先生に随分お世話になったことから、医科よりも歯科のほうに興味があって、歯科医師を目指すことにしました。私は3人兄弟の長男で、すぐ下の弟は会社員ですが、一番下の弟はやはり父の影響を受けたのか、医師として働いています。

医療界の先輩としてお父様からアドバイスしてもらったことはありますか?

うちの父親は本当に何も言わない人で、「黙して自分で察しろ」というタイプでした。なにしろ子どもの頃からああしろ、こうしろと言われたことは一切なく、もちろん医療関係の仕事に就けと言われたこともありませんでした。子どもにとてもやさしい父親で、なんでも私たちの自由にさせてくれました。怒ったのを見たこともないですね。むしろ母親のほうが、勉強しろ、勉強しろとうるさかったと思います(笑)。

ところで休日は何をして過ごされているのですか?

大学時代はテニスに夢中になりましたが、今は無趣味なんですよ。そもそも休日が週1回、日曜日しかないので、もっぱら身体の休養にあてています。死力を振り絞って外に出たとしても、自宅の近所の川べりをウォーキングするのが精一杯ですね。これからどんどん歳を取っていくわけですから、生きがいづくりのためにも、何か趣味を見つけなければいけないなとは思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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自分ではとくに痛い歯もないし、大丈夫と思っていても、専門家が診ると、8〜9割の方で問題が見つかるものです。「歯の1本くらいたいしたことはない」と侮ってはいけません。たった1本の歯を失うだけでも、咬み合わせには狂いが生じ、それによって筋肉や顎の関節が歪み、やがては全身の健康状態に影響を及ぼすことになります。30代、40代の時にいかにケアするかが、70代、80代になった時の健康状態を大きく左右することになります。それくらいの年代の方は、仕事も子育ても忙しい盛りで、つい自分のことは後回しにしがちですが、何もない時にこそ検診を受けて、病気の予防や早期発見に努めていただきたいと思います。内科の検診を受けるのと同じような感覚で、半年に1回、少し間が空いたとしても1年に1回のサイクルで、歯科にお顔を出していただきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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