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菅 崇暢 院長の独自取材記事

鉄砲町かん皮ふ科クリニック

(広島市中区/八丁堀駅)

最終更新日:2026/10/29

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック main

広電1号線の八丁堀電停・胡町電停から徒歩約2分。交通の便の良い市内中心部に、2026年9月に開業した「鉄砲町かん皮ふ科クリニック」は、ビル内にあるとは思えない開放的な造りで、白を基調とした明るい院内は清潔感にあふれている。院長の菅崇暢(かん・たかのぶ)先生は、これまで数々の外科的手術や悪性腫瘍の判別、重症熱傷治療を行ってきた皮膚外科手術のスペシャリスト。同院でも、湿疹やアトピー性皮膚炎、じんましんなどの一般皮膚科の診療はもとより、ほくろや粉瘤などの皮膚・皮下腫瘍の切除や切り傷の縫合処置などにも対応し、日帰り手術も行っている。留学を経験し、助教や講師も務めたキャリアから、研究や後進育成の経験も豊富だ。マルチな活躍をする菅先生に、診療への思いを聞いた。

(取材日2026年10月9日)

臨床の現場で体得した手技と、留学で得た知見

こちらを開業の地に選ばれた理由と医師になったきっかけを教えてください。

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック1

市街地で、人の往来も多く患者さんの通院の交通の便が良かったので、この場所に決めました。また、私は現在も長年勤務した広島大学病院に非常勤で席がありますので、当院と広島大学病院の両方で仕事がしやすかったり、連携も取りやすいということも理由の一つです。そもそも医師になったのは、私がまだ子どもの頃、祖父が病気になったことがきっかけの一つだったと思います。そこから医療の世界をめざすようになりました。やがて研修医となり、最初は内科を専門にしようと考えていました。しかし、さまざまな科をローテーションするうちに、皮膚科はとても幅が広く、内科的なことから外科的なことまで奥が深くて面白いなと思ったんです。それで皮膚科を専門に選びました。

修練時代の学びはどのようなものだったのですか?

皮膚科医となって早い段階で、中国労災病院の皮膚科に2年間勤務しました。その時の上司は、大学病院で数多くの手術を執刀するドクターだったのです。私はまだ皮膚科で何を専門にするか決めていない段階だったのですが、2年間手術の手技を徹底的に鍛えられました。その中で、自分の皮膚科医としての専門を皮膚外科手術にしようと決めました。それは私にとって、一つの大きな出来事だったと思います。その後、開院に至るまで皮膚がんや重症熱傷など難症例の診療や手術を多数担当しました。皮膚の病気の多くは命に関わるものではないと思うのですが、がんは命に関わってくるものです。早期発見によって治療につなげられた患者さんもいれば、進行がんで亡くなった方も多く見てきました。命と向き合う患者さんに対して、自分がどこまで何ができたかはわかりませんが、大変なときに少しでも携われ、支えになれたなら良かったと思っています。

先生は留学したり講師を務めたりもされましたが、どのようなキャリアプランを描いておられたのですか?

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック2

運良く海外留学のタイミングを得たので、思いきってドイツへ留学しました。現地のアトピー性皮膚炎の専門家のもとで研究にあたりました。病気の仕組みやメカニズム、悪化因子の検索といった研究で、さまざまな知見を吸収することができました。帰国後は、大学病院の皮膚科で助教・講師として学生指導や授業を担当しました。後輩や学生の指導、勉強会などの機会も多く、多忙な日々を過ごしていました。一方で、皮膚科医になった時点から、遠からず開業ということも意識していました。定年退職後も働きたいと思っていましたから。そう考えると、今くらいのタイミングで開業するのが最適ではないかと思い至り、決断しました。患者さんが来院しやすく、広島大学病院との連携が取りやすい利便性を兼ね備えたこの場所で、2026年9月に新たなスタートを切りました。

切除から縫合まで、皮膚の専門的な外科処置に対応

患者さんの主訴は、どのようなものが多いですか?

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック3

湿疹で来院される方が多いですが、帯状疱疹の患者さんも結構来られますね。時季的に出やすい季節があるともいわれていますが、本当の理由はわかりません。患者層は、市街の中心という場所柄もあり、働き盛りの方が多いです。仕事の合間に寄られる方が多く、仕事を休まずに治療を受けたいというニーズに応えられる立地であることを実感しています。近隣に住んでいらっしゃるご高齢の方は痒み、若い方はニキビの悩みで来られるケースが多いです。小さなお子さんはケガなどですね。アトピー性皮膚炎はもちろん、皮膚の症状であれば何でも診ますし、巻き爪治療も当院でできますよ。

クリニックの特徴や強みを教えてください。

一般的な皮膚科クリニックにはあまり導入例がない小型の超音波検査装置を備えています。皮膚のできものというのは、皮下にあるとどういったものかわからないので、装置を用いて詳しい診断を行っています。強みとしては、私自身がこれまで数多くの皮膚外科手術を執刀してきたので、少し難しい手術も対応できる点です。切除から縫合まで当院内で行うことが可能で、他院からの紹介症例も増加しています。また、皮膚のできものやほくろなどが、悪性を疑うか良性の可能性が高いかスピーディーに診断できる拡大カメラも備えています。この診断や手術は、私の得意分野でもあります。

超音波検査について、もう少し詳しく聞かせてください。

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック4

皮膚の下にある何かを診るわけですから、どのあたりにあるのか、皮下なのか筋肉に近いのかといったことを詳細に診るという目的があります。それに加えて、組織検査をする際に、一部を切除するわけですが、血流が豊富だと血が止まらなくなって危険です。そういったリスクを診るために、エコーを用いることもあります。脂肪の塊などはある程度事前にわかるものですが、検査をするときの安全性を確認したり、リスクの減少を図ったりする意味でもエコーを当てています。悪性で危険なものだと思ったら、すぐに総合病院で検査してもらってくださいと、適切な医療機関を紹介します。

原因がわかりにくいからこそ、丁寧な説明で寄り添う

診察の際に心がけていることはありますか?

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック5

皮膚疾患は原因がわからないことが結構あるんです。でも、患者さんとしては気になりますよね。ですので、「原因がはっきりわからないこともある」と、丁寧に説明するようにしています。そして、こんなことが影響しているのではという可能性やこういう対応をすれば問題ないといった説明を、きちんとするように心がけています。大学病院にいると専門的な話が多くなるのですが、クリニックでは普通の湿疹もきちんと説明する必要があると思っています。特定できなくても「原因はわかりません」の一言で済ますと不安になってしまいますからね。

今後の展望をお聞かせください。

近隣にお住まいの方や働く方々が気軽に立ち寄れるクリニックでありたいと思います。同時に、専門的な診断力と外科的処置の技術を生かし、クリニックレベルで完結できる治療は当院で迅速に行い、専門性の高い治療が必要な場合は大学病院などの医療機関とスムーズに連携する「地域医療の安心なハブ」として貢献していきたいです。総合病院で診てもらうほどではないけれど、一般のクリニックに行くのは少し躊躇するようなケースもあると思いますが、当院がその間の受け皿になれたらと考えています。今後は大学病院などと連携をとって、患者さんを紹介し合ったり、臨床試験の手伝いをしたり、そういったことをしていきたいと思っています。

読者の方や皮膚科選びに迷っている方へメッセージをお願いします。

菅崇暢院長 鉄砲町かん皮ふ科クリニック6

皮膚の症状は日常のちょっとした不快感だけでなく、知らず知らずのうちにストレスにつながることも少なくありません。当院はお仕事の合間にも立ち寄りやすい立地にあり、患者さんの貴重な時間を大切にしたスピーディーで丁寧な診療を心がけています。日常の繰り返す肌荒れはもちろん、長年気になっているほくろやできものの診察、日帰り手術まで幅広く対応します。どんな些細なことでもいいので、気軽に寄ってもらえたらと思います。「こんなことで受診していいのかな」と思わずに、困ったことがあれば何でも相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪の治療/初診料2200円・再診料1100円、巻き爪の矯正(手技料含む)/4500円、巻き爪治療用剤(併用した場合の追加料金)/4000円