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眼科医が信念とこだわりを持って取り組む
日帰りの眼瞼下垂手術

かめざわ眼科

(横浜市南区/上大岡駅)

最終更新日:2024/07/02

かめざわ眼科 眼科医が信念とこだわりを持って取り組む 日帰りの眼瞼下垂手術 かめざわ眼科 眼科医が信念とこだわりを持って取り組む 日帰りの眼瞼下垂手術
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意識してもまぶたが上がらない、視界が狭まったように感じて生活に支障が出ている……。こんな悩みを抱えている人は、もしかすると「眼瞼下垂症」かもしれない。そう教えてくれたのは、「かめざわ眼科」の亀澤比呂志院長。「眼瞼下垂症は日頃の習慣に注意すればある程度は進行の抑制を図れますが、根治には手術が必要。気になる症状がある方はお近くの専門家のもとを訪ねてみてください」と呼びかける。人生100年時代を生きる子どもから高齢者まで、多世代のライフステージに合わせた診療を提供したいという想いが人一倍強い亀澤院長。眼科医でありながら、形成外科でも研鑽を積み、多数の手術を手がけてきた眼瞼下垂症の専門家だ。今回は亀澤院長に、眼瞼下垂症とはどんな病気なのか、また、同院が取り組む日帰りの眼瞼下垂手術についても聞いた。

(取材日2024年5月22日)

老化などが原因でまぶたが垂れ下がる眼瞼下垂症。日帰り手術で狭くなった視界にアプローチ

Q眼瞼下垂症とはどのような症状の病気なのでしょうか?
A
かめざわ眼科 高齢者の眼瞼下垂症に対応している同院

▲高齢者の眼瞼下垂症に対応している同院

眼瞼下垂症は文字どおり、まぶたが垂れ下がって黒目に覆いかぶさってくる病気です。視界が狭くなることで見えづらくなり、頑張ってまぶたを上げようとするので目の周りの筋肉が疲れてしまいます。見えにくさをカバーしようとして顎を上げてしまうために、肩凝りや頭痛を引き起こすことも。眼瞼下垂症であるかは、見た目や症状から、ある程度ご自身でも判断がつきます。もし、目が開きにくいなど自覚症状がある方は、一度受診していただけたらと思います。受診を迷われている方は、セルフチェックの方法として、指やテープでまぶたを持ち上げてみてください。これで見える範囲が広がり、見やすくなったなら、眼瞼下垂症の可能性が高いでしょう。

Q眼瞼下垂症の原因で多いのは何ですか?
A
かめざわ眼科 医院では説明をしっかりしてくれる

▲医院では説明をしっかりしてくれる

主な原因は加齢ですね。患者さんで一番多いのは高齢の方で、老人性や腱膜性の眼瞼下垂症になられています。通常ならば目を開く際は、まぶたの内側の、まぶたを持ち上げる筋肉とその筋肉に付着している瞼板(けんばん)が連動します。しかし、老化の影響で筋肉と瞼板の固定が緩むと、持ち上げる筋肉は動いても力がしっかり伝わらない状態になってしまうのです。ハードコンタクトレンズの長期使用も原因の一つであるとされ、40代の方にも発症することがあります。また、まぶたを動かす筋力が未発達な先天性の眼瞼下垂手症の方もいて、弱視につながる可能性があります。いずれの場合も、気になる場合は早めにご相談いただくことが大切です。

Q症状があっても病気だと気づかず、放置している方が多いとか。
A
かめざわ眼科 家族の理解も大切と話す亀澤院長

▲家族の理解も大切と話す亀澤院長

そうなんです。眼瞼下垂症によって生活に支障が出ているにもかかわらず、病気だという自覚がなく、そのために受診に至らない方が多いと実感しています。放置するリスクは病気が進行することだけではありません。中でも最も心配されることの一つは、視界が狭まることで転倒や事故のリスクが高まること。特にご高齢の方は転倒などからケガにつながる可能性があるので、注意が必要です。例えば、目を開いても黒目がまぶたに隠れてしまう、額のしわが目立つ、二重幅が広がる、眠そうに見えるといった見た目の違和感も眼瞼下垂の影響で生じますので、ご自身だけでなく、ご家族にこうした変化がある場合、一度、医師に相談することをお勧めします。

Q手術はどんな内容ですか? こちらでは日帰りで受けられるとか。
A
かめざわ眼科 専用の手術室で治療に臨む

▲専用の手術室で治療に臨む

先ほどお話ししたように、眼瞼下垂症では、本来固定されているはずのまぶたの筋肉と瞼板の固定が緩むことで、目が開きづらくなっています。その状態を改善するための手術として、現在、筋肉と瞼板を糸で固定するという手法が主流になっており、緩みが解消されれば、筋肉が動いた分、まぶたが上がるようになると期待できます。当院の日帰り手術ではこの手法にも対応していますよ。ただ、眼瞼下垂症の中には、重症筋無力症という内科の病気が原因のケースや、まれに脳腫瘍などの脳外科の病気が原因になっているケースもあります。こうした他科疾患の関与が疑われる場合、速やかに適切な医療機関におつなぎしています。

Q美容手術だと思い、家族や周りの目を気にする方も多そうです。
A
かめざわ眼科 家に帰った後も不安が払しょくできるように説明書を作成している

▲家に帰った後も不安が払しょくできるように説明書を作成している

眼瞼下垂症の手術を美容目的の手術と混同している方がいらっしゃいますが、そうではありません。眼瞼下垂手術は、まぶたが垂れ下がった状態の改善を図り、視野を回復するためのもの。あくまで、「見る機能」を改善することで、生活の質を維持・向上させることに主眼が置かれます。加えて、症状や生活に支障が出ている程度などを把握した上で、医師が機能改善の必要性を認めれば、保険適用になることも知っておいていただきたいですね。眼瞼下垂症になる方の多くはご高齢の方ですから、放置することによるリスクを回避し、その先も続いていく人生を豊かなものにするためにも、治療の必要性をご理解いただければと思っています。

ドクターからのメッセージ

亀澤 比呂志院長

眼瞼下垂症は昔より名前が知られるようになったものの、詳しい人はまだまだ少ない印象を受けます。テレビを見ていても、街中でも眼瞼下垂症の方はたくさんおられますが、自覚している人は少ないですし、不便でも年齢的にしょうがないと思い込んでいる人もいるでしょう。医療機関の中にも専門的に診られるところは決して多くないため、皆さんのお悩みを当院で解消したいという信念を持って、地域で眼瞼下垂手術を提供することにこだわってきました。手術への抵抗感から治療を受けていない方は多いと思います。受診したら必ず手術をしなければならないということはありませんから、少しでも気になる方は一度相談にいらしてください。

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