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山崎 明香 副院長の独自取材記事

さくら小児科・内科クリニック

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2022/07/28

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小田急線経堂駅南口を背にして商店街を抜けると、徒歩6分ほどで「さくら小児科・内科クリニック」が見える。川崎市の「中島医院」分院として開院し、2022年4月に立山悟志前院長から中島夏樹院長に交代。6月には山崎明香先生が副院長として着任した。一般小児科をはじめ、アレルギーや発達の相談など幅広くかかれるクリニックとして地域の親子を支える同院。共働きの若い家族が多いエリアとあって、父親や祖父母が病気の子どもを連れてくることも多いそう。大切にしているのは、子どもが持つ治癒力と親の納得度。適切な処置と処方をして終わりではなく、ホームケアのアドバイスや予防接種の大切さも伝え、病気にならない・負けない体作りへの意識向上も図っている。今回は、就任間もない山崎副院長に診療への想いなどを話してもらった。

(取材日2022年6月29日)

アレルギーや発達の心配も気軽に相談できる小児科に

副院長に就任されるまでのことをお聞かせいただけますか。

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大学病院の小児科で勤務医や大学講師として務め、その後クリニック勤務などを重ねておりました。ここ2年はコロナ禍で心身に不調を抱えるお子さんも増えていたのに、ステイホームによる受診控えがありましたので、「小児科医としてもっとご家庭の近くに行くべきでは」と感じていたんです。そんな折、こちらの先生にお声がけいただき、副院長としてご縁をいただきました。世田谷区は初めてでして、この辺は桜並木が美しいと聞いているので来春の景色が楽しみです。まだ日も浅いですが、心配事があれば何度でも足を運んでくださるお母さんもいらっしゃるので、私としては相談しやすいと感じていただけたのかな、とうれしく思います。医師としても細かく症状の経過を診られるほうが良いので、何度も来ていただけることは診断の助けになっています。

大学病院とクリニックでの違いのようなものはお感じになりますか?

一番の違いは、患者さんとゆっくりお話しする時間が取れるかどうかでしょう。今はここで会話を楽しみながら、生活背景やお困り事を聞いて診察の参考にさせてもらっています。また、大学病院に行かれる方はその前に近所で診てもらってある程度の見解を得ていることが多いですし、症状が進行している方がほとんど。一方で、クリニックは逆の流れと言いますか、地域の中の一次窓口のような場所になると思います。ですから、患者さんからの情報が少ない中でその症状が一体何なのか、あの予兆なのか、それとも違うのか、と探るのは難しさとやりがいの両方を感じるところです。もし専門性が高い病院や検査が必要だと感じたらすぐに連携してそちらに行っていただくようにしていますので、ご安心いただけたらと思います。

日曜日に診療していただけるのは喜ばれますよね。

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病棟のように24時間365日とはいきませんが、なるべく受け入れの時間を長く設けたいというコンセプトがこのクリニックの特徴だと思います。前院長が始められたことで、地域のお役に立てている実感もありますので、引き続き日曜の診療は続けていくつもりです。今のところ月曜から土曜が私、日曜が中島院長という分担で診療しているほか、発達相談は完全予約制で外部から先生がいらっしゃっていますね。全員が小児科に精通していることは前提ですが、中島院長は感染症をご専門に研究されてこられた方で、私のほうはアレルギーを専門にしてきましたから、広い視野と経験があるクリニックだと思います。周辺は医療機関が多いですから、患者さんは利便性や専門性で適宜選択されているように感じますね。

子どもが持つ治癒力やホームケアも伝えていきたい

山崎先生が得意とされているのはアレルギーの分野なのですね。

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そうですね。小児科医として一般診療、救急診療、新生児医療、病棟業務で経験を積んで、子どもの笑顔が増えていくことに大きな喜びを感じてきました。そうした中でアレルギー性疾患に特化した診療に関わるようになったのですが、こちらには来たばかりですので、私の専門分野についてはまだあまりアナウンスしていないんです。これからお付き合いしていく中で、アレルギーの心配事なども話していただけましたらじっくり診させていただきます。アレルギーの治療は長期的かつ慎重に進めていく必要がありますから、おうちの方としっかり向き合って取り組んでいきたいですね。

診療で大切にされていることは何でしょうか?

お子さんを治したい気持ちは親御さんも私たちも同じ。ですから、医師とおうちの方で気持ちを共有することが大切になります。お子さんだけでなくお父さんお母さんとも目を合わせて会話をし、表情から納得度を確認しますね。時々、早く治したいと思うあまりすぐに抗生剤をお求めになる方もいらっしゃいます。お気持ちは本当によくわかるのですが、一般的に子どもは大人よりも治癒力が高いものです。焦らず必要十分な処方で、「こうだったらまた来てくださいね」「こうなったら夜でも救急にかかってください」「食事はこうしてあげてください」と少しでも安心してもらえるようにお伝えしています。また、連日いろいろなクリニックで診察を受けているという方も来られます。診断内容に不安を感じられるんでしょう。そういう場合にも、お気持ちを聞きながら安心できる手段を見つけたいですね。

どのような患者さんが来られていますか。

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内科も掲げていますので、お子さんだけでなく成人の方もいらっしゃいます。お子さんの風邪で来られた際にお父さんお母さんも一緒に受診することもよくありますし、喉が痛いとか熱が出たということでいろいろな方に気軽に来ていただいていますよ。ただ、やはり急性疾患の対処がメインになるので、血圧コントロールなど長期にわたって生活指導が必要そうな場合や明らかに別の診療科のほうが良い場合には、専門の受診先をお勧めします。何かあればこのクリニック、と思っていただけるのはとてもありがたいので、何科か迷ったら相談に来ていただくのは大歓迎です。

ステイホームで遅れが見られる予防接種の推進も

「オーダーメイドの診療」に注力されているとか。

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私たちは、あのクリニックに行ってよかった、と思っていただける診療をめざしています。鼻水がひどければしっかり眠れるように取り除いてあげたり、おなかの調子が悪いのであれば食事内容のアドバイスをしたり、登校をどうしたらいいか、旅行に行っても大丈夫かなど、生活に合わせたオーダーメイドの診療・判断をしていきます。小さなお子さんでしたら笑顔で話しかけて安心してもらってからおうちの方とお話をさせてもらいますし、お子さんの年齢がある程度上になってくると「どんな感じかな」と直接尋ねたりアドバイスしたりしていますね。当たり前のことですが、対応も治療手段も、お一人お一人の状況に合わせています。

ところで、先生が医師をめざされた理由やご趣味などを教えていただけますか。

私の祖父が医師で、周りも医療系の仕事に就いている人が多かったので、ごく自然に興味を持つようになりましたね。祖父は千葉の田舎で消化器外科を標榜していたのですが、広く何でも診て頼られていました。私がもっと地域の中に入りたいと思ったのも、この祖父の影響かもしれません。休日の趣味については語れるほどないのですが(笑)、犬が好きで2匹飼っているので、その子たちのお世話をするのが癒やされる時間ですね。シェルターにいた保護犬で最初は難しかったですが、やっと気持ちが通じ合うようになってきたんですよ。

患者さんへのメッセージや今後についてお聞かせください。

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子どもが自分自身で治そうとする力は素晴らしいです。実のところ、自然に治るような症状がほとんどだったりもするんですよね。とはいえ、中にはまれにそうでないこともありますから、やはりいつもと違う様子が気になったら気軽に来ていただいて確認できるのが一番です。また、予防接種で大きな病気を防ぐことも大切です。ステイホームで接種のスケジュールが遅れてしまっているお子さんもいますので、これについては今後も積極的にご案内していきたいですね。副院長に就いたばかりなのですが、実はもうすぐ産休に入らせていただくんです。すぐに戻る予定ですので、引き続き一般小児科をはじめ乳幼児健診、発達のお悩み、アレルギー相談についてもどんどんご相談ください。お子さんの健康と成長を一緒に見守っていきましょう。

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