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松原 ひろみ 院長の独自取材記事

松原歯科クリニック

(横浜市南区/蒔田駅)

最終更新日:2024/08/27

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック main

目立つ看板もなく、特に宣伝もしていないのに患者のクチコミや紹介で注目を集めている歯科医院、それが開院26年目を迎える「松原歯科クリニック」だ。さっそうと現れた院長の松原ひろみ先生は、「患者さんに幸せな人生を歩んでもらうために、骨格から歯の機能性や美しさを考えた治療をしています」とほほ笑む。口は健康の入り口と捉え、1本の歯としてではなく、口腔内全体を考えた診療で全身の健康をサポートし、「患者さんの未来を、より良いものへ変えていきたい」と目を輝かせる松原院長に、歯科診療にかける熱い思いや、今後の展望をじっくり聞いた。

(取材日2020年11月6日)

患者の豊かな生活を支える一口腔単位の歯科治療

長年、多くのファンに支持されてきたクリニックと伺いました。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック1

歯科診療は悪くなった歯の治療や見た目などの悩みの解決はもちろん、「ごはんがおいしく食べられる」「正しい噛み合わせで全身を健康にする」など、患者さんの豊かな生活を支えることが最終目標です。当院では虫歯や歯周病治療から噛み合わせ、インプラント治療、審美歯科、予防歯科とお子さんから高齢の方まで、あらゆるお口のトラブルに対応していますが、開院以来、「口腔内を健康にすることで、患者さんに幸せな人生を歩んでいただきたい」という思いでやってきました。スタッフ全員が一人ひとりの患者さんの声にじっくり耳を傾け、丁寧に対応するというごく当たり前のことをしてきたつもりですが、患者さんからのクチコミや紹介で、大勢の方に「ここへ来て良かった」と喜んでいただけることは、たいへんありがたいことだと思っています。

診療方針について教えてください。

虫歯1本とっても、悪くなったのには何か原因があるはずです。当院では、悪くなった根本的な原因を突き止め、再発を防ぐためにどうすればいいかを患者さんと一緒に考えます。そして口腔内を1つの臓器、具体的には食道や胃につながる消化器官の入り口として捉え、歯並びや噛み合わせ、姿勢など全身のバランスや骨格なども診ながら、どうすればお口という臓器が機能を発揮できるかを考え、患者さん自身が納得できる治療法を選択できるよう丁寧にサポートしています。また、当院は診察室から待合室が見通せるので、患者さんが入って来た瞬間から、歩き方や姿勢、声の調子など全身の健康状態をチェックして、時にはきれいな姿勢でバランス良く歩けるよう、筋力トレーニングのアドバイスをすることもあります。

先端の設備がそろっていて驚きました。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック2

歯科医療は日進月歩。新しい治療法でも、身についたと思った翌日には古くなります。治療に使う材料についても同じで、「去年と同じならそれは退化。常に前に進もう」という理事長の考えのもと、スタッフ全員、時間があれば勉強会や講習会に参加して、常に新しい技術や知識の取得に努めています。設備についても歯科用CTからセファロエックス線撮影装置、レーザー治療器、口腔内カメラなど先進のものをそろえていますが、すべては患者さんにより良い診療を提供するため。特にこだわっているのが滅菌システムで、治療内容によって数台の滅菌器を使い分けながら、患者さんのお口に入る治療機器をしっかり滅菌消毒。さらにインプラントなど口腔外科手術を伴う治療は専用の手術室で行うなど、院内感染対策を徹底しています。

先を見通した治療で、10年後の笑顔と健康をサポート

仮歯からこだわる治療について教えてください。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック3

仮歯というのは、最終的な歯が入るための重要なステップで、私たちはプロビジョナル・レストレーションと呼んでいます。「プロビジョナル(Provisional)」というのは「先を見通す」という意味で、最終的に入れる歯が投影されていなくてはなりません。歯は一度削ってしまったら元に戻せないので、まずは模型を使って機能的にも審美的にも満足のいくものができるようシミュレーションします。そして本物さながらの仮歯を作って、噛み合わせや見え方、形、ブラッシングのしやすさ、上下左右のバランス、全身バランス、表情などを見ながら歯科医師が細部にわたって診査診断した結果を歯科技工士に伝え、最終的な歯を完成させます。

歯ぎしりや食いしばりに関するご相談も多いそうですね。

就寝時の歯ぎしりや食いしばりにはさまざまな原因がありますが、圧倒的に多い原因はストレスだと言われています。歯ぎしり・食いしばりによって歯にかかる負荷は自分の体重の2~5倍。50kgの人で100~250kgの負荷がかかり、歯が割れてしまうこともあります。また、せっかくインプラントにしても、この歯ぎしり・食いしばりの問題が解決できていなければ、今度はインプラントが割れてしまうかもしれません。そこでお勧めしているのがマウスピース型器具です。インプラントを入れた人はもちろん、歯ぎしりや食いしばりに悩む方に就寝時につけてもらうことで、歯や顎を保護します。

治療後のメンテナンスにも力を入れていると伺いました。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック4

治療が終わった状態というのは、口腔内の機能が悪くなる前の状態に戻ったというだけのことです。これをゴールと思ってそのまま放置してしまうと、当然、口腔内の機能は落ちてしまうので、定期的なメンテナンスが重要になります。当院の歯科衛生士は歯周病のケアについて豊富な知識を持っていますので、その専門性を生かしながら、単に汚れがついているかどうかのチェックだけでなく、なぜ汚れるのかをしっかり分析して歯科医師に進言してくれるので、とても助かっています。こまめに口腔内の様子を写真に撮り、数値化することで患者さんのモチベーションも上がるのか、お口の状態が非常に良い患者さんがとても多いのも当院の自慢の一つです。

子どもたちの健やかな未来のために

力を入れている診療について教えてください。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック5

今、特に力を入れているのは子どもを対象にした顎顔面矯正です。成長期の子どもの顎や骨格を整え、正しい発育を促す矯正法ですが、上顎の健全な発育によって永久歯が生えそろう土台を整えるほか、鼻腔を広げていくことで鼻呼吸がしやすくなるよう促すので、お口をポカンと開けて口呼吸だったお子さんにぜひお勧めしたいですね。矯正には時間がかかりますが、歯科医師として子どもの未来を守るためにできる限りのことをしたいと思います。幸い、当院は親子で通ってくださる患者さんが多いので、顎顔面矯正について知っていただくだけではなく、離乳食や母乳の与え方など、お子さんの健やかな成長のための情報発信にも力を入れていきたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

10歳前のお子さんだったら顎の成長を促しながら歯並びを整える顎顔面矯正、30~40代の方だったら将来的に歯を失わずに済むよう歯周病のリスクを下げる治療、高齢になったら失った歯に対してきちんと噛めるようにする治療で寝たきりや全身疾患を予防することなど、それぞれの年代で取り組みたい治療があります。今、きちんと治療することでその後の人生が大きく変わるかもしれないということを、もっと多くの方に知っていただきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

松原ひろみ院長 松原歯科クリニック6

これまでの歯科治療は「失ったものを補う」治療が主流でしたが、今は「失わないようにする」治療が主流となってきています。虫歯にしない、歯周病にしないということももちろん大切ですが、歯を失う原因は細菌感染だけではありません。歯の土台となる顎や骨格から整え、顎や歯を本来あるべき位置に導くことで、生涯にわたってしっかり噛める、呼吸できる、会話を楽しみ自分の足で歩くという機能を守ることが、結果として歯を守り、ひいては全身の健康を守ることにつながっていきます。歯は人生を変えます。何かトラブルがあってからではなく、何もないうちから気軽に立ち寄っていただき、良い状態を維持するお手伝いをさせていただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/13万2000円~、小児の顎顔面矯正/44万円~、審美歯科(オールセラミック冠)/13万2000円、歯ぎしり防止のマウスピース型装置/5500円~

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