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北村 陽光 院長の独自取材記事

陽光歯科クリニック

(品川区/大崎広小路駅)

最終更新日:2019/12/18

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毎日の食事をおいしく食べられることは、健康で充実した毎日を送る上でとても重要である。「陽光(ようこう)歯科クリニック」の北村陽光(あきみつ)院長は、特に予防歯科を重視した診療を実践。得意とする入れ歯治療の技量も駆使し、患者が生涯にわたり好きなものを食べられるよう口腔環境の改善や維持をサポートしてきた。また歯周病と糖尿病の因果関係にも詳しく、全身疾患も視野に入れた治療に精通している。さらに、「良好な口腔環境を保つために長持ちする素材を」と、セラミックの補綴物を製作するCAD/CAMシステムを導入。高齢化が進み健康寿命の延伸が注目されるようになる中、歯科医療を通じてQOL向上に尽力する北村院長に話を聞いた。
(取材日2018年10月5日)

全身疾患の原因にもなる歯周病の治療・予防に注力

先生は糖尿病患者への歯科治療に精通されていると伺いました。

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現在、歯周病は糖尿病の6番目の合併症と認められており、糖尿病を患う大多数の方は歯周病リスクが高いといえるでしょう。この話はまだまだ世間一般には浸透していませんが、実際、歯周病菌が減少することで糖尿病の改善につながる人もいるくらいなんです。歯周病は初期の内は無自覚・無症状ですから、症状が進まないと気づきにくいものなのです。逆に、糖尿病の進行が著しい場合は、糖尿病の治療をしないと歯周病の進行が改善されない場合があります。当院では歯周病の症状が出始めてきた人には必ず糖尿病の有無を確認します。歯がグラついたり、歯茎から出血したりする症状が現れたときはすでに進行しているといえますので、糖尿病の人は歯周病の自覚症状がなくてもこまめに検診を受け、予防に努めたほうが良いでしょう。

歯だけに関係する病気ではないのですね。

はい。実は心筋梗塞、脳梗塞の原因になるともいわれています。歯周病菌が全身に回るという話を聞いたことはありますか? 歯茎がピンク色なのは内部に毛細血管がたくさんあるからですが、歯周病により炎症が起こると、血管の一部が壊れます。するとそこから歯周病菌が入り込み、血液に乗って全身に回るんです。そして、血管の内側の壁に付着、炎症を引き起こし、血管の狭窄を進めるとされています。歯茎の痛みや腫れなど歯周病の症状があっても放置してしまう人は多いのですが、本当はとても怖い病気なんです。

予防するにはどのようなことに気をつけるべきですか?

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自宅でのケアはもちろん、3~4ヵ月に1回、PMTCという専門的なクリーニングを受けましょう。特に高齢の方は加齢に伴い視力や指先の機能が低下し磨き残しが多くなりがちなので、定期的な通院をお勧めします。実は歯磨きが不十分だと、高齢者に多い誤嚥性肺炎につながるといわれています。これは、プラーク(歯垢)が原因で増える嫌気性菌という細菌が関係していて、気管を通って肺に到達すると肺炎を引き起こすとされているんです。肺炎は日本人の死因の中で上位に入ります。当院では口腔内の状態に合わせた歯の磨き方やケア用品についてもアドバイスしていますし、仕上げとして、ナノ粒子ハイドロキシアパタイトという歯のエナメル質の面荒れや傷を補う成分を擦り込むほか、フッ素塗布も行っていますので、ぜひ予防にご活用ください。

「痛い・噛めない・外れやすい」を改善する入れ歯治療

入れ歯治療を得意とされているそうですね。

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暮らしの中での一番の楽しみって何だと思います? 多いのは、「おいしい物を食べること」ではないでしょうか。人は何歳になっても、好きな物をおいしく食べたいという気持ちが強くあると思います。インプラント治療はかつて術後のトラブルが報道されましたし、ブリッジは欠損部分の両側の歯を、たとえ健康でも削らなくてはならない。部分入れ歯もありますが、フィットしなかったり、歯茎の状態によっては噛む時に激しい痛みを感じたりすることも。そこで当院では、噛む度にズキズキと歯茎が痛み、物が噛めない人のために開発された生体用シリコーンを用いた入れ歯も取り扱っています。

生体用シリコーンを用いた入れ歯について詳しく教えてください。

歯茎に当たる部分にやわらかいシリコンを貼りつけた入れ歯です。従来の物よりも歯茎への負担が少なく吸着力も強いので、「痛い、噛めない、外れやすい」といった悩みから解放されます。自由診療なので価格は上がりますが、興味を持ってくれた方の多くは「ぜひ使いたい」とおっしゃいます。やはり「もう一度おいしく食べられるようになりたい」という気持ちが強いのでしょう。また歯を失うと当然噛めなくなりますが、噛めなくなると脳への刺激が弱くなり、認知症につながる可能性が高くなるともいわれています。そのためきちんと噛める状態にすることは、しっかりと食事を取り自立した生活を送るという観点においてたいへん重要なんです。症例によってはインプラント治療やブリッジにも対応しますので、ベストな方法を選んでいただけたらと思います。

設備について特徴はありますか?

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3D光学カメラで口腔内をスキャンするだけで、天然歯に近い色の詰め物やかぶせ物を即日作れるCAD/CAMシステムですね。素材はオールセラミックですから金属アレルギーの人でも使えますし、金属と違って歯との隙間ができにくく、そこから菌が入って虫歯が再発するリスクもかなり低いといわれています。耐久性にも優れています。詰め物やかぶせ物は患者さんの体の一部となるものですから、安全性が高く長持ちする技術・素材による治療を心がけています。また入れ歯難症例の方の歯槽骨状態の確認、インプラント治療、根管治療難症例時の根管確認、下顎親知らず抜歯等に役立つCTも導入しております。

おいしく食事が取れる楽しい人生をサポートしたい

なぜ歯科医師をめざされたのですか?

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私は幼い頃から歯で苦労していました。小学4年から中学3年まで歯列矯正を受けたのですが、歯並びが整った時の喜びは今でも覚えています。その時に漠然とですが、歯のことで困っている人のために何かしたいと思ったんです。大学は日本大学歯学部へ進みましたが、初めから開業するつもりでしたので大学院で専門分野の研究を深めるとか、大学病院で研修医になることは考えませんでした。理想はどんな症状もオールマイティーに診られる歯科医師でした。卒業後はいくつも歯科医院の面接を受け、その中から治療や患者さんに対する接し方に感銘を受けたクリニックに勤め、治療のノウハウを学びました。3年間お世話になり、1992年2月3日に開業。大学の同期の中では一番早い開業でした。

プライベートでの趣味などはありますか?

趣味は仏像彫りです。角材から削り出すのですが木くずが散らかるため、休みの日にわざわざクリニックの技工室まで来て彫っています(笑)。きっかけは7年前。あるお寺で開催されていた彫刻展で、ある先生の作品を見て感動し弟子入りしたんです。弟子の中では経験が浅いほうですが、先生から「筋がいいね」と褒められた時は本当にうれしかった。彫る時は仏像の写真を見本にするのですが、写真に写った平面の仏像が私には立体に見えるんです。だから写真に似た仏像が彫れるのかもしれません。手先の器用さや立体的に物が見える力が創作活動の秘訣という点では、仏像と入れ歯には共通点があるような気がして、そんなこともはまった理由だと思います。

最後に読者や地域の人へのメッセージをお願いします。

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当院では、治療を始める前に必ず口内の写真撮影を行い、治療方針や内容はすべてオープンにしています。「先生に任せるよ」とおっしゃる方もいるのですが、ご自身の口腔内の状態を理解していただくことで、納得して治療を受けていただけると思うんです。ですから例えば治療法が複数ある場合は、各メリット・デメリットまでしっかりとご説明します。また、皆さん忙しい合間を縫って来てくださっているわけですから、その時間を無駄にしないように、できるだけお待たせしないということも意識しています。「自分の身内を診るつもりで丁寧な治療を行う」が私のモットー。今後もおいしい物をおなかいっぱい食べられる楽しい人生を多くの方が送れるよう尽力したいと思いますので、頼りにしていただけたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー(シリコーンつき)/15万円
PMTC(ナノ粒子ハイドロキシアパタイト・フッ素の塗布を含む)/5200円
インプラント治療/30万円~
セラミック(部分)/4万円~
すべて税別

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