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高良 毅 院長の独自取材記事

タカラクリニック

(品川区/五反田駅)

最終更新日:2020/04/01

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五反田駅を背に八ッ山通りを進むこと徒歩3分。ビルの9階に「タカラクリニック」はある。入口を入るとインテリアにもこだわりがうかがえる待合室、やわらかな黄色のソファー、緑の植木が目に優しい。進行したがんを抱える患者がリラックスできるようにという高良毅院長の心配りが見える。同クリニックの柱は、さまざまなアプローチで行うがん治療。北海道〜沖縄はもとより、遠く中国・ロシア・中東など外国からも進行したがんの治療のため、多くの患者が高良院長を頼って治療に訪れている。がんの治療は、精神的、肉体的、そして費用も高額のため、患者のストレスは大きく、医師と患者の信頼関係が最重要となる。先進のがん治療を患者に提供し、仏教の心で患者に寄り添う高良院長に医師としてのこだわりを聞いた。(再取材日2016年9月14日)

日本のみならず世界各国からがん患者が治療に訪れる

ホームページを拝見して、がんの治療方法がたくさんあることに驚きました。

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当クリニックで行っている治療法は、健康保険が適用されない自由診療が主になっています。私たちのがん治療の目的は、すでにターミナル、終末期に入った患者さんを治療して、社会復帰していただくことにあります。また、転移があるステージ4のがんともなると、抗がん剤治療が主流になります。しかし当クリニックでは、複数のアプローチからなる治療を用意しています。それらを組み合わせて、一人ひとりの患者さんに一番合った治療方法を提供しているのです。その結果として、がんから生還、社会復帰されている患者さんも多くいらっしゃいます。当クリニックには入院施設がありませんが、患者さんは皆さん通院されています。中には、北海道や香川県、ロシアからも飛行機で通われている方もいらっしゃいますね。

医師をめざされたきっかけを教えてください。

子どもの頃は、某アニメに登場する博士のようなロボットを作る人になりたかったのです。最初から医師になりたかったわけではありません。きっかけは私が5、6歳のまだ幼稚園に通っている頃のこと。胃がんになった叔父の手術を見たことがあるのです。執刀された九州大学出身の外科の先生が、手術室に招き入れ、見せてくれました。普通なら考えられないことです。看護師さんが「これが悪いところだ」と検体を見せてくれました。1cmくらいのがんでした。それが80kgくらいある大きな叔父の体にあり、6ヵ月後には亡くなりました。子どもながらに自分だったら助けられるかもしれないと考えたのです。その後弁護士になろうと思った時期もありましたけれど、いろいろ悩んだ末、最終的には子どものころの叔父の手術を思い出して医師をめざすことを決心したのです。今考えると、弁護士も医師も悪いところと戦ういわゆる勧善懲悪という意味では同じなのです。

その後、がん治療のエキスパートをめざされたのですね。

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もともと私は移植医で、カナダ・モントリオールの病院に勤務していた頃、フランスから来た肝臓移植を待っている患者さんがいらしたのです。ドナーが見つかりいよいよ手術という段階になって、その方に肺がんが見つかりました。もちろん移植は中止となり、その患者さんは天に召されました。それを間近で見ていて、移植する以前に病気にならない体を作らなくてはと思いました。帰国後、勤務していた病院でメスの力を借りても病気が治らない人を見ていて、この方達を助けるには自分自身で開業するしかないと思いました。私は常に医師である自分のことを、良いネタ、つまり治りたいという患者さんの希望をかなえる治療法を探している板前だと思っています。他の病院で治らなかった患者さんが、私のネタでがんが治って喜んでくださっている。また、外国人の方に向けた施設を作ることも計画しています。

「くよくよしない」ことががんの予防に効果

がんを防ぐため、また0期の症状が出ないような状況でするべきことはありますか?

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「太陽にあたる」「体を温める」「深呼吸をする」「くよくよしない」。この4つががん予防やごく初期のがんに効果があるという考え方もあります。「太陽にあたる」ことで、紫外線がミトコンドリアを刺激し、エネルギーを発生させ、そのエネルギーが、がん細胞の分裂抑制に使われると言われています。「体を温める」のは、細胞分裂が盛んな体温は32度であるため、低体温の人はがんになりやすいとも言われているため。「深呼吸」をすると体はがん細胞が分裂しづらいアルカリ性の状態になることからです。そして、「くよくよしない」ことが難しいかもしれません。ストレスを感じて自律神経系の交感神経が優位になると、神経伝達物質であるアドレナリンが作用します。アドレナリンは、白血球(顆粒球)に作用し、活性酸素を放出します。それによりがん細胞を捕捉するアンテナが壊れて、がん細胞を攻撃できなくなります。「くよくよしない」訓練は必要ですね。

先生は、医師でありながら僧でもあるのですか?

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がん治療という先進医療で身体を癒やして、仏心で心を癒やしましょうという思いで得度しました。数字を追っている営業マンの友人がいましてね。その彼が得度(とくど)して、「佐賀県の七山にすばらしい僧侶がいるので弟子入りしないか?」と声をかけてくれたのです。一度は断ったのですが、また誘われました。最初に声をかけられてから実際に七山に行くまで2ヵ月ほどあったのですが、その間何度も夢にお坊さんが出てきていろいろ質問するんですよ。七山に行ったらそのお坊さんがそこにいました。友人の言っていた僧侶だったのです。とても驚きましたが、科学で証明できないことがあるということが初めてわかりました。得度してから、通常では知り合えないような人が集まってきたり、不思議なことが起きたりすることが増えました。自分でやっているのではなく、見えない力にやらされているんだなと思うようになりました。

がんの治療を勝ち抜くには医師と患者の信頼関係が大切

院長の医師としてのこだわりを教えてください。

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「あなた自身がどうなりたいですか? どう生きたいですか?」ということに尽きると思います。生きたいと思うのは誰しも同じですよね。死ぬ前に自分の足跡をどう残すのか? どんな生き様を見せるのか? 患者さんご自身がどう思われているかがすべてです。生きたいと思うなら患者さんにも努力していただきたいということです。私と患者さんとがお互いに信頼しあっていなければ、厳しい治療はできません。治療を受けるということは精神的にも肉体的にもストレスを感じるものです。もちろんできる限り痛くない治療を心がけていますが、なかには、直接腫瘍を針で刺すこともありますから。治療費もかかりますので、精神的にも肉体的にもストレスはかかります。しかし、あくまで治療の主役は患者さんご本人です。私の治療にご納得頂き、伴走者として選んでいただくなら、私共も最善を尽くします。会いにいらっしゃってください。

がんの治療以外の一般内科も診ていただけますか?

もちろんです。保険診療の患者さんもたくさんいらっしゃいます。風邪だからなんて遠慮せずにいらしてください。当クリニックの扉を開けて、他の病院とあまりにも雰囲気が違うため、驚いて「入ってもいいですか?」と聞かれる患者さんもいらっしゃいますけど(笑)。ただ、がんの患者さんも多く、例えば医療相談が入ってしまうと1時間はその患者さんに時間をとられてしまいますので、お待たせすることになってしまいます。できる限り予約されてから来院されることをお勧めします。また不定期ですが、土曜日に一般の方向けにがん治療に関する講演会もしています。ご興味のある方はぜひいらしてください。

ドクターズ・ファイルの読者にアドバイスをお願いします。

患者さんがストレスを感じずに診てもらえる医師を選ぶことをお勧めします。昔は上から目線の偉そうな医師がたくさんいましたけれど、最近はそういう医師はほとんど見かけませんからね。普段から患者さんご自身の悩みをフランクに打ち明けられる医師を探しておけば、何かあったときに頼りにできます。そういう意味でもかかりつけ医の存在は大切だと思います。

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