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山崎 明香 副院長の独自取材記事

さくら小児科・内科クリニック

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2024/03/21

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック main

経堂駅南口の商店街を抜け左折すると、桜並木の向こうに「さくら小児科・内科クリニック」が見える。駅から徒歩6分ほどの立地だ。2012年に川崎市にある中島医院の分院として開院し、2022年4月に立山悟志前院長から中島夏樹院長に交代。6月には山崎明香先生が副院長として着任した。一般小児科をはじめ、アレルギーや子どもの発達の相談などに幅広く応じ、地域の親子を支える同クリニック。適切な処置と処方をして終わりではなく、ホームケアにおけるアドバイスや予防接種の大切さも伝え、病気にならない・負けない体づくりへの意識向上も図っている。取材では山崎先生に、診療の特色や子どもと保護者への思いなどについて聞いた。

(取材日2024年1月24日)

アレルギーや発達の心配も気軽に相談できる小児科へ

副院長に就任されるまでのことをお聞かせいただけますか。

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック1

大学や地域の中核病院の小児科で勤務医として勤め、その後クリニックでの非常勤勤務で経験を重ねてきました。クリニックで働きたいと思ったのは、コロナ禍でオンライン授業になるなど、学校の先生や友達との関わり方が急激に変化して、心身に不調を抱えるお子さんが増えていたためです。「小児科医としてもっとご家庭の近くに行くべきでは」と感じていた時にお声がけいただき、副院長として入職しました。私自身も1歳児の子育て真っ最中で、親御さんたちは自分にとって先輩です。育児と看病の大変さにも共感しますし、診療に限らず親御さんと子育てについて情報交換をさせていただくのも楽しいです。忙しい中、たくさんの方に当クリニックにお越しいただき、本当にありがたく感じています。

大学病院とクリニックでの違いのようなものは感じますか?

患者さんの立場からだと、クリニックは近くにあり紹介状も必要ないので大学病院に比べ気軽に受診できるという点が一番の違いでしょう。医師側からすると、大学病院ではクリニックからの紹介状がある中、複数の医師で相談して治療方針を決定できるというのが特徴だと思います。地域医療の一次窓口であるクリニックでは、最初の治療方針を立てなければなりませんから、患者さんからお話を伺って検査を検討し、その症状が大きな病気の予兆なのか、それとも様子を見ていい状態かどうかを探るのは、難しさとやりがいの両方を感じるところです。そして、専門性が高い診療や検査が必要だと感じたら、紹介状を書く立場です。幸いにも当クリニックは小児専門の高次医療機関である国立成育医療研究センター病院の近隣にあります。他の大学病院とも連携していますし、患者さんにとって適切な病院に柔軟に紹介するよう心がけていますので、ご安心いただけたらと思います。

日曜日にも診療されているのですね。

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック2

ええ。前院長の時から日曜日も診療する体制になりました。病棟のように24時間365日とはいきませんが、なるべく受け入れの時間を長く設けたいという考えからです。地域のお役に立てている実感もありますので、引き続き日曜の診療は続けていくつもりです。今のところ月曜から土曜が私、木曜日は非常勤の先生、日曜が中島院長という分担で診療しています。子どもの発達相談は完全予約制で、外部から先生を招いています。全員が小児科に精通していることに加えて、中島院長は感染症を専門に研究しながら、武蔵新城の中島医院で50年以上診療をなさってきた先生です。当クリニックでは私が一番経験が浅いですが、先輩の先生方とともに、広い視野と経験に基づいた診療を提供できるクリニックをめざしています。

子どもと保護者、双方の気持ちに寄り添う対応を大切に

山崎先生が得意とされているのはアレルギーの分野なのですね。

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック3

はい。小児科医として一般診療、救急診療、新生児医療、病棟業務で経験を積んで、子どもが元気になって笑顔が増える過程に関わり、成長していく姿を見られることをとてもうれしく思うようになりました。そうした中でアレルギー性疾患に興味を持ち、去年は自身をアップデートするため、2週間ほど近隣にある国立成育医療研究センターに行き、アレルギーについて学びを深めました。特にアトピー性皮膚炎の薬の塗り方や、肌に触れる物の選び方など、患者さんに還元できる情報を多く得られたのは有意義なことでしたね。食物アレルギーについては患者さんによってそれぞれ症状も重症度も変わるので、難しい分野だと改めて感じました。そこで得た知識や情報を生かして、当クリニックでも積極的にアレルギーの治療を行っていきたいです。

アレルギーは長期間の治療が必要なイメージがあります。

そうですね。元気なお子さんのお世話だけでも毎日が矢のように過ぎていくのに、長期間の治療が必要となると、親御さんの負担は膨らむ一方です。通院するのは大変だと思いますが、アレルギーは途中の変化を確認することも大切なので、できれば定期的に受診していただきたいと思っています。もし受診が途切れたとしても行きづらいとは思わず、受診できるタイミングで来てくださって大丈夫ですよ。当クリニックでは、湿疹から食物アレルギー、そして喘息へと続いてしまうアレルギーマーチの状態にならないよう、早い段階で治療を行うよう心がけています。アレルギーの治療は長期的かつ慎重に進めていく必要がありますから、親御さんとしっかり向き合って取り組んでいきたいですね。

診療で大切にされていることは何でしょうか?

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック4

お子さんを治したい気持ちは親御さんも私たちも同じですので、気持ちを共有することを大切にしています。私自身も母親として病気のお子さんをケアする大変さは非常によくわかります。病院に連れて行くのはもちろん、薬を毎日飲ませたり塗ったりするのも一苦労ですよね。機嫌が悪かったら薬どころか食事すら取ってくれませんから。お子さんだけではなく親御さんとも目を合わせて会話をし、表情から納得してくれているかどうかを確認するようにしています。不安をゼロにするのは難しいかもしれませんが、少しでも安心してもらえるように情報をお伝えしています。お子さんと親御さんに寄り添った診療を常に心がけていますので、遠慮せずに心配なことがあれば何でも聞いてください。雑談から診療のヒントが見つかることもあるんですよ。

一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの診療

どのような患者さんが来られますか。

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック5

内科も掲げていますので、喉が痛い、熱が出たといった症状で成人の方にも気軽に来ていただいていますよ。お子さんの風邪で来られた際に、お父さんお母さんも一緒に受診されることもよくありますね。ただ急性疾患の対処がメインになるので、血圧コントロールなど長期にわたって生活指導が必要と思われる場合や、明らかに別の診療科のほうが良い場合には、専門の受診先をお勧めします。とはいえ、何かあればここへ、と思っていただけるのはとてもありがたいことなので、診療科に迷った際に相談に来ていただくのは大歓迎です。

オーダーメイドの診療に注力されているとか。

私たちは、「このクリニックに行って良かった」と思っていただける診療をめざしています。鼻水がひどければしっかり眠れるように取り除いてあげたり、おなかの調子が悪いのであれば食事内容のアドバイスをしたり、登園や登校をどうしたらいいか、旅行に行っても大丈夫かといった相談に応じたり、生活に合わせたオーダーメイドの診療・判断をしています。小さなお子さんでしたら笑顔で話しかけて安心してもらってから保護者の方とお話をさせてもらいますし、お子さんの年齢や成長に合わせて「どんな感じかな」と直接尋ねたりアドバイスしたりしていますね。当たり前のことですが、対応も治療手段も、お一人お一人の状況に合わせています。

患者さんへのメッセージや今後についてお聞かせください。

山崎明香副院長 さくら小児科・内科クリニック6

子どもが自分自身で治そうとする力は素晴らしいです。実のところ、自然に治るような症状がほとんどだったりもするんですよね。とはいえ、中にはその力がうまく機能しないこともありますから、いつもと違う様子が気になったら気軽に受診していただければと思います。また、予防接種で大きな病気の予防をめざすことも大切です。コロナ禍のステイホームで予防接種をしそびれて、そのままになっているお子さんもいると思いますので、今後も積極的にご案内していきたいですね。一般小児科をはじめ乳幼児健診、発達のお悩み、アレルギーについてもどんどんご相談ください。いずれはアレルギーを専門とした外来を設け、よりアレルギー治療に注力したいと考えています。お子さんの健康と成長を一緒に見守っていきましょう。

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