全国のドクター9,208人の想いを取材
クリニック・病院 159,001件の情報を掲載(2024年3月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 品川区
  4. 青物横丁駅
  5. かすや歯科東海クリニック
  6. 粕谷 啓介 院長

粕谷 啓介 院長の独自取材記事

かすや歯科東海クリニック

(品川区/青物横丁駅)

最終更新日:2021/10/12

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック main

地元の人たちから「あおよこ」の名称で親しまれている青物横丁商店街に建つのが「かすや歯科東海クリニック」だ。ビジネス街にも近く、京急青物横丁駅と鮫洲駅の両方から歩いて数分の好立地。地元の子ども連れや高齢者、オフィス勤務の会社員など幅広い層の患者が来院する。「私で3代目の歯科医師。稼業を継ぐんだという気持ちは強かったですね」と語る粕谷啓介院長。祖父の代から大田区で続いていた医院が、道路拡張に伴い閉院したことで、粕谷院長の代から青物横丁に場所を移した。2001年の開業から15年、毎朝1時間以上かけて自分で院内を清掃するのが日課だという。飾らない気さくさが魅力の粕谷先生に、自身の治療に対する熱い思いをたっぷりと聞いた。

(取材日2016年12月8日)

虫歯を予防するための第一歩は、定期検診から

まもなく開業15周年となりますが、どのような感想をお持ちですか?

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック1

おかげさまで通い続けてくださる患者さんが増えてきたという実感があって、それはとてもうれしいですね。初診というのは誰でも緊張しますから、気になることが伝えられない患者さんは少なくありません。付き合いが長くなるとそういう部分がお互い楽になるんです。顔を見ただけで今までにどんな治療をしたのか大抵は思い出せますから、「〜の具合はどうですか?」と声かけができるし、患者さんの方も「そうそう、そこを診てもらいに来たんだよ」という具合に「あうんの呼吸」で診察を進めることができる。久しぶりに来院した患者さんが「5年ぶりだよ!」と気さくに声をかけてくれると、僕も懐かしい知り合いに再会したような気持ちになるんです。そういう患者さんたちが増えて来ているのは、本当にありがたいことだと思います。

初めての人でも気軽に立ち寄れる雰囲気がありますね。

それはスタッフの力も大きいですね。常に患者さんの気持ちになって動くということを徹底してくれていますから、小さなお子さんからお年寄りまで安心して通えるフレンドリーな雰囲気になっていると思います。ただし、患者さんのなかには近くのオフィスに勤めている方も多いので、雰囲気はフレンドリーでも時間は厳守。スタッフ同士も毎朝診察前に必ずスタッフミーティングを行うようにしていて、お互いにコミュニケーションを取りながら1日の流れを確認し、全員が段取りをしっかりと把握できるようにしています。

先生は予防歯科にも積極的に取り組まれているそうですね。

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック2

大人も子どもも、虫歯や歯周病を防ぐためには定期的な検診が大切だと思っています。初期の虫歯や歯周病というのは自分では見つけにくいものですから、気がつかないうちにどんどん症状が進行してしまうことも。ですから、定期的に検査を受けて、自分の口のなかの状態を常に把握しておくことが大切なんです。当クリニックでは、定期検診に来ていただいた患者さんには大人にもフッ素を塗るようにしています。フッ素と言うと、「子どもに塗るもの」というイメージが強いと思うんですが、実は大人にもたいへん効果があって、初期虫歯程度なら再石灰化を促してくれて治ることも。また、高齢の方は、歯の神経がだんだん痩せていきますから、歯の根っこの部分が虫歯になりやすいんです。根の部分は神経に近いので、一度虫歯になってしまうと治療がとても大変。ですからそれを予防するためにも、高齢の方には積極的にフッ素を塗るようにおすすめしています。

複数の選択肢のなかから、納得いく方法を選んでもらう

診察の際に心がけていることはありますか?

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック3

常に患者さんの立場になって考えるということですね。「自分ならどうして欲しいのか」ということを意識したうえで、できるだけ「抜かない、大幅に削らない」ことが前提と考えて治療しています。そして、どういう治療を行うにしても、そのそれぞれのメリットとデメリットは患者さんへ全て正直に伝えることも欠かしません。患者さんが「こちらにしたい」と納得される方法で治療することが大切ですから、「抜いたほうがいいけれど、抜かないで様子を見ることもできる」、「大きく削った方が詰め物は安定するけど、削る量を少なくして丁寧に消毒やクリーニングでメンテナンスする方法もある」という具合に、複数の選択肢を提示できるようしています。

新しくCTを導入されたそうですね。

インプラントの診断や難しい抜歯の症例を診るときに使っています。通常の診察ではレントゲンを使用していますが、CTを導入したことでより的確な診断ができるようになりました。僕自身が「できるだけ抜かない治療」というのを心がけているので、他の病院で抜歯しなくてはいけないと言われた患者さんが、その話を聞いて来院するケースも増えています。

セカンドオピニオンということですか?

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック4

そうですね。実際には診る人間が変わったとしても、診断というのはそう変わらないものなのですが、患者さんの立場からすると、セカンドオピニオンでも抜歯が必要だという診断が出たとしても、2人の医師から同じ答えをもらったことで納得して治療に移ることができます。ですからどんな診断をするにせよ、診察の際には「自分があなたの立場だったらこうしますよ」という姿勢でアドバイスすることを大切にしているんです。

信頼できるスタッフと共に、患者を見守っていく

スタッフの方も皆さん明るいですね。

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック5

開業当時から一緒に働いていて、結婚出産で休職後に戻ってきてくれた方もいます。長い付き合いのスタッフがいるというのは、とても心強いことだと思っています。歯科衛生士が全員子育て中ということもあって、妊婦さん、お子さん、お母さんの気持ちに寄り添うことができるのもうれしいですね。患者さんのなかには、治療中に気になることがあっても医者である僕には思っていることを話しにくいという方もいますから、歯科衛生士がさりげなく耳を傾けてくれることで、助かっている部分もたくさんあります。

ところで、先生は休日をどのようにお過ごしですか?

ここ最近は野球にハマっています。もともと歯科医師会で野球チームを作るから入ってくれって言われたのがきっかけで、はじめは野球経験も無かったから断っていました。それでも、どうしてもと言うので渋々練習に参加してみたところ、自分が思っていた以上に出来たというのもあって、これが本当に楽しくて。以来どっぷり野球漬けです(笑)。今では医師会の野球チーム以外にも、息子の学校で知り合ったパパ友と一緒に野球をするようになって、試合を掛け持ちすることも。大げさですけど、野球がきっかけで人生が広がったという感じがします。大人になるとなかなか新しい仲間と出会うきっかけがありませんから、いろいろな仕事の人たちと知り合えるのはうれしいですね。野球をやって体が悲鳴をあげることもありますけど、仕事で細々とした作業をしているので、プライベートでは体をダイナミックに動かすのがちょうどいいなと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか?

粕谷啓介院長 かすや歯科東海クリニック6

5年ほど前からクリニックを拡大したいなという思いを持っています。具体的にはまだ何も決まっていないんですが、今後は医師を増やしたり、矯正治療もできるようにしたり、地域のみなさんの口腔に関する健康をトータルで見られるようにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科/3万円~
インプラント治療/30万円~
※自費診療のみクレジットカード対応

Access