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森川 広一 院長の独自取材記事

パークタウン歯科

(品川区/品川シーサイド駅)

最終更新日:2023/10/17

森川広一院長 パークタウン歯科 main

運河と緑に囲まれた静かな住宅地、品川区八潮。八潮団地内にある「パークタウン歯科」は開業から16年、地域住民のかかりつけ歯科医として、口腔内の健康を守り診療を続けている。院長の森川広一先生は、口調がとてもやわらかく、患者の質問に丁寧に答えてくれる優しい先生だ。「八潮団地も人口が減り、高齢者が多くなりました」と話す森川院長。治療へのニーズも、自然と高齢者へとシフトすることが多くなってきていて、地域の今後の課題にもなっているという。どのような経緯で開業し、患者とどのように向き合っているのか、また、将来への展望や趣味に至るまで、余すことなく話を聞いた。

(取材日2023年9月13日)

時代やニーズに合わせ、精密な治療を提供

もともとは、別法人のクリニックの分院があった場所だそうですね。

森川広一院長 パークタウン歯科1

そうです。もともと僕は勤務医をしていたのですが、ここにも週2日ほど来ていました。ちょうどその頃から開業を考えていて、他の法人に移ってからも場所を探していたのですが、なかなか見つからず、そうこうしているうちに当時の分院長が退職され、僕のところに話が来ました。この場所はもともと知っていましたし、マンモスタウンの中にあるためより地域密着型の診療ができると思い二つ返事で承諾し、2007年1月に開業しました。2013年9月に歯科用CTを導入して院内をリニューアル。最近では、マイナンバーカード健康保険証のオンライン資格確認ができる機器を導入しました。新型コロナウイルス感染症が5類になったとはいえ、感染対策は手を抜かずに継続しなければいけないので、待合室には性能にこだわった空気清浄機も入れています。

予防にも力を入れているそうですね。

予防のために定期的に口腔内のケアを行うと、良い状態が長続きするということに、通われている患者さんはご自身で気づいているのではないでしょうか。痛くなってから受診するよりも、日頃からケアをしておけば、早期にトラブルが発見でき、すぐに治療を開始することができます。自分の歯を長く保つことにもつながりますからね。ただ、日々の歯ブラシや定期的な検診も重要ですが、歯を失う原因は虫歯だけでなく、食いしばりなどの習癖で歯が駄目になるケースもあります。当院では、噛み合わせの調整やマウスピースによる治療を行っていますし、定期的にエックス線も撮らせていただき、以前のものと比べて、どのように口腔内が変化しているかもトータルで確認させていただきます。

マイクロスコープを導入されたそうですね。

森川広一院長 パークタウン歯科2

2023年の4月に導入しました。以前から必要性は感じていたのですが、機器自体が高価なので、なかなか踏み切れずにいました。今回、業者の方とも話して、良い機種が見つかったので導入に踏み切りました。デジタルマイクロスコープの特徴は、最大拡大率が大きいこと。当院の機器は8〜80倍まで拡大率の変更が可能です。例えば、歯科用の拡大鏡だと、患者さんが動くとピントが合わなくなってしまったりするのですが、デジタルマイクロスコープはオートフォーカスなので、患者さんが動いてもピントが合いますし、モニターに患部を映して、患者さんやアシスタントも確認することができます。上顎や根管など見えにくい部分にも使用でき、精密な治療を行うことが可能です。

幅広い治療に対応する、かかりつけ歯科医でありたい

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

森川広一院長 パークタウン歯科3

「アットホームなかかりつけ歯科医院」だと思っています。何かお口のことで気になることがあったら、気軽に受診できるクリニックでありたいと思っていますし、そのために、歯科用のCTやマイクロスコープなどの機器をそろえ、いろいろな治療ができるように体制を整えています。難症例で当院での対応が困難な場合は、大学病院などの大きな医療機関を紹介していますので安心してください。日々、医療は進歩していますし材料も新しくなりますが、患者さんに還元できる治療かどうかを見極める必要があります。僕自身も歯科医師会や大学の勉強会、先輩や友人同士のスタディーグループなどに参加してスキルアップを図り、情報交換を行っています。

診療時に先生が大切にしていることは何ですか?

自分だったらどのように治療されたいかを考えながら患者さんと話すようにしています。患者さんは「お任せします」と言う方も多く、そういう場合は「自分の口だったらどう治療されたいか」を考え「僕ならこうします」と治療案を提示します。かぶせ物についても、保険診療と自由診療の材料の違いや、持ちの違いなどもきちんと説明しますし、例えば自由診療について聞かれたときには「ブランド物のバッグは高価ですが、職人が丁寧に作り上げますよね。だから長持ちするんです。それと似たようなイメージですね」とお話しします。でも、決して治療への無理強いはしません。

訪問歯科診療も行っているのですか?

森川広一院長 パークタウン歯科4

僕は品川歯科医師会の地域医療委員会に所属していて、特別養護老人ホームや通院が困難な患者さんの検診や治療を行っています。ただ、基本、診療所の外来がメインなので、訪問できる時間に限りがあります。ですので、訪問歯科診療の依頼をされたい方は、品川歯科医師会にご連絡いただいてから出向くようにしています。

高齢社会で、訪問歯科診療の必要性は今後も高まるのではないでしょうか。

おっしゃる通りだと思います。ただ、ご高齢の方は基礎疾患をお持ちだったりするので、本来すべき治療ができないこともあります。例えば、抜歯をして入れ歯を入れようと思っても、基礎疾患があるために抜歯ができないこともあるわけです。年に何回かある地域包括ケア会議に僕も出席していますが、医師や薬剤師、歯科医師、介護職の人たちなど他職種が連携して、こういったケースの場合はどうしたらスムーズに治療できるか、どのように支援したら良いかが話し合われています。

他職種と連携しながら、地域住民を支えたい

大学にいた頃は、口腔外科に進もうと考えられていたそうですね。

森川広一院長 パークタウン歯科5

口腔外科は、いろいろな症例に携われるので興味があったのと、仲が良かった先生がいたので行きたいと思っていました。でも口腔外科に残ったら、その道でスペシャリストにならないと面白くないし、そうなると何年も大学に残らないといけない。当時は、歯科研修医の制度がまだ確立されていなくて、大学に残っても給料がもらえない時期だったので、僕たちは研究日という名目で週に2回ほどアルバイトに行かせてもらいながら食いつないでいました。何年もこんなことはできないなと思っていたし、将来は開業したいと思っていたので、開業医に一番近い形で勉強ができる保存学に進みました。保存学の教授がすごく柔軟な方で、たくさん経験させてもらいました。このときの経験が今でもすごく役立っています。

日々お忙しいとは思いますが、趣味にされていることはありますか?

今はゴルフにはまっています。歯科医師会のゴルフ部や大学の同級生、地元蒲田のゴルフ仲間と一緒に行っています。本当は休みの度に行きたいのですが、あまり行くと家族の目が厳しいので(笑)。大学を卒業したての頃、いずれ必要になるからとゴルフを始めたのですが、当時は下手だったのでコースを走り回り、行き帰りの車の運転手もしなければならずで嫌になってしまい、やめてしまいました。たまたま30歳後半の頃、下手な者同士でゴルフをやろうとなって、みんな同じようなレベルだったのでやはりコースを走り回ったのですがとても楽しく、以降そのまま続けています。コースではなるべくカートに乗らずに歩くようにしているのですが、1回行くと1万5000歩くらい歩くので、いい運動になります。

今後取り組んでいきたいことや、読者へのメッセージをお願いします。

森川広一院長 パークタウン歯科6

訪問歯科診療に限らず、これからの高齢社会に向けて、歯科診療をどのように行っていくかということを、他職種の人たちとしっかり連携を取りながら患者さんにとってより良い方向にもっていけたらと思いますね。あとは、長年、当院に通ってくださっている患者さんも多いので、そういった方々の受け皿として、当院を守っていきたいと思っています。クリニックは僕の原点でもあるので、皆さんに「パークタウン歯科に行けば安心」と思っていただけるよう、その時代その時代に合わせた取り組みをしながら、患者さんのお口の健康を支えていきたいと思っています。気になることがありましたら、何でも気軽に相談してください。アットホームなクリニックなので、患者さんの要望を聞きながら、トータルで治療のご提案をさせてもらいます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科:ホワイトニング/3万3000円

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